映画『電車男』あらすじとネタバレ感想

電車男の概要:『電車男』は、ネットの大型掲示板2ちゃんねる上に書き込まれたヲタクと美女の恋愛を基にしたストーリー。この純愛は日本中で話題となり、映画だけでなくドラマ・舞台などさまざまにメディアミックスされた。

電車男 あらすじ

電車男
映画『電車男』のあらすじを紹介します。

ある日、ヲタクの青年が電車の中で酔っ払った男に絡まれて困っている美しい女性を助けた。
その美女は助けてくれたお礼に、と青年にエルメスのペアカップを贈る。
青年はすぐにその女性に恋をする。エルメスのカップの御礼に食事に誘おうと思うが、どうしていいかわからない。青年は生まれてから一度も彼女ができたことがないため、以前から書き込みをしていた掲示板で恋の相談をする。

掲示板では、青年を「電車男」、美女を「エルメス」と呼び、二人の恋を実らせようと多くの住人がアドバイスをする。掲示板の住人は、引きこもり・看護師・サラリーマン・主婦などさまざま。

なんとか食事の約束を取り付けた青年は、掲示板でのアドバイスに従ってダサいメガネからコンタクトにし、髪型を変え、ブランド物の服を身にまとい、デートを無事遂行する。
何度かそうして会う内、青年は想いを打ち明けることを決意する。その後、すれ違いもありながらも、掲示板の住人達にも背中を押され、とうとう告白する。
エルメスは喜んで想いを受け入れる。
実は二人が出会ったのはあの酔っ払いから助けた日ではなく、それより前。エルメスが落とした定期を拾ったのが青年だったのだ。エルメスはそのことをおぼえており、そして好意を抱いていたのだ。

電車男 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2005年
  • 上映時間:101分
  • ジャンル:ラブストーリー、コメディ
  • 監督:村上正典
  • キャスト:山田孝之、中谷美紀、国仲涼子、瑛太 etc

電車男 ネタバレ批評

映画『電車男』について、感想批評です。※ネタバレあり

ありそうでなさそうなストーリー

電車男はヲタクである。今ではこれほどまでにあからさまなヲタクを見かけることはめったにないが、それでもヲタクなんてどこにでもいる。
だからこそ観客はこの主人公に共感できるのである。掲示板の住人もそうで、同じような境遇の人間がめったにない出会いをし、恋をしたから、まるで自分のことのように喜んだり、悲しんだり、怒ったりする。
しかし、エルメスのキャラは作り物のようである。助けてくれたお礼にエルメスのカップを贈るのもぶっ飛んでいるが、性格もすごい。どう見たってダサい男からデートに誘われて相手にする女性はそういない。こんな人いるのかと疑問に思う。
こんな心も顔も美しい女性とどこにでもいるような冴えない男の恋の話だから面白いのである。
どこにでもありそうな話ではここまでヒットしなかっただろうし、しかしあり得ないかといえばそうでもない。その絶妙な加減が好奇心を刺激するのである。

見事にヲタクになりきった山田孝之

『電車男』は、映画とドラマがほぼ同時期に始まった。ドラマ版では伊藤淳史が電車男を演じていて、はまり役だった。しかも伊藤淳史の場合は、このドラマをきっかけに有名になったと言ってもよく、それまでのイメージに左右されることなく「電車男」伊藤淳史をすんなり受け入れることができた。
しかし、山田孝之の場合、すでに名前の知られた俳優で、社会現象にもなった『世界の中心で愛を叫ぶ』のドラマ版に出演するなど、さわやかな青年のイメージが定着していた。
それだけに、あれほどヲタクになりきったのがすごいのである。服装や髪形、小物によるところも大きいかもしれないが、細かい仕草もそれらしくて、よく研究して演じているのがわかる。

電車男 感想まとめ

実話を基にしたストーリーで、舞台や書籍などで既にヒットしていただけに話題になったが、同時期にドラマ化されたにも関わらず興行収入37億にもなったのが驚きである。それだけ作品が話題になったというのもあるが、多数メディアミックスされた中で映画版が埋もれることなくヒットしたのは主演の山田孝之や中谷美紀によるところも大きいのではないだろうか。
おそらく、ドラマ版と比較しながら観る人も多かったのではないだろうか。ドラマ版は長いので、原作とはかけ離れたストーリー展開もあって、もう別のものとして観ても面白い。映画版は簡潔で、ストーリーも原作に忠実だし、ヒロインのエルメスを演じた中谷美紀は、実際のエルメスに似ているからキャスティングされたと言うことなので、それぞれの利点があり、比較しつつ観るといいかもしれない。

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