映画『トレーニング デイ』あらすじネタバレ結末と感想

トレーニング デイの概要:LAPBの麻薬取締課に配属となった新人刑事を、手負いの狼に鍛え上げたのは、あえて麻薬に溺れるベテラン刑事だった。デンゼルに初オスカーをもたらした実在する事件をベースを映画化。

トレーニング デイ あらすじネタバレ

トレーニング デイ
映画『トレーニング デイ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

トレーニング デイ あらすじ【起・承】

LAPBの麻薬取締課に配属となった新人刑事ジェイク(イーサン・ホーク)の相棒となったのは、ベテラン刑事のアロンソ(デンゼル・ワシントン)だった。
アロンソはジェイクに、か弱い子羊でいるか、獰猛な狼でいるのか、どちらかを選べといい、麻薬を押収した麻薬を吸わせ、麻薬取引現場に同行させる。

LAPDの麻薬取調課に正義はなく、過剰暴力、脅迫、証拠のでっちあげが横行し、街は無法地帯と化していた。
取引の現場を押さえるには、アロンソの様に敵になりすまし、時には敵と合法的に取引しなければ情報を得られない事もあった。

しかし自らの正義が頭をもたげるジェイクには、いまだそれが理解出来ない。
黒人街では、自分の利益に関係しない貧しいものたちを容赦なく暴力でけちらかすアロンソ。
ジェイクは、そんなアロンソに反して、見逃されそうなレイプ事件の被害者も助けようとして、アロンソのとばっちりを喰らう。。

ジェイクが、何よりも解せないのが、何故自分がアロンソにここまで荒療治を受けなければいけないか。その理由だった。
その理由の影には、アロンソの退職の日が一週間後に迫っている以上に、おそるべきヤマがあった・・・。

トレーニング デイ あらすじ【転・結】

アロンソは、引退前にヒトヤマ当てようとしたが、捜査の過程で大コケし、ロシアン・マフィアに脅されいた。
一週間以内に100万ドル用意しないと消される運命にあり、その期日の前日にジェイクが配属されてきたのだ。

物語は、長く見えるが、ジェイクがアロンソと行動を共にするのは、この通り僅か2日。
彼が退職する前日と、その当日。

100万ドルを用意する為に手段を選ばず、密売人を罠にはめ、現金を奪い取り、証拠隠滅のために殺そうとするアロンソ。
それを阻もうとするジェイクは、ロシアンマフィアの家に監禁され殺されかける。
が、偶然にも、その家はレイプ事件で助けた少女が、マフィアの少女だった為、ジェイクは九死に一生を得て、アロンソの悪行を止めにいく。

アロンソがマフィアとの取引に応じようと100万ドルを持っていこうとした、その時に、ジェイクはアロンソを拳銃で打ち抜く。

金を押収し、アロンソの元から立ち去るジェイク。
味方のいない黒人街で、わめきながら蜂の巣になり殺されるアロンソの姿が暗闇に映し出され映画は終わる。

トレーニング デイ 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2001年
  • 上映時間:122分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
  • 監督:アントワーン・フークア
  • キャスト:デンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク、スコット・グレン、エヴァ・メンデス etc

トレーニング デイ 批評・レビュー

映画『トレーニング デイ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

無法地帯でアロンソが考えていた事

映画の題材となったのは、LAPDに、はびこっていた汚職、恐喝、捜査の為の証拠隠滅及び、
でっちあげ、が横行していたランバート・スキャンダルは、いかにして起こったか、という事である。

アロンゾが配属されてきた時には既に無法地帯となりつつあったLAPDで、彼は、どう合理的に乗りきろうとしたか。
その方法は『ブラックリスト』における、ジェームス・スペイダー演じるレイモンド”レッド”レディントンにも似ている。

警察はどうせ取り締まれない。ならば、自分の力で『ビジネス』にしてしまえば、定年退職まで何とかなるのではないか、アロンソは、そう考えていたのだろう。

アロンソの最後にみる、暗黒街の勢力図の変化

しかし、アロンソのそんなプランは、綻びを見せる。
定年前に儲けようと大きなヤマに手を出したために、アロンソは100万ドルを期日までに用意しなければ、命がないとロシアン・マフィアに脅される。

しかもその期日前日に配属になったのは、杓子定規な正義を振りかざし、自分のビジネスを邪魔をするジェイクと来た。
これでは、ビジネスもなりたたない。

アロンソは、ジェイクを教育しようとするが、最後の最後、ジェイクはアロンソのやり方は、もう
暗黒街では通用しない事を判らせる。

それがアロンソが蜂の巣になって倒れるあの最後である。

この映画を境に役作りを変えたデンゼル

卓越した演技力と、着実な役作りで、主演のデンゼル・ワシントンは早くからオスカー候補に挙がっていた。
『マルコムX』で、実在した黒人指導者を演じた時に初めて候補に挙がり、それから主演男優賞に5回ノミネートされている点では、
ディカプリオを超えるのではないだろうか。

受賞したのが、今までの役柄を覆す悪役であり、これを境にデンゼルの役は、白とも黒ともつかぬグレーという役に、
磨きがかかってきたのが、素晴らしいともいえる。

トレーニング デイ 感想まとめ

監督のアントワーン・フークワにとって、デンゼルの作品は出世作とも言える。
この作品の他にも、監督は有名アクション俳優を起用し映画を撮影しているが、作品によって出来不出来の差が激しいのは、脚本や制作陣だけの問題ではないと思う。

デンゼル主演のこの作品や『イコライザー』は、確実にヒットを飛ばしているし、マーク・ウォルバーグ主演の『ザ・シューター/極大射撃』は、
彼が監督と知れ渡る前から隠れた名作扱いを受けていた。

その影にあるのは、主演俳優たちの役に対する入れ込みと努力の賜物だろうと思う。
同じ監督で、相棒ものでも『エンド・オブ・ホワイトハウス』は予算をつぎ込んで宣伝したにも関わらず大コケした。
それを考えると、映画は宣伝や予算でない事が判る。

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