『トランセンデンス』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

『ダークナイト』で人気監督の仲間入りをし、今やハリウッドで最も注目すべき監督になったクリストファー・ノーランが製作総指揮を努め、彼の映画で撮影監督を務めてきたウォーリー・フィスターの監督デビュー作となったSF映画。主演はジョニー・デップ。

あらすじ

トランセンデンス』のあらすじを紹介します。

天才科学者のウィル(ジョニー・デップ)とエヴリン(レベッカ・ホール)夫妻は、とあるイベントに参加し今後の人工知能・AIが世界に与える影響を演説した。しかし、イベント終了後にウィルは暴漢に腹部を撃たれ、彼の組織が所有していた各地の研究所で同時テロが起きていた。犯行声明によれば、犯人はLIFTという反科学組織で、ウィルが開発しているPITTという人工知能システムを妨害するための犯行だという。ウィルは受けた銃弾に仕掛けられていた罠で放射線中毒になり死亡するが、その直前、Ai技術を応用し、彼の意識を記録され、ウィルは意識だけがコンピューター上で生き続ける存在になった。ウィルはネット上を自在に動きまわり、エヴリンが掲げた理想を実現しようとする……。

評価

  • 点数:20点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★☆☆☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2014年6月28日
  • 上映時間:119分
  • ジャンル:SF
  • 監督:ウォーリー・フィスター
  • キャスト:ジョニー・デップ、モーガン・フリーマン、レベッカ・ホール、ポール・ベタニー、キリアン・マーフィ etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『トランセンデンス』について、4つ考察・解説します。※ネタバレあり

ウィルとは何者か?

ジョニー・デップが演じたウィルは、世界を把握して彼の思い描く「素晴らしい世界」を実現させようとしていましたが、なぜ彼は暴走し、エヴリンを傷つけてまで野望を実現させようとしたのでしょうか?これは、彼がネットベンチャー企業のメタファー、特にスティーブ・ジョブズをモデルにしている体と説明できます。物語の冒頭に登場する街・バークレーはピクサーの本社がある街で、ジョブズはピクサーのボスでした。ジョニデの風貌はジョブズにそっくりですから、これは間違いないでしょう。ネットベンチャー企業が暴走したらこうなるんじゃないかな〜?というスタンスで制作が進んだのではと思います。

本編前の謎の映像はなに?

あれは松竹とポニーキャニオンによる、ITに詳しくない観客向けに最小限の知識を持った上で鑑賞して欲しいという配慮です。あんまり効果ないと思いますけどね。

LIFTの金髪女性は何者?

彼女が半科学運動に見を投じた理由は作中で語られますが、それを活かした見せ場が無いため彼女が登場した意味がないんです。それがこの映画で最も残念なところですね。

なんで科学者たちが戦闘に参加してるの?

この映画の最大の謎にして、戦闘が絡むダメ映画にはよくありがちな現象がこの映画でも起きています。モーガン・フリーマンとポール・ベタニーが演じるのは科学者で、ウィルとエヴリンととても親しい間柄です。彼らはウィルの元からエヴリンを奪還するために彼らに施設に重装備で乗り込んできたり、遠くから砲弾を撃ちまくります。なんでそんなことするの?それは、この映画がダメ映画だから!仮に上記のメタファーに反対する人たちを象徴させているにしても、説明できてないからダメ。

まとめ

『トランセンデンス』はクリストファー・ノーランが製作総指揮、彼の映画の撮影監督が監督を務めたということで、世界中のSFファンが期待を寄せたのですが、残念ながら酷評の嵐です。
映像技術はたしかに素晴らしいんですが、演出が酷いこと、メッセージを伝えきれていないこと、登場人物の軸がブレブレなことがその原因ですね。はっきり言って退屈ですし、ノーランファンだからといって見に行く必要は絶対にないと言い切れます。ジョニー・デップファンが見ても楽しめるとは思えません。だって、ジョニデは表情がほとんど変わんないし、中盤からは画像として出演するんだから!なので、無理して友達に薦めないでください。

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