映画『トリコロールに燃えて』のネタバレあらすじ結末

トリコロールに燃えての概要:第二次世界大戦前後の欧州で不安定な社会情勢と自らの運命に翻弄されながらも、精一杯生き抜き愛し合った男女の出会いから別れまでを描く。大戦当時のパリで奔放に生きた女性をシャーリーズ・セロンが好演している。2004年公開のイギリス・カナダの合作映画。

トリコロールに燃えての作品概要

トリコロールに燃えて

公開日:2004年
上映時間:121分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ、戦争
監督:ジョン・ダイガン
キャスト:シャーリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、スチュアート・タウンゼント、トーマス・クレッチマン etc

トリコロールに燃えての登場人物(キャスト)

ギルダ(シャーリーズ・セロン)
父親はフランスで酒造業を営む大富豪で母親はアメリカ社交界の名士。両親が離婚したためギルダはアメリカで育った。少女時代に手相占いで“34歳から先が見えない”と言われ、その運命を信じている。奔放で魅惑的な女性。
ガイ(スチュアート・タウンゼント)
ケンブリッジ大学の貧乏学生だった頃ギルダと知り合う。大学卒業後は教職につき、共和党支持者となって反ファシズム闘争に参加。ずっとギルダを愛し続けている。
ミア(ペネロベ・クルス)
スペイン内戦で父親を殺され、弟を助けようとして片足が不自由になった。パリでストリッパーをしている時にギルダと出会い、彼女と同居する。ギルダと愛し合っている。
ビートリッヒ(トーマス・クレッチマン)
ドイツ軍の将校。第二次世界大戦中にパリでギルダと知り合い、彼女を情婦とする。

トリコロールに燃えてのネタバレあらすじ

映画『トリコロールに燃えて』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

トリコロールに燃えてのあらすじ【起】

1933年、イギリスのケンブリッジ大学。1年生のガイは大学の寮に入って勉強に励んでいた。ある嵐の夜、ジュリアン教授と付き合っているギルダという女性が守衛から逃れてガイの部屋へ迷い込んでくる。ガイは彼女を一晩泊めてやり、翌朝変装させて逃がしてやる。

ガイを気に入ったギルダは、週末のパーティーにガイを招待する。しかしギルダはその場におらず、慣れないセレブのパーティーでガイは飲み過ぎてしまう。夜中に帰宅したギルダは屋敷内で寝ていたガイと愛し合い、そのまま朝を迎える。しかし奔放なギルダはジュリアン教授と別れるつもりはなく、まじめなガイはショックを受ける。

ガイがギルダのことを忘れようとしていた矢先、彼女の母親が謎の死を遂げる。彼女を見舞ったガイに、ギルダはイギリスを離れると告げて旅立ってしまう。

しばらくはギルダから一方的に手紙が届いたが、1年後に音信は途絶え、月日は過ぎた。ガイは大学を卒業後教職につき、反ファシズム闘争に参加していた。そんな時、ギルダからパリで新生活を始めたから来てくれという手紙をもらう。ガイはすぐにパリへ向かい、ギルダと再会を果たして激しく愛し合う。

トリコロールに燃えてのあらすじ【承】

ギルダは現在カメラマンをしており、画廊のオーナーがパトロンだった。ガイは彼女の奔放さについていけないと感じて一旦は彼女から離れるが、ギルダを忘れることはできない。

ガイは教師を辞めてパリへ移住し、ギルダの助手となる。彼女の自宅にはミアというスペイン人の女性も同居していた。ミアは元ストリッパーで、現在はギルダのモデルをしている。そしてギルダの恋人でもあった。3人はこの不思議な同居生活を楽しむ。

1937年5月。スペインでは内戦が激化しており、ガイとミアは自分たちも何かしなければと感じていた。2人はスペインへ行く決意をして、そのことをギルダに告げる。ギルダは猛反対したが2人の意思は固く、3人は離れ離れとなってしまう。

1938年1月。ガイは共和党の兵士となりスペインの戦場にいた。ミアは共和党の医療施設で看護師として働いていた。2人はパリのギルダへ何通も手紙を出していたが、彼女から一切返事はなかった。

久々に再会したガイとミアは互いを労わりあうように結ばれる。しかし翌朝ミアを迎えに来てくれた医者の車は敵に爆破され、ミアは命を落とす。フランス革命記念日の夜、ギルダはガイからの手紙でミアの死を知り、涙を流す。それから数ヶ月後、共和党の戦力は崩壊し、ガイはフランスへ帰った。ガイはギルダに会いに行くが、彼女はガイを無視して行ってしまう。

トリコロールに燃えてのあらすじ【転】

1939年9月、ロンドン。ついに第二次世界大戦が始まる。ガイはイギリスの情報部で諜報活動をしていた。1944年の初めにはフランスへ渡り、レジスタンスと共に諜報活動を続ける。春には6年ぶりにパリへ帰り、表向きは会社員として諜報活動を始める。

ある日、ガイはレストランでドイツ将校のビートリッヒといるギルダを見かける。パリではナチスドイツの兵士たちが大手を振って歩いており、パリ市民は彼らに怒りを感じていた。ガイはギルダが近所で売女呼ばわりされていることを知り、彼女の様子を探る。

ガイはギルダがナチと付き合っていることが我慢できず、彼女の家へ押しかけ無理やり彼女を抱く。“一緒にパリを離れよう”とギルダを説得するが、彼女はガイを過去の人だと言い切る。失望したガイは、そのまま裏口から帰って行く。

ガイの行動は仲間に尾行されており、ガイは上司から今度ナチと付き合っているギルダに会ったら殺すと厳しく叱責される。しかしギルダはビートリッヒへの電話を盗聴し、ナチに捕まりそうになっていたガイのピンチを救ってくれる。ギルダは今もガイのことを愛していた。

トリコロールに燃えてのあらすじ【結】

ガイたち諜報員は敵の陣地に爆弾を仕掛けるという危険な任務を遂行する。その際に仲間が殺され、ナチに捕まった女性の諜報員はビートリッヒたちにひどい拷問を受けて命を落とす。命からがら教会へ逃げ延びたガイは、イギリスの病院へと送られる。

1944年8月。ガイはイギリス軍の少佐となっていたジュリアン教授と面会し、ギルダのことを聞き出す。ギルダは1年前に自らジュリアンを訪ね、諜報活動に協力したいと申し出ていた。ガイはギルダの本心を知り、彼女の身に危険が迫っていると感じてパリへ急ぐ。

パリでは市民たちも立ち上がり、ナチの兵士たちは次々と殺害されていた。ナチの情婦だと思われているギルダも近所の人々から迫害される。ビートリッヒはギルダの自宅を訪れ一緒にドイツへ行こうと言うが、彼女はそれを断る。その時、向かいの家から銃弾が撃ち込まれ、ビートリッヒが倒れる。そこへ男たちが乗り込んで来て、ギルダの目の前でビートリッヒの頭を撃ち抜く。残されたギルダはガイへの手紙を書き始める。

ガイはパリに向かっていた。しかしその頃ギルダは地下室へ監禁されていた。ビートリッヒに拷問を受けて殺された女性諜報員の兄だと名乗る男は妹の復讐を果たすため、ギルダにナイフを向ける。この時ギルダは33歳だった。

ようやくギルダの自宅へたどり着いたガイは、荒らされた家の中でギルダの手紙を見つける。ギルダは“自分の運命を知り精一杯生きる中で、自分が得たものはガイとミアの友情だけだった、私の気持ちに変わりはない、愛しています”とガイ宛てに書き残していた。ガイの脳裏に初めて会った日のギルダの笑顔が蘇る。

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