映画『月とキャベツ』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「月とキャベツ」のネタバレあらすじ結末

月とキャベツの概要:バンドのボーカルとして活躍していた花火だったが、解散後は音楽を離れ、1人でキャベツを育てながら生活をしていた。そんなある日、花火のファンだという少女のヒバナに出会う。彼女の明るさに救われた花火は、再び曲を制作するようになる。

月とキャベツの作品概要

月とキャベツ

公開日:1996年
上映時間:100分
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー
監督:篠原哲雄
キャスト:山崎まさよし、真田麻垂美、鶴見辰吾、ダンカン etc

月とキャベツの登場人物(キャスト)

花火(山崎まさよし)
伝説のバンド『ブレインズ』のボーカル。解散後、周囲の期待もあったが、曲を作成する事が出来ず田舎に引き籠る。1人でキャベツを育てながら生活している。
ヒバナ(真田麻垂美)
花火のファン。創作ダンスが得意。
理人(鶴見辰吾)
花火の知り合い。カメラマン。
木村(ダンカン)
花火の知り合い。音楽プロデューサー。

月とキャベツのネタバレあらすじ

映画『月とキャベツ』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

月とキャベツのあらすじ【起】

花火はキャベツを畑から採って来ると、紙が散らばったままの家の床に寝転ぶ。そして、徐に起き上がると、車を走らせた。ラジオから、伝説のバンドであり突如解散した「ブレインズ」についての話が聞こえてくる。ラジオのパーソナリティーは、バンドのボーカルである花火にソロデビューの噂もあったが未だに沈黙を守っていると話し、ブレインズの曲を紹介する。曲が流れる前に、苛立った花火はラジオを切る。

理人は家でブレインズのPVを見ていた。そこに、花火がキャベツを持ってやって来る。理人はこいつの新曲を待っているのだと軽口を言うが、いつまで待たせるのだろうねと他人事のように言うと、花火はテレビを消してしまう。

花火は音楽プロデューサーの木村と会う。新人を抱えているので俺の為に曲を書いてくれと頼まれるが、他人の為に書く気は無いと断る。木村は花火シーズンも終わっちまうぞと発破をかける。

夕暮れ時、花火が原っぱに車を停めてラジオを聞いていると、サイドミラー越しに踊る少女を見つける。少女は土手で優雅に踊っていた。花火はラジオを消すと、少女の踊りに合わせてハーモニカを吹く。すると、少女が花火に気付き、怪訝な表情で車の方へ歩いてくる。花火が邪魔をして悪かったと謝ると、少女は緊張で上ずった声で、バスに乗っていたらいつの間にかここに着いたと説明する。花火は戸惑いながら、ああと頷く。少女は明日のダンスコンクールの為に練習をしていたと言い、お財布をバスに置いてきたが、歩いて帰るから大丈夫だと明るく話す。そこへ、バスがやって来るのが見えた。少女に見つめられ、花火はお金を渡す。少女はどうやって返せばいいか問い掛けるが、あげると言って花火は車を走らせる。

月とキャベツのあらすじ【承】

夜、花火は家の中で、踊っていた少女の絵を描くと飛行機の形に折って飛ばした。煙草を吸って寛いでいると、少女がお金を返しに来た。少女はヒバナだと名乗り、花火の名前を知っていた。花火は苛立ちながら、なんでこの場所が分かったのか問い掛ける。ヒバナは花火のファンだから何でも知っていると話す。花火は追い返すが、ヒバナは家の外で歌を歌い出す。しばらくして歌が聞こえ無くなった為、花火が窓から外を見ると、ヒバナが庭に茣蓙を敷いて眠り出した。花火は苛立ちながらも、仕方なく家の中へと招き入れる。

朝、花火が起きるとヒバナはすでに起きており、彼女の明るく高いテンションに花火は苛立つ。花火が畑のキャベツに殺虫剤を撒いていると、ヒバナも付いて来て似合うねと笑う。ヒバナが見晴らしのいい丘があったと言って、奥の小路に行ってしまう。熊が出る危険があった為、花火は怒りながらも追いかける。小路を抜けると本当に丘があり、花火は驚く。少女は歌を歌いながら丘を歩く。花火も黙って丘を歩く。ヒバナは花火の歌を聞くと一緒に居るみたいでドキドキすると言い、花火は淋しがりやだと話す。花火が座るとヒバナも隣に座り、花火は押し倒される。ヒバナは花火の心臓の音を聞いていた。花火が戸惑っている内に、ヒバナは立ち上がり、いつか花火の歌で踊りたいと話す。花火がコンクールの結果を聞くと、予選落ちしたとヒバナは少し落ち込みながら返した。

ヒバナは錆びついた自転車を道で拾ってくる。自転車を直しながら、花火に居てもいいか問い掛ける。花火は家の人も心配するからダメだと言う。ヒバナは東京のレッスン上に通っている事になっているから大丈夫だと話す。花火はそれでもだめだと言い、帰れと怒鳴ってしまう。ヒバナは落ち込みながら、荷物を持って家を出て行く。

花火が家の中に入ると、怒った花火の似顔絵が黒板に描かれていた。それを見て笑った花火は、拾ってきた自転車に乗りヒバナを追いかける。そして、居ていいよと伝える。ヒバナは花火から自転車を奪うと、嬉しそうに自転車を漕いで行く。花火はその後ろを走りながら追いかけた。

月とキャベツのあらすじ【転】

ヒバナは花火とキャベツを食べる。蒸しあげてマヨネーズをつけただけだが、ヒバナはおいしいと喜ぶ。

庭の木の下に、音の鳴らない古いオルガンを2人で運ぶ。ヒバナは音の鳴らないオルガンなんて花火みたいと言い、早く新しい曲が聞きたいと話す。花火は、やりたくても出来ないのだと苛立つ。ヒバナは花火の曲は永遠に残っていると言うが、花火は鼻で笑いながら永遠なんて死んでから分かるものだと返す。

理人がスタジオで写真を撮っていると、木村が訪ねてくる。花火に渡して欲しい物があると言い、袋一杯のファンレターを渡される。理人はスイカを持って花火の家を訪れる。ヒバナは塀の上に座っており、理人に緊張で上ずった声で挨拶をする。

花火が理人と川で遊んでいると、傍でしゃがんでいたヒバナが倒れてしまう。花火達は部屋に布団を敷き、ヒバナを寝かせる。目覚めたヒバナは溺れた事があるから水が苦手だと話す。

夜、庭で花火がアコーディオン、理人がギターを弾き、3人で楽しい時間を過ごす。しばらくして、ヒバナは塀に上ると静かに月を見上げた。

次の日丘の上で、花火はヒバナに本当の名前は何ていうのか尋ねる。ヒバナは花火の傍に居る限りヒバナだと話す。花火はヒバナの為に昔の曲をハーモニカで吹く。ヒバナは曲に合わせて嬉しそうに踊った。

夜、花火は1人でピアノと向き合う。音を鳴らすとヒバナがやって来て、微かに頷く。次の日、花火はピアノを弾いた。ヒバナは体でリズムを刻みながら聞いていた。そして、立ち上がると、曲に合わせて踊り出す。花火はハミングしながら歌を歌う。

花火は家にあった紙を集めた。ヒバナが踊る絵だけ残し、全て燃やしていく。ヒバナはその火を見ながら、もうじき私の夏休みが終わると淋しそうに呟く。

ヒバナは塀の上で静かに月を見上げた。

夜、理人が家に居ると電話が掛かってくる。昨年のダンスコンクールの予選に出場した子の写真が欲しいと言われる。理人が棚を調べると、予選の写真をまとめたファイルがあった。その事を伝えると、明日取りに来る事になる。次の日、女性がやって来て、昨年予選を通らなかった子が今年大賞を取り、他に写真が無かったので助かると感謝される。理人が女性とファイルを見ていると、ヒバナの写真を見つける。女性はその写真を見ると顔色を変えた。

月とキャベツのあらすじ【結】

花火のピアノに合わせて、ヒバナは踊っていた。花火がピアノを止め続きの曲を悩んでいる間も、ヒバナは鏡を見ながら踊り続けた。庭に出ると、花火はギターを弾きながら続きの曲を悩む。ヒバナのダンスイメージにインスピレーションを受けながら作ろうとするが、上手くいかず止めてしまう。

花火とヒバナがキャベツ畑に居ると、ヒバナが突然家の方へ走り出す。花火が呼び掛けても止まらず、追いかけている間に雨が降ってきた。すると、ヒバナが突然崩れ落ち、花火は抱えるように運ぶと途中にあった小屋に入る。震えるヒバナの体を、自身の服を脱いで拭いてあげる。しがみついて泣き出すヒバナを、花火は抱きしめた。

花火は家で作曲をし、ヒバナもそれに合わせて踊る。曲が完成し2人は見つめ合うと、最初から演奏とダンスを始める事にする。そこに理人がやって来る。元気がなさそうな理人に花火はどうしたのか問い掛けるが、理人は元気だと明るく笑う。そして、天体望遠鏡を持ってきたと言い、3人でまだ明るい空を見上げる。理人は花火に六角レンチを持ってきてくれと頼むと、ヒバナに話しかける。今年も高校のダンスコンクールは賑やかだったが、1人だけ参加できない子が居た。その子は東京に来るはずだったが、北海道に大型の台風がやって来て、その子が待っていた川沿いのバス停が土砂崩れに遭ってしまう。その子が見つかった時、事故の前に聞いていたウォークマンのテープが繰り返し回っていた。その子の名前は五島日花里。理人はその子を昨年のコンクールで撮った事があると打ち明ける。そして、ヒバナに写真を見せる。そこにはウォークマンを部屋の隅で聞く、ヒバナが映っていた。ヒバナは俯きながらその写真を見ていた。理人は泣くのを耐えながら、出来る事ならずっと花火の傍に居て欲しいと頼む。ヒバナは、夏休みはずっと続かないからと呟き涙を零す。

理人は次の仕事があるからと帰る。ヒバナは塀の上から笑顔で見送る。

夜、ヒバナは花火が作曲した曲をピアノで弾いていた。そこに花火がやって来て、ヒバナを背中から抱きしめ、ヒバナに合わせてピアノを弾く。曲が終わると、ヒバナは花火の手を握り締める。花火はヒバナを抱きしめキスしようとするが、ヒバナは顔を背ける。花火が戸惑っていると、ヒバナは花火に口紅を塗って欲しいとコンパクトを渡す。花火は指に赤い口紅を付けると、ヒバナの唇にそっと塗っていく。ヒバナは花火の顔を両手で触るとキスをして抱き付き、花火の傍にはもう居られないのだと話す。花火は戸惑いながら何故なのか問い掛けるが、ヒバナはもう1度聞きたいと抱き付くだけだった。そして、ヒバナは体を放して、ありがとうと言うと部屋を出て行く。花火が後を追いかけると、ヒバナの姿は突然消えてしまう。空には満月が輝いていた。

理人は五島日花里の母親から手紙を受け取る。手紙には日花里の事が書かれていた。台風が来ている中、日花里は花火の歌を笑顔で口ずさみながら出掛けて行った。17歳の日花里には花火の音楽と花火への思い、そして、ダンスが人生の全てだった。そして、そのまま逝ってしまったと書かれていた。手紙には日花里の日記が同封されており、花火に渡して欲しいと託される。

日記には、花火への気持ちと月を見ながら頑張っているダンスへの思いなどが書かれていた。そして、日花里と花火は花の字が一緒で、日花里は花火が弾けたほんの一瞬の“ヒバナ”だと書かれていた。理人は日記を花火に持って行く。

夜、花火はピアノを弾きながら歌う。途中でヒバナが現れる。花火はヒバナのダンスを見ながら歌う事を続ける。花火が泣くのを耐えながら歌い終わると、笑顔のヒバナが居た。

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