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映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』の概要:鈴木建設の鈴木一之助は社長の座を退き、会長職に就任することになった。社員達がホールに集まり、一之助は皆の前で就任の挨拶をすることになった。だが、マイクの前に立った瞬間、頭が真っ白になって言葉が出てこなくなってしまう。

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映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』の作品情報

釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束

製作年:2007年
上映時間:114分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:朝原雄三
キャスト:西田敏行、浅田美代子、檀れい、谷啓 etc

映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』の登場人物(キャスト)

浜崎伝助(西田敏行)
鈴木建設営業三課に勤める社員。通称浜ちゃん。スーさんが行方不明になったことを心配しながらも、釣りを行うほど大の釣り好き。
鈴木一之助(三國連太郎)
鈴木建設・会長。通称スーさん。会長就任のスピーチで言葉が出てこなかったことにショックを受け、散歩中に行方不明になってしまう。義理人情に厚い性格。
木山珠恵(檀れい)
海蔵寺の跡継ぎ。保育園の先生。自然が壊れてしまうため、大野浜で行う予定のリゾート施設開発計画に反対している。兄がいたが、既に亡くなっている。
小田切昌平(高嶋政伸)
珠恵の恋人。写真屋の跡継ぎ。リゾート施設開発計画・反対運動のリーダー。

映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』のあらすじ【起】

鈴木一之助(通称スーさん)は鈴木建設社長の座を退き、会長職に就任することになった。鈴木建設営業三課の浜崎伝助(浜ちゃん)は、通常通り仕事をしようとしている同僚達を誘い、就任の挨拶をするスーさんの話を聞きにホールまで足を運んだ。だが、スーさんはマイクの前に立ったまま、一言も発さなかった。会場中でどよめきが起こる中、浜ちゃんは立ち上がり、スーさんの功績を称えるスピーチを行った。浜ちゃんの言葉を聞いた人々は感動し、皆スーさんに拍手を送って浜ちゃんと同じように功績を称えた。

浜ちゃんが家に帰ると、スーさんが待っていた。実はスーさんが壇上で立っていたのは感動したためではなく、頭が真っ白になって言葉が出てこなくなったからだった。スーさんは認知症の始まりではないかと思い悩んでいた。浜ちゃんと妻のみち子はスーさんを励ますが、スーさんは落ち込んだままだった。スーさんは浜ちゃんに壇上で助けてもらった礼を言い、肩を落としながら帰って行った。

スーさんが散歩に行ったっきり行方不明になってしまう。妻の久江はよく夫が行く場所があると運転手から聞き、そこに向かった。愛人の存在を疑うが、そこにあったのは浜ちゃんの家だった。久江は泣きながらみち子に、スーさんがいなくなったことを話した。会社の役員達は、会長の安否をしながらも仕事の対応に追われた。

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映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』のあらすじ【承】

会長職就任直後に失踪では外聞が悪いため、警察や親戚にもスーさんの件は相談することができなかった。久江の話を聞いた浜ちゃんは、自ら捜索に行くと名乗りを上げた。しかし、浜ちゃんは有給休暇が残っていなかった。しかも、浜ちゃんとスーさんが友人関係にあることは、会社の人は誰も知らず、スーさんのメンツのためにも言うわけにはいかなかった。皆で悩んだ結果、久江の甥の医師に偽の診断書を書いてもらい、病気で休むことになった。だが、その甥は産婦人科医だった。浜ちゃんとみち子は微妙な顔をするが、他に方法がなかったので、それを受け入れた。

浜ちゃんは日本中をしらみ潰しに探そうとしていたため、みち子がそれを止めて、スーさんがどこにいるか皆で考えることになった。すると、そこに浜ちゃんの息子の鯉太郎が帰ってくる。なんと昼間スーさんから連絡があり、元気だから心配しないでくれと伝言を預かっていた。鯉太郎はスーさんが行方不明だと知り、スーさんが掛けてきた電話番号の市外局番から、居場所を割り出した。それにより、岡山県にいることが分かった。

スーさんは海蔵寺の手伝いをしながら、その寺で暮らす木山親子にお世話になっていた。寺の1人娘である木山珠恵は素性の分からないお年寄りを泊めても大丈夫なのか心配するが、母の温子はお寺は困っている人を受け入れる場所だからと優しく微笑んだ。ある日、スーさんが珠恵と出掛けた先で、釣りをしている浜ちゃんを見かける。スーさんは他人の振りをして声を掛けた。浜ちゃんはしばらくそのまましゃべっていたが、スーさんの顔を見て驚きの声を上げた。

映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』のあらすじ【転】

浜ちゃんがスーさんと共に寺に戻って食事をしていると、珠恵の知り合いである小田切昌平が訪ねて来た。檀家が寺で集会を行うことに反対していると知り、居ても立っても居られず寺にやって来たのだ。温子は興奮している昌平を、檀家には話をつけておくからと言って宥めた。浜ちゃんが何の集会をするのか尋ねると、珠恵が答えた。大野浜と言う海岸で埋め立てを行い、リゾート施設を作る計画があり、その反対運動のための集会だった。なんと工事を請け負う会社は、鈴木建設だった。浜ちゃんとスーさんは顔を合わせ驚いた。スーさんは浜ちゃんに集会に顔を出すよう頼んだ。浜ちゃんは珠恵達の手前、嫌とは言えなかった。

珠恵は檀家のオジサン達から見合いの話を勧められていた。婿を取り、寺を継いでもらうのが目的だった。珠恵には兄がいたのだが、もうこの世にはいなかった。オジさん達は受けてくれるものだと思っていたが、珠恵は頭を下げ見合いを断った。オジさん達はもし跡取りがいないのなら、珠恵達に寺を出て行ってもらわなければいけない可能性があることを伝え帰って行った。

工事を反対する人も少なく、法律的にも違反している訳ではないため、大野浜での工事がスタートすることになった。昌平は座り込みを行ってはどうかと仲間達に進言した。仲間達が戸惑う中、昌平の友人の木村は賛同した。それに釣られ、昌平の意見に皆賛同しだした。それを見ていた浜ちゃんとスーさんは、どうすればいいか分からず戸惑いの声を上げた。その集まりの帰り、昌平は不安な気持ちを珠恵に吐露した。珠恵は自分が傍にいると励ました。実はこの2人は付き合っていた。昌平は珠恵にキスをして家の中に帰って行った。

映画『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』の結末・ラスト(ネタバレ)

スーさんは今までの経験から、今回の件に誰か黒幕がいるのではないかと考えた。スーさんは自分を助けてくれた温子達に恩を感じており、何か恩返しをしたいと考えていた。そこで、会社に戻ってその辺りの件を探してくれと浜ちゃんに頼んだ。後日、浜ちゃんは同僚達に出迎えられながら、元気に出社した。会社内で色々情報を探った結果、陰で今回の開発計画を取り仕切っている人がいることが分かった。それは、未だに岡山県内の政財界に大きな影響力を持っている渋谷剛三と言う男だった。浜ちゃんはそのことをスーさんに電話で報告した。

スーさんは珠恵に送ってもらい渋谷剛三宅に行くが、アポが無い人は取り次げないと門前で断られる。スーさんは名前だけでも伝えて欲しいと必死に頼んだ。しばらくして、秘書が慌てた様子で戻ってきて、先程までの非礼を詫びた。スーさんは特に気にした様子もなく、屋敷の中に入って行った。珠恵はその様子を、驚きに満ちた表情で見ていた。

昌平達は座り込みを行い、工事を阻んだ。しかし、工事作業員は強行突破を行い、昌平達が置いた看板の撤去を始めた。しばらく両者間で揉み合いになっていたが、作業員達は突然帰って行った。その時、自転車に乗った男が現れ、工事が完全に中止になったことを叫んで伝えた。昌平達は抱き合って喜んだ。その頃、鈴木建設の幹部達は驚きの声を上げた。工事が撤回になった理由は、さる大物財界人の鶴の一声によるものだった。

工事の反対運動を行っている人達で宴会を行っている中、昌平は珠恵にプロポーズした。珠恵は涙ぐみ思わず外に出て行ってしまう。昌平は木村に背中を押され、珠恵を追いかけると改めてプロポーズした。珠恵と昌平が抱き合っていると、木村達が現れ2人を祝福した。

珠恵はスーさんが、渋谷剛三に頼んでくれたお蔭で工事が中止になったことに気づいていた。スーさんと話し、感謝の気持ちを伝えた。スーさんは珠恵に見送られながら、東京に帰って行った。

3か月後。浜崎一家とスーさんは昌平と珠恵の結婚式に参列していた。そこで、スーさんはスピーチを行うことになった。スーさんがしばらく無言でいると、浜ちゃんが泣きながらスーさんの気持ちを代弁してスピーチを行った。スーさんはそれを憎々しげに眺めた。スーさんはただ、感動して言葉が出てこなかっただけだった。その後、浜ちゃんとスーさんは仲良く釣りを楽しんだ。

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