映画『Mr.タスク』あらすじネタバレ結末と感想

Mr.タスクの概要:ケヴィン・スミス監督が、自身のポッドキャストでの会話を元ネタにして制作に踏み切ったB級ホラーコメディ。原題は「Tusk」。ジョニー・デップの娘、リリー=ローズ・デップのデビュー作でもある。

Mr.タスク あらすじネタバレ

Mr.タスク
映画『Mr.タスク』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

Mr.タスク あらすじ【起・承】

ポッドキャスト番組「ナッシー・パーティー」を放送しているウォレスは、自分で足を切ってしまった「キルビル小僧」への取材のためにカナダにやってきた。
しかし、取材対象の少年は自殺しており、ウォレスは次のネタを探すハメに。

偶然入ったバーのトイレで興味深い広告を見かけたウォレスは、広告の主を訪ねる。
数々の冒険をしてきたという車いすの老人ハワード・ハウに会い、紅茶を飲みながら冒険話を聞いていたウォレスだったが、途中で意識を失う。

目覚めたウォレスは、ハワードから毒蜘蛛にかまれたと説明される。
近所に住む医者のドクター・ムシエに見せたが、命を救うために片足を切るしかなかったと告げられ、ウォレスの携帯電話は彼が壊してしまったと言われる。
異常な監禁状態に置かれたウォレス。

ハワードはウォレスの事を、かつて航海途中で遭難した時に救ってくれた、セイウチのミスター・タスクに改造しようとしていたのだ。
携帯電話を見つけたウォレスは、恋人のアリーと相方テディにSOSのメッセージを送る。

Mr.タスク あらすじ【転・結】

異変に気が付いたテディとアリーが、ウォレスの行方を必死に探し始める。
警察へ行ってもジョークではないかと疑われ、行方不明扱いになっただけで捜査をする様子もない。
しかし、元刑事のギー・ラポワンテを紹介される。
彼は23人以上の人間を手にかけた、シリアルキラーのハワード・ハウ、別名ムシエを追い続けており、テディとアリーに自分の推理を語る。

その頃、ウォレスはセイウチの“ミスター・タスク”に改造されてしまっていた。
ハワードの目的は、かつて殺してしまったセイウチと再び戦うことだった。
セイウチスーツを身にまとったハワードに戦いを挑まれ、彼を殺害するウォレス。

ラポワンテと共にウォレスを探していたテディとアリーは、ハワードの屋敷に到着するが、そこには変わり果てた姿のウォレスとハワードの遺体が。

・・・1年後。
動物保護施設で生活するウォレスの元を訪れる、テディとアリーの姿があった。
人間に戻れなくなったウォレスは、アリーの差し入れの生魚を食べ、去っていく2人の姿を見て涙を流した。

Mr.タスク 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:102分
  • ジャンル:ホラー、コメディ
  • 監督:ケヴィン・スミス
  • キャスト:マイケル・パークス、ジャスティン・ロング、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジェネシス・ロドリゲス etc

Mr.タスク 批評・レビュー

映画『Mr.タスク』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

笑えるホラー映画

人間をセイウチに改造する、という突拍子もない設定から、「ムカデ人間」のように残虐な内容で残酷描写が多めの作品を連想しがちだが、本作はコメディに近いホラー映画。
面白ければ何でもありの人気ポッドキャスト(インターネットラジオ)番組のキャスターのウォレスが、いかにも怪しげな老人ハワードを訪ねるのは、この手の映画好きなら「やっぱり」という展開。
その後、毒を盛られて片足を失うのも予想できる展開だろう。

ハワードが人の皮膚で作られたセイウチスーツを身にまとい、セイウチ人間に改造されたウォレスと謎の戦いを始めるのは衝撃的。
セイウチになりきったハワードが、最後にはスーツを脱ぎ捨ててセイウチの骨で殴り掛かるシーンをはじめ、何でもありなストーリーのようにも見えるが軸はしっかりしている。
車いす生活だったハワードが、途中から車いす無しで動き出すのはツッコミどころ。

予想外の大物俳優

エンドロールで名前は伏せられているが、ギー・ラポワンテを演じたのはカメオ出演したジョニー・デップ。
そしてジョニー・デップの娘、リリー=ローズ・デップがコンビニの店員役として出演している。

意外な大物出演者に驚かされるが、主演のジャスティン・ロングが中盤以降、ずっとセイウチ人間として出演しているのも強烈。
キルビル」などに出演しているマイケル・バークスが演じた、怪しい雰囲気だらけのハワードもいい味を出しているが、ウォレスの相棒テディ役にハーレイ・ジョエル・オスメントが起用されているのも面白い。

エンドロールの後まで目が離せない

笑えるホラー映画だが、序盤の「キルビル小僧」の動画など、時折登場する残酷描写にはゾッとさせられる。
セイウチに改造されているウォレスの姿が数秒間映るが、残酷描写が苦手な場合は見るに堪えないもの。

本作が作られることになったきっかけの、監督が運営しているポッドキャスト番組の音声が、エンドロールの途中から流れるのは聞き逃せない。
エンドロールの後に、食べ過ぎたことを後悔するラポワンテことジョニー・デップがちょっとだけ映るのが笑いを誘う。

Mr.タスク 感想まとめ

監督ケヴィン・スミスが運営しているポッドキャスト番組がきっかけとなり、Twitterで募集を募ったところ、大きな反響があって製作が決定したという、インターネット社会の現代ならではの作品。
マイケル・バークスが出演した映画「キルビル」にちなんで「キルビル小僧」という動画を作ったり、鬼才コーエン兄弟の作品「ビッグ・リボウスキ」を引き合いに出すなど、スパイスが効いた作品でもある。

リリー=ローズ・デップのスクリーンデビュー作でもあり、父ジョニー・デップとの共演も果たしている。
本作のきっかけになった「宿泊代を無料にする代わりセイウチスーツを着てほしい」という、ウソの広告を監督に教えたクリス・バーキンソンも、少しだけ出演している。

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