映画『通学途中』あらすじネタバレ結末と感想

通学途中の概要:2015年の日本の恋愛映画。スマホ小説の通学シリーズの映画化作品。名門校に通うユキが失恋に傷つき同級生の優しい青年に心を奪われていく爽やかで激しい恋愛作品である。

通学途中 あらすじネタバレ

通学途中
映画『通学途中』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

通学途中 あらすじ【起・承】

ユキはこの辺りでも名門の西高に通っている。
彼女の母は病院の院長であり、彼女も医者になるよう育てられていた。
そんな、彼女の趣味は絵を描くことである。
美術部にも所属しているが、ハシバ君のように賞を獲るほどの腕前という訳でもなかった。

ユキの楽しみ。
それは学校から塾までの時間によるコンビニだ。
このコンビニには毎日レジをしている学生がいる。
ユキは彼が好きだった。

ある日彼女はコンビニで彼と話すことが出来た。
そこで自己紹介をしあって、彼の名前がキョウスケだと知る。
しかし喜びもつかの間。
彼女だというユカを紹介された。
彼女はなんとか絵顔でやり過ごすのに必死だった。

逃げるようにコンビニを後にすると、後ろから呼び止められた。
ハルと言う爽やかな青年で、同じくレジを担当しているキョウスケの親友だった。
ハルは自分にも好きな子がいるから気持ちがよくわかると連絡先を教えてくれて、応援してくれた。

失恋をしたユキは帰り道ハシバを見つける。
ハシバがある古めかしい家に入っていったのを見たユキは、思わず後を追って家に入ることに。
中は薄暗く恐怖を感じたユキ。
するとそこにハシバが現れた。

ハシバは、「ここは自分の家だから大丈夫だ」とユキを二階まで連れていってくれた。
部屋はアトリエになっていて、壁には描きかけの宇宙の絵が広がっている。
ハシバの絵が好きなユキは感動した。
ハシバはあと2ヶ月で転校する予定なのだという。
そのため2ヶ月でこの絵を仕上げたいのだと。
ハシバはユキに自分がいる間はいつでも来て良いと言った。

その後、ユキはほぼ毎日のようにハシバの家に通った。
二人の時間は楽しく、失恋を忘れさせてくれた。
ある日ハシバはユキにキスをした。
気が動転したユキはその場を逃げ出す。
そしてコンビニに向かった。

コンビニでキョウスケに告白をしたユキ。
そこにたまたまユカが現れた。
逆上したユカは、二度とキョウスケに近づくなとユキをなじる。
店にユキを追ってきたハシバが到着した。
「俺のせいでごめん」と謝るハシバに、ユキはまた逃げ出した。

その後ハルに呼ばれたユキはコンビニに行くが、欠勤者の代わりに突然シフトに入ったキョウスケがいた。
何も知らないハルは二人の気まずさに気がつかない。
するとまたユカが来た。

ユカはユキを人通りのない場所に連れていくと、頼んでおいた強面の男たちに、ユキを脅させる。
そこに止めに入ってきたのがハシバだった。
ハシバはボコボコにやられ重症を追う。
急いで病院に運ばれた。
何とか一命はとりとめたが、彼の腕は大ケガをした。
右手なので筆も握ることが出来ない。
ショックにうちひしがれるユキ。

通学途中 あらすじ【転・結】

下校時間。
出てくるハシバに謝っているユカの姿があった。
「申し訳ない!」と何度も頭を下げている。
そしてユキを見つけるとユキにも謝ってきた。
「もう大丈夫だから」と帰ろうとしたら、キョウスケとも別れて友達も離れてしまったとユカがいった。
放っておけないユキは彼女を家に招く。
そこで話を聞いてあげた。

その日以来、ユカとユキは会って話をするようになっていく。
優しいユキはキョウスケに未練が残るユカのために、キョウスケを呼んであげた。
そして二人はやり直すことに決める。
まだキョウスケへの気持ちが残っていたユキは、寂しくもあり涙を流すがその足でハシバの家に向かった。
ハシバは優しく受け止めてくれる。

ハシバが転校した。
心にぽっかり穴が空いたユキは、医大へ向けて勉強することで何もかも忘れた。
しかし思い立ちハシバのあの家へ向かう。
部屋に入ると見たことの無い絵があった。
ユキの肖像画だった。
そこには手紙がついており
新しい住所と会いに来たくなったら来てほしい。
自分はいつでもユキに会いたいと綴られていた。

急いで電車に飛び乗り、ハシバに会いに行く。
駅に着いて外に出るとハシバの後ろ姿があった。
大声で名前を叫ぶユキ。
振り向いた彼に走りよるユキは飛び付いた。
ハシバの恋は報われたのである。

数年後、ユキの代わりに医大に入ったハシバ。
二人は幸せに暮らしている。

通学途中 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:80分
  • ジャンル:ラブストーリー
  • 監督:川野浩司
  • キャスト:中川大志、森川葵、藤本泉、赤楚衛二 etc

通学途中 批評・レビュー

映画『通学途中』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

やりすぎの感あり

通学シリーズと題して「通学電車」と人気の本作品。
「通学電車」とは違うところをあげるとすると、若干のやりすぎ感である。

キョウスケの彼女のユカが、ユキに痛い目を見せるために柄の悪い男を用意しているとこころが例えの1つだ。
暴力的な描写は必要かどうかというところであるが、このジャンルにはユカの性根の悪さは無用である。

ユカの友達や彼氏はどうみても人の良さそうなキャラクターであるし、彼女の裏の姿を導入することで周囲の良くできた関係性までが壊されてしまったという感じがする。
暴走族あがりでもあるまいし、あのようなやり方で脅すのはもってのほか。
あそこまでユカを悪者設定にしなくとも問題無かったのではないかと思う。

優等生の恋

本作品は優等生同士の恋愛をモチーフにした映画である。
結局冷めた見方をすると分相応が一番なのか?とも思わされる。
ユキは明らかにユカ達と違うわけではないが、頭も良いしお金持ちの娘と言うことで登場人物達から一線置かれている人物だ。
それにより孤独感を描いて同級生のハシバとの恋を実らせるという、典型的なお嬢様恋愛映画とも言える。

しかしそれにしてはユキの魅力が薄く、中々彼女に感情移入することが難しいのだ。
ハシバのように格好良い人物に対して、あまりに平凡で可愛らしさも無い。
このような作品は女性のファンが多いわけであるから、女性うけするような女優をキャスティングした方が無難であったように思う。

通学途中 感想まとめ

面白いシリーズ映画が登場したものである。
最近の作品にしては珍しく丁寧に細部まで描かれている印象が強い作品。
高校生物語だからといってバカにしているととんでもない。
とても楽しめてしまうのだ。

だが女性に限りではある。
男性にはうけないだろう。
基本的に男性が格好良く描かれた王子様映画であるので、くだらなく思えてしまう人も少なくないはずだからである。

この作品のシリーズ化はどんどん人気になる可能性がある。
是非映画界に新しい風を吹かせて欲しい。

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