映画『うなぎ』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『うなぎ』のネタバレあらすじ結末

うなぎの概要:浮気した妻を殺して嫉妬に狂った男は、何も語らず全てを聞いてくれるうなぎに心を開く。そんな男の再出発と、トラブルメーカー達との愛の溢れる喜劇。今村昌平監督の代表作。

うなぎの作品概要

うなぎ

公開日:1997年
上映時間:117分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:今村昌平
キャスト:役所広司、清水美砂、柄本明、田口トモロヲ etc

うなぎの登場人物(キャスト)

山下拓郎(役所広司)
真面目な中年サラリーマンだったが、妻の浮気を目撃し刺し殺してしまう。模範囚として過ごした後、理容師として再出発。人間を信用しておらず、うなぎだけが心の友。
服部桂子(清水美砂)
金融会社の副社長。自殺未遂したのを山下に助けられ、山下に惹かれていく。会社の社長とは愛人関係にある。
高田重吉(佐藤充)
山下の床屋の隣に住む船大工。山下のことを気に入っており、よく一緒にうなぎ漁に行く。
高崎保(柄本明)
山下の刑務所時代の友人。出所後、山下の幸せそうな姿に嫉妬をして山下への執拗な嫌がらせをする。

うなぎのネタバレあらすじ

映画『うなぎ』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

うなぎのあらすじ【起】

サラリーマンである山下は、妻の恵美子が浮気をしているという手紙を何度も受け取る。そこには、山下が釣りに行った日に恵美子が他の男を連れ込んでいると書いてある。ある日山下は妻を試すため、早めに釣りから引き上げ自宅へと帰る。

自宅へと帰った山下の家の前には、手紙に書いてあった通りの車が駐車している。山下が外から中の様子を伺うと、恵美子が見知らぬ男とセックスをしていた。それを見て怒り狂った山下は、ナイフで男と恵美子を刺してしまう。

妻を殺した後、山下は驚くほど冷静に、そして鼻歌を歌いながら警察署へと向かう。警察署へ着くなり山下はあっけらかんと自首するのだった。

常に礼儀正しい山下。8年間の刑務所暮らしを模範囚として過ごし、2年間の仮出所期間を得る。

刑務所を出る時、看守が刑務所内で飼っていたといううなぎを山下のもとへと持ってくる。山下は、話を聞いてくれるからという理由でうなぎを大事にしていたのだ。

服役中に理容師の資格を得た山下は、理髪店を始めようとしていた。そして、かつての恩師に場所などを手配してもらうのだった。

うなぎのあらすじ【承】

事あるごとにうなぎに話しかける山下。山下にとってうなぎとは、人間と違って嘘をつかない心の友だったのだ。

着々と床屋のオープンに向けて準備をする山下。地元の人達に色々と話しかけられるのだが、無愛想な態度の山下。まるでうなぎしか信用していないみたいだった。

ある日、山下はうなぎの餌を採りに川へと向かう。すると、そこに一人の女が倒れていた。一瞬妻の残像がよぎる山下。女は服毒自殺を図った末に倒れていたのだったが、通報した山下と地元住民のおかげで助かった。

山下が助けた服部桂子という女が御礼の為に山下のもとを訪れる。桂子は山下のお手伝いをしたいと願い出る。

徐々に軌道に乗り出した山下の床屋。地元の住民にとってはなくてはならないお店になっていた。そして、桂子もお店にいなくてはならない存在になっていた。隣の家の船大工である高田はそれを見て、まるで夫婦のようだと言う。しかし、山下はそれを良いようにはとらないのだった。

地元の住民の一人である斎藤は、UFOを呼ぶために山下と一緒に河原にいる。山下は斎藤に、人間の友達を作るのが怖いのだろうと言う。すると斎藤は、うなぎを好きなのも一緒でしょうと返答するのだった。

うなぎのあらすじ【転】

ある日、清掃業者が山下の店を訪れる。そこには共に服役していた仲間の高崎がいた。地元の住民に素性を隠していた山下は、自分の過去が知られてしまうのではないかと心配し始める。

山下のお店に、桂子の友人だという堂島という男がやってくる。桂子が堂島に迫られている様子を心配そうに見る山下。その晩、高崎が山下のお店を訪れ、桂子に山下の素性を明かすのだった。

ある日、高崎から手紙を受け取った山下。そこには、人を殺していながら呑気に女と暮らしている山下を非難するような内容が書かれていた。恩師のもとを訪れた山下は、高崎がすでに故郷へと帰ったという知らせを受ける。

桂子は山下に、高崎に全てを聞いたと言う。なぜ妻を殺したのかを聞く桂子に山下は何も答えず、もう帰ってくれと怒鳴るのだった。

何度も山下から拒否される桂子は、それでも山下のもとを離れようとしない。そんなある日、桂子は愛人である堂島との間に子供を妊娠してしまった事を知る。

いつものようにうなぎ漁へと出た山下と高田。そこで高田は山下に、高崎が嫌がらせのために書いた貼り紙を見て山下の過去を知ったと言う。そこで山下は全てを打ち明けるのだった。

うなぎのあらすじ【結】

しばらく姿を消してしまった桂子。山下は、自分が全てを打ち明けた為にいなくなってしまったのだと思っていた。

桂子は堂島金融という会社を訪れる。そこは愛人の堂島の会社であり、桂子はそこの副社長だったのだ。桂子は親名義で貸していた3000万円を会社から引き出すのだった。

高崎が山下の床屋を訪れる。高崎は山下の事を非難し続ける。そこで取っ組み合いの喧嘩になる二人。そして山下は、高崎から桂子が妊娠している事を知らされるのだった。

桂子のことを探しに山下の床屋を訪れた堂島と弁護士。そこへ、桂子と地元住民達がやってくる。堂島は桂子に、金を返せと言う。しかし桂子は、それは母お金だから返さないと言い張る。みんなが暴力に訴えかけ、その場が荒れてしまう。そこで桂子が妊娠していることを知る堂島。山下は、子供は自分の子だ、と叫ぶのだった。

桂子のお金は母のお金ということで桂子のもとへと返却された。暴力を振るった地元住民達は軽い注意で済んだ。しかし、仮釈放中の身であった山下は再び刑務所へと収監されることになる。

夜の川で山下はうなぎに、お前と同じように見知らぬ子供をこれから育てるのだ、と語る。そして、うなぎを川へとかえすのだった。

収監の日、桂子のもとを訪れた山下。丈夫な子供を産んでくれ、と言って車に乗り込む山下。子供と一緒に待っていると返事をする桂子。そして、山下は刑務所へと向かうのだった。

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