映画『ベルベット・ゴールドマイン』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ベルベット・ゴールドマイン」のネタバレあらすじ結末

ベルベット・ゴールドマインの概要:新聞記者アーサーは、70年代に一斉を風靡したブライアン・スレイドの現在の行方を探る。ブライアンの大ファンだったアーサーは、ブライアンの足跡に自身の過去を投影しながら、かつてのスターの真実に迫っていく。70年代カルチャー満載の青春音楽映画。

ベルベット・ゴールドマインの作品概要

ベルベット・ゴールドマイン

公開日:1998年
上映時間:124分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春、音楽
監督:トッド・ヘインズ
キャスト:ユアン・マクレガー、ジョナサン・リス=マイヤーズ、クリスチャン・ベイル、トニ・コレット etc

ベルベット・ゴールドマインの登場人物(キャスト)

ブライアン・スレイド(ジョナサン・リース・マイヤーズ)
グラムロックのスーパースター。派手な衣装に身を包み、マックスウェル・デイモンという架空の人物になりきってパフォーマンスする。
カート・ワイルド(ユアン・マクレガー)
ミシガン出身のロック歌手。過激な演出で人気を博す。
アーサー・スチュアート(クリスチャン・ベール)
ニューヨークで暮らすヘラルド社新聞記者。ロンドン出身で、10代の頃はブライアンに心酔していた。
マンディ・スレイド(トニ・コレット)
ブライアンの妻。ブライアンを無名時代からずっと支え続けている。
ジャック・フェアリー(ミッコ・ウェストモアランド)
ロンドンのグラムロックブームの先駆者。ゲイで退廃的な女装をしている。
セシル(マイケル・フィアスト)
ブライアンの最初のマネージャー。
ジェリー・ディヴァイン(エディ・イザード)
大物芸能プロデューサー。ブライアンをスターに育て上げる。
シャノン(エミリー・ウーフ)
ジェリーの事務所の新人スタイリスト。次第にマネージャーとしての頭角を現す。
トミー・ストーン(アラステア・カミング)
1984年現在、人気絶頂のポップスター。政府主催の文化復興支援運動の後援を受けている。
オスカー・ワイルド(ルーク・モーガン・オリバー)
実在の大詩人。赤ん坊の時、宇宙船によってダブリンのワイルド家の前に置き去りにされる。

ベルベット・ゴールドマインのネタバレあらすじ

映画『ベルベット・ゴールドマイン』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ベルベット・ゴールドマインのあらすじ【起】

1854年のダブリン。ある夜、光り輝く宇宙船が、一人の赤ん坊をワイルド家の軒先に置き去りにして去る。赤ん坊の服には緑色の宝石のブローチが留められていた。オスカーと名付けられた赤ん坊は、後に大詩人オスカー・ワイルドとなる。7歳のオスカーは、将来の夢はポップスターだと語る。

1954年。幼少時、ジャック・フェアリーはいじめられっ子だった。ある日、悪童達に引き倒された際に、土に埋もれていた緑色の宝石のブローチを見つける。ジャックはブローチを身につけた時から自身が同性愛者であることに気づき、女装し始める。

グラムロック全盛期の1974年のロンドン。ポップスターのブライアン・スレイドに心酔するアーサー・スチュアートは、ブライアンのコンサートに来ている。アーサーは、会場内で不審な人物に気づく。不審者はステージ上のブライアンを撃つ。撃たれたブライアンは血を流して倒れ、会場内は騒然となる。

ブライアンが射殺されたとのニュースに、ロンドン中がショックを受ける。後に、この暗殺は狂言だったと判明する。ブライアンは、暗殺は名声のために自分で仕組んだものだと告白する。ファンや他のアーティスト達はブライアンを非難し、ブライアンの人気は急激に落ちていく。

1984年のニューヨーク。アーサーはニューヨークでヘラルド社の記者になっていた。アーサーは上司から、現在は消息不明のブライアンについての記事を書くよう押しつけられる。
巷では、トーマス・ストーンという歌手が大流行しており、街中のディスプレイでストーンのコンサートが放映されている。

ベルベット・ゴールドマインのあらすじ【承】

アーサーは、ブライアンの元マネージャーのセシルを取材する。ブライアンの半生がセシルによって語られる。

1960年代モッズブームに乗っていたブライアンは、故郷バーミンガムに嫌気が差してロンドンへ越す。ブライアンは、ロンドンで出会った妻マンディに支えられ歌手活動を続けるが、一向に芽が出ない。ナイトクラブで歌うブライアンを見たセシルは、ブライアンに稀有の才能を確信し、マネージャーになることをブライアンに申し出る。

ブライアンはある野外フェスティバルに出演するが、野次馬に散々に罵倒されて落ち込む。人気ロック歌手カート・ワイルドが、同じフェスティバルに参加している。カートのカリスマ性溢れる過激なステージに、ブライアンは完全に圧倒される。ブライアンはマンディに、カートのようになりたいと話す。

ブライアンは方向性を変え、派手な衣装とメイクに身を包み、マックスウェル・デイモンという架空のアーティストになりきる。ある日、大物プロデューサーのジェリー・ディヴァインがブライアンをスカウトしに来る。セシルを捨ててジェリーと契約を結んだブライアンは、一躍スターとなる。

1984年。アーサーはマンディを取材している。現在マンディはブライアンとは離婚しており、二人は7年間音信不通である。マンディはアーサーに、ブライアンとの出会いから別れまでを語る。

1969年の大晦日の夜。ロンドンのとあるディスコで、ブライアンとマンディはお互いに一目惚れする。交友関係が広いマンディは、ブライアンにジャックを紹介する。両性愛者のブライアンは、ジャックとも恋愛関係になる。ジャックに代わり、ブライアンが緑色の宝石の持ち主になる。

70年代のロンドン。ブライアンの人気は確固たるものになる。ジェリーは事務所を拡大し、新人スタイリストのシャノンを雇う。ブライアンは全米ツアー中に、長年の憧れの存在であるカートに会いに行く。カートはすっかり落ちぶれて無職になっていた。ブライアンとカートは一目で恋に落ち、ジェリーは二人を組ませることを計画する。

ホモセクシャルな関係を公にしていることも相まって、ブライアンとカートは絶大な人気を誇る。ブライアンの心は次第にマンディから離れていく。ある日、ブライアンとカートは誰にも知らせずに突如休暇を取り、二人は姿をくらませて旅に出る。

ベルベット・ゴールドマインのあらすじ【転】

ジェリーは、カートの才能に見切りをつけて契約を切る。カートは荒み、ブライアンとカートの関係に次第に亀裂が入る。二人は喧嘩別れをし、カートは一人でベルリンへ渡る。路頭に迷っていたカートに、ある夜ジャックが声をかける。

この時期にブライアンは狂言暗殺を仕組み、スターとしての勢いは失墜する。落ち目のブライアンは薬物中毒に陥り、堕落した日々を送る。ブライアンに失望したマンディは離婚を切り出す。

自然体の自分を家族から拒絶されたアーサーは、単身ニューヨークに渡る。アーサーは新しい文化に触れ、自由を謳歌する。気鋭のバンドと知り合いになり、ライブハウスに出入りするようになる。

カートはベルリンでジャックとレコーディングをし、ロンドンで単独初公演を行う。カートの招待を受けてコンサート会場へ訪れたマンディは、人目を避けるようにして佇むブライアンを見つける。ブライアンはカートのステージに見入っている。

1984年のニューヨーク。アーサーは、自室で調査を続けている。アーサーはブライアンの改名照会の結果から、ブライアンの本名がトーマス・ブライアン・スレイドだと知る。ふとテレビに目をやると、トーマス・ストーンの会見が映っている。アーサーは、トーマスの隣にいるマネージャーがマンディから聞いたシャノンの人相と一致することに気づき、トーマスは失踪したブライアンの現在の姿だと悟る。

アーサーは急いでヘラルド社に戻り上司にスクープを報告するが、上司は理由も告げずにブライアンに関する企画をボツにする。

ベルベット・ゴールドマインのあらすじ【結】

1975年のロンドン。カートの初公演に、アーサーも音楽関係者として訪れていた。カートは偶然に目があったアーサーを気に入り、二人はライブハウスの屋上で一夜を共にする。1854年にオスカーを置いて飛び去った宇宙船がどこからともなく現れ、二人の頭上に煌めく光を降らしながら遠ざかっていく。

1984年、アーサーはトーマスのコンサートに報道プレスとして足を運ぶ。公演後、アーサーはファンに囲まれているトーマスにブライアンとの関係を尋ねるが、マネージャーのシャノンが質問を打ち切る。

会場近くのバーで、アーサーは同じくストーンのコンサートに来ていたカートに遭遇する。カートはアーサーを全く覚えていない。アーサーは、カートにブライアンの失踪後の行方について尋ねるが、アーサーは何も知らないと答える。

カートは、おもむろに上着のポケットから緑色の宝石を取り出す。ブライアンとカートが幸せの絶頂にあった頃、逃避行先でブライアンはカートに宝石にプレゼントした。カートは、次は君の番だとアーサーに宝石を手渡す。アーサーの回想の中で、若いカートとアーサーが、朝やけを背後に楽しそうに戯れている。

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