映画『V/H/S シンドローム』あらすじとネタバレ感想

V/H/S シンドロームの概要:2012年に製作され、POV形式で撮影されたオムニバスホラー映画。それぞれの作品につながりは無く、独立した5本の短編映画を、テープを探しに来た少年たちを描いた作品を軸に進んでいく。

V/H/S シンドローム あらすじ

V/H/S シンドローム
映画『V/H/S シンドローム』のあらすじを紹介します。

『TAPE56』

素行の悪い4人の若者たちが、“見ればわかる内容”の1本のVHSテープを取ってくるという怪しいアルバイトに飛びついた。
侵入した1軒屋では老人の遺体が放置されていたが、高額のバイト料目当てにそのままテープ探しを始める。
老人の遺体と同じ部屋に取り残されたメンバーの1人は、ビデオカメラ片手にデッキにテープを見始めるのだが、次々に仲間が姿を消していく。

『AMATEUR NIGHT』

カメラが仕込まれたメガネを仲間から渡されたクリントはクラブに行くが、未経験で奥手な彼はまともに会話ができない。
そんなクリントに怪しげな女の子が声をかけてきた。
お酒とドラッグでハイになった仲間2人はナンパしたリサと不気味な女の子を連れてホテルに戻るが、彼女が怪物とになってクリントたちに襲い掛かる。

『SECOND HONEYMOON』

西部の田舎町に旅行に来たサムとステファニーだったが、清潔とは言い難いホテルにステファニーは不機嫌。
その夜、不気味な女の子がヒッチハイクを頼めないかと部屋を訪れるが、彼らは断る。
深夜にその女の子が部屋に侵入、お金を盗んだり嫌がらせをして出て行った。
それに気がつかず旅を続ける2人だったが、次の日の真夜中に再び侵入者が現れる。

『TUESDAY THE 17TH』

サマンサ、スパイダー、ジョーイは友人のウェンディに誘われて湖近くの森にキャンプにやってきた。
だがウェンディは「みんなここで死ぬ」と不吉なことを言い出す。
やがてひとり、またひとりと友人たちが謎の死を遂げる。

『THE SICK THING THAT HAPPENED TO EMILY WHEN SHE WAS YOUNGER』

遠距離恋愛中のエミリーとジェームズがビデオチャットをしていると、部屋の中で謎の物音と子供のようなものが見える。
怯えたエミリーは体調を崩し、ジェームズとビデオチャットをしながら部屋の中を確認していると、恐ろしいことが起こり始める。

『10/31/98』

ハロウィンパーティーに出掛けた4人の青年たちが、パーティー会場と間違えて入った家の中で奇妙な現象に遭遇する。
そして謎の儀式を見てしまい、怪我をした少女を連れ出して病院に向かおうとするが、ポルターガイスト現象と無数の手に襲われてしまう。

V/H/S シンドローム 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:116分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:アダム・ウィンガード、デヴィッド・ブルックナー、タイ・ウェスト、グレン・マクエイド、ジョー・スワンバーグ、レイディオ・サイレンス
  • キャスト:カルヴィン・リーダー、レイン・ヒューズ、ケンタッカー・オードリー、アダム・ウィンガード etc

V/H/S シンドローム ネタバレ批評

映画『V/H/S シンドローム』について、感想批評です。※ネタバレあり

新しいタイプのホラー映画

それぞれ別の監督、スタッフ、キャストでタイプの違う6本のPOV形式ホラーを1つの映画にするという新しい設定の作品。
アダム・ウィンガード監督の『TAPE56』が全ての軸となっていて、VHSならではのノイズや青年たちが撮ったと思われるポルノ映像のザッピングが混ざりながら、徐々にホラーな展開へと進んでいく。
遺体を見つけても平気で同じ部屋にいる青年たちはツッコミどころだが、時々いなくなる老人の遺体に驚かされることも確かだ。

グロテスクな描写が多いオムニバス作品

デイヴィット・ブルックナー監督の『AMATEUR NIGHT』に出てくる、怪物に変身する女の子は「I like you」としか言わずに怪しい雰囲気丸出しで、怪物の姿もいかにも作り物。
タイ・ウェスト監督の『SECOND HONEYMOON』は、真犯人がステファニーとその彼女だったというオチが急展開すぎる。

グレン・マクエイド監督の『TUESDAY THE 17TH』と、ジョー・スワンバーグ監督の『THE SICK THING(略)』は、残酷描写が特に多い。
ビデオチャットの後ろに何者かがいたら怖いという恐怖と、遠距離恋愛中の恋人がまさか近くにいるとは思わないという意外性がある『THE SICK THING(略)』だが、UFOネタなのか陰謀ネタなのか、微妙なラインで止めてしまっているのが怖さを半減させている。
しかし、腕のしこりが気になって傷つけるという様子や、最終的に精神面に問題があったとされてしまう怖さ、別のターゲットもいるというオチはゾッとさせられる。
『10/31/98』は、レディオ・サイレンスという映像クリエーターユニットの作品で、壁から突然伸びる腕、さりげなく何箇所にも映る少女の姿などオバケ屋敷のような雰囲気を体感できる。

V/H/S シンドローム 感想まとめ

「パラノーマル・アクティビティ」のヒット以来、量産されてきたPOVホラー映画の中でも異質で、同じようなホラーオムニバス映画「ABC・オブ・デス」の5分よりも長い1作品15分程度という長さが、絶妙な怖さを醸し出している。
残酷描写の多さからR18指定とされているが、そうなるのもうなずけるグロテスクシーンの多さ。
慣れている場合でも目を背けたくなるシーンがあり、ラストまで気が抜けない作品。

2013年には続編の「V/H/S ネクストレベル」が製作され、最新作「V/H/S ファイナルインパクト」も製作された。
“ネクストレベル”では軸になるストーリーを含めて5作品、“ファイナルインパクト”では軸のストーリーを含めて4作品と、1作品の時間が長くなってきている。

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