映画『V/H/S ファイナル・インパクト』あらすじとネタバレ感想

V/H/S ファイナル・インパクトの概要:全く新しいモキュメンタリーホラー「V/H/S」の3作目。合計4作の短編を、それぞれ別の監督、スタッフ、キャストで作り上げた作品。劇場公開はされず、2015年にDVDスルーでリリースされた。

V/H/S ファイナル・インパクト あらすじ

V/H/S ファイナル・インパクト
映画『V/H/S ファイナル・インパクト』のあらすじを紹介します。

「Vicious Circles」

動画アップロードに夢中のケビン。
スマートフォンで動画を見ていた彼女アイリスが突然おかしくなり、道路に出たまま消えてしまう。
アイリスから助けを求めるメッセージを受け、自転車で走り回るケビンだったが、街ではアイリスと同じように動画を見ておかしくなる人が増殖していた。

「Dante the Greant」

大人気マジックツアー“ダンテ・ザ・グラント”の公演中、助手のスカーレットによって秘密のテープコレクションが暴露された、手品師ダンテは逮捕される。
稀代の奇術師、ハリー・フーディーニも恐れたという曰く付きのマントを手に入れ、生贄を与える代わりに手品師として成功したダンテ。
ジョンと呼ばれていた頃の彼の母や知人たち、逮捕前のインタビューや専門家の証言を交えて、何が起こっていたのかを解き明かそうとする。

「Parallel Monsters」

妻に隠れてパラレルワールドを行き来する機械を作り上げたアルフォンソ。
完成した機械の向こう側には、同じように機械を完成させた異世界の自分。
15分だけ別の世界を体験することになった彼らだったが、パラレルワールドの向こう側の人間は異質な存在だった。

「Bonestorm」

3人のスケボー少年たちは“クールな動画”を撮るため、友人にカメラマン役を頼んでメキシコにやってきた。
しかし動画を撮っていた広場に不気味な女性が突然現れ、謎の骸骨軍団が襲い掛かってくる。

V/H/S ファイナル・インパクト 評価

  • 点数:45点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:82分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:マルセル・サーミエント、グレッグ・ビショップ、ナチョ・ビガロンド、ジャスティン・ベンソン、アーロン・ムーアヘッド
  • キャスト:エミリア・ゾリアン、パトリック・ローリー、ジャスティン・ウェルボーン、エミー・アーゴ etc

V/H/S ファイナル・インパクト ネタバレ批評

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』について、感想批評です。※ネタバレあり

悪い意味でインパクトのある内容

「V/H/S」シリーズのラストを飾る作品とは言い難く、VHSテープのファウンド・フッテージ(残されていた映像を使った設定)として成り立っているのは「Bonestorm」だけ。
ベースストーリーの「Vicious Circles」は、YOUTUBEなどへの動画のアップロード、という設定自体が「V/H/S」の醍醐味であるビデオテープからズレてしまっている。
また、撮りためていた彼女との映像集も、使った意味がわからない。
ラストに発見される彼女の遺体、蔓延するウィルスなど、意味が分からず恐怖もない展開にはガッカリ。

「Bonestorm」は「V/H/S」シリーズらしい作品。
不吉な女性と骸骨軍団に驚きながらも、カメラを抱えてスケボーを武器に戦う少年たちと、捕まってバラバラにされる少年のグロテスクさなどは不気味。
そして、モンスターにカメラごと食べられてしまうというラストは迫力満点。

ショートストーリーのように入っている、自分のセクシー動画をブログで公開されてしまった女性の復讐劇は、ビデオテープの恐怖としては全くかみ合ってこない。

消化不良で終わる4作品

「Dante the Greant」は、手品師ダンテが、マントを使った手品(正確にはマントの不思議な力)をVHSテープに録画して、種が明かされるのではないかというギリギリの部分も楽しめる作品。
シャワーを浴びている女性に向かって凶器が振り落とされる、というホラー映画お約束のシーンもある。
残されていた犯行の様子を撮ったビデオテープと、ダンテについてのドキュメンタリー番組風の仕立てだが、ビデオテープがモチーフのはずなのにその設定はないだろう。

「Parallel Monsters」の、パラレルワールドの向こう側の自分と対面するシーンは、鏡を使ったようで面白い。
だが、意味の分からないクリーチャーもので終わってしまっている。

V/H/S ファイナル・インパクト 感想まとめ

最近ではめったに使われなくなったVHSビデオテープをモチーフにしている部分が面白かったのにも関わらず、本作では「動画アップロード」という言葉のほうが使われている。

1作目の「V/H/S シンドローム」、2作目の「V/H/S ネクストレベル」と連続で携わっていたアダム・ウィンガード監督が手を引いたからか、“意味の分からないラストの面白さ”が薄くなり、ただ意味の分からない短編映画のオムニバスになってしまっている。
だが、短編オムニバスではなく、それぞれ独立した1本の長編映画になれば、面白いのではないかという印象を強く受ける。

全体的に残酷描写や過激なシーンは少なくなっており、1作目と2作目よりも見やすい内容にはなっている。

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