映画『小さなバイキング ビッケ』あらすじネタバレ結末と感想

小さなバイキング ビッケの概要:ドイツの児童作家ルーネル・ヨンソン原作による冒険ファンタジー。日本では1974年テレビアニメ化がされておりヨーロッパを中心に輸出、その作品の実写映画化。2010年に第18回キンダー・フィルム・フェスティバルで、初上映された。

小さなバイキング ビッケ あらすじネタバレ

小さなバイキング ビッケ
映画『小さなバイキング ビッケ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

小さなバイキング ビッケ あらすじ【起・承】

ビッケはバイキングを生業としてる屈強な男達が住むフラーケ村の男の子だ。
しかし、ビッケはバイキングの子供にしてはちょとワイルドさが足りない感じ。

ガールフレンドのチッチに、オオカミに大切な人形をとられたと言われ、取り戻すべくオオカミの穴へ。
なんとか人形を奪取するが、オオカミに追いかけられる事に。
だが、ビッケは機転を利かせてピンチを切り抜ける。

フラーケ村に、父がリーダーを務めるバイキングの一団が帰ってきた笛の音が響きわたる。航海から帰ってきたのだ。

家では、母のイルバが食事の支度に忙しい。
つねづねビッケにワイルドさが足りないと思っていたハルバル、
うわさに聞いたオオカミに追いかけられた事を問いただしてみる。

そんなビッケを擁護するイルバ。
売り言葉に買い言葉、ビッケの事で二人はいい争いになってしまう。
その成り行きでハルバルとビッケで勝負をする事になってしまった。

村の広場の真ん中で勝負は行われる事となった。
たくさん積まれた大きな石。それを少し離れた所まで持っていき、
先に運び終わった方が勝ち!という、勝負だ。
ビッケがもし勝ったら、バイキングの証である「ヘルメット」が貰える事に。

勝負が開始された!
重そうな石を軽々と運ぶハルバル。
一方、ビッケは一つ持ち上げるだけで精一杯。
どんどんハルバルとの差が開いていく。
ビッケは頭の閃きをいかして、反撃に出る。
そばに立っていた「木」を牛に引かせ、木をしならせそれを利用して石を飛ばし、
ゴール地点へと一気に飛ばし反撃にでたのだ!

勝負は僅差でビッケの勝ちとなったが、勝負終了後、ハルバルが物言いをつける。

どうすれば父さんの思っているような、いいバイキングになれるんだろう…。
ビッケは落ち込んでしまう。
そんなビッケをチッチが励ます。「夢は思っていれば叶う」と。
「じゃ、チッチの夢は?」そう問うビッケに、チッチは「空を飛んでみたい」と答える。
ビッケは突然、空を飛ぶ方法を思いつき、飛び出していった。

その夜、無事に帰還したハルバルたち仲間の為に、村総出の宴がくりひろげられた。
そんな宴には出ずに一心不乱に「飛ぶ為」のアイデアに没頭するビッケ。
一方、ハルバル達は朝までどんちゃん騒ぎ。

朝を迎え、さっそくビッケはチッチを誘い「空を飛ぶ為」の実験をはじめました。
その方法とは「凧」。
ロープの端をチッチに持ってもらって、自分自身でまず実験!
実験は大成功!!ビッケは、大空高く舞い上がる。
と、遠くに怪しい船が見え「敵だ!」ビッケは声をあげた。

小さなバイキング ビッケ あらすじ【転・結】

危機を知らせようとチッチは村へ走っていく。
当然、持っていたロープを放してしまった結果、ビッケは大空を浮遊してしまう事に…。

大人達は朝までのどんちゃん騒ぎのせいでチッチの訴えをまったくとりあってくれず、
とうとう、適の攻撃が開始された。
ビッケは飛ばされ木にひっかかったまま、その様子を黙って見てるだけしかできず、もがいていた。
大人達は、夜まで戦ったが皆、寝不足と二日酔いでまったく実力が発揮できず戦いは終わってしまった。
戦いに負けた結果、なぜか子供達が全て連れさらわれるという事態が発生。
なぜ、子供達が…。落胆するみんなにウローブ爺さんがとある伝説の話をする。
子供達をさらって食べてしまう怪物の話を…。
ウローブ爺さんは続ける。「だが、まれに逃げ出せる子供がいる」と…。

その時、ずぶ濡れのビッケが突然ドアを開け駆け込んできた。
子供達がすべてさらわれたと聞くと、驚くビッケ。
ハルバルは、朝になったら子供達を取り戻すべく航海に出ると発表。
ビッケも行きたいと、詰め寄るがダメだと一括されてしまう。

朝、見送りにはビッケの姿はなかった。
沖へ沖へと進む船の中で、ファクセの持ってきた箱の中から奇妙な物音が。
開けてみる、ビッケが潜んでいた。

その時、フラーケ族と敵対している「いじわるスベンの一行」の船が見えた。
騒然となるビッケ達、その時運の悪い事に霧も発生。
ピンチが重なったビッケ達は、霧の中へ入っていった。
スベン達をまく為だ。
霧の不気味な雰囲気の中、スベン達をまく事はできたが、ビッケ達の前に「幽霊船」が現れる。

子供達が乗っているかもしれない!幽霊船に勢いよく乗り込むビッケ達。
所が船の床が抜け、ビッケはロープに絡まり身動きがとれなくなってしまった。
さらに、幽霊船が沈没しかけてくる。大慌てのビッケ達。

いよいよ、船は沈んでいった。
命からがら、自分達の船に戻ってきたがビッケがいない。
船と一緒に沈んでしまったのか?わからないまま、ハルバルは失意に落ち込む。

幽霊船の中からファクセが持ってきた箱の中から音がする。
ハルバルはビッケかと思い、開けてみたところ一人の老人が入っていた。

その頃、いじわるスベンの船にはビッケがいた。
沈む幽霊船から、箱の中に入って脱出した所その箱をスベンの船に拾われたのだ。
船の中でビッケは重要な情報を仕入れる。
子供達をさらったのは「いじわるスベン」だったのだ
そして、それは「トゥーラの角」というモノの為なのだという事を。

ビッケはスベンの船の底におしこめられた。
壁にはメカジキが…。ビッケはメカジキで船壁に穴を開けると仲良しのアザラシ2匹にロープを引かせ、水上スキーのごとく海の上を走らせスベンの船の脱出に成功。

ハルバルの船では、例の老人が実は変装した美女だったのが発覚。
沈んでしまった幽霊船は実は中国の雑技団の船で彼女「リー・フー」が唯一の生き残りだったのだ。

そこへ、ビッケが水上スキーで戻ってくる。歓喜するハルバル。
ビッケはスベンでの船での出来事を話した。
「トゥーラの角」の事を…。トゥーラの角とは正直な子供が吹くと財宝がでてくるらしいのだ。
スベンはその為に、フラーケ村の子供をさらったのだ。

スベンの船には、フラーケ村の子供達が到着していた。
船は、海路「トゥーラの角」のある島をめざしていた。
その伝説をリー・フーはよく知っていた。
リー・フーの話を聞きながら、ビッケ達は作戦を立てる事に…。

ビッケ達は、スベンたちより先に「トゥーラの角」のある場所へいく為に、
海路ではなく「陸路」でいく事を思いつく。
陸路を船を引き進むビッケ達、ファクセの頑張りにより、思ったよりも早く到着した。
海を見てみると、スベンたちの船からチッチ達フラーケ村の子供達が降りてきているのが見えた。
せっかく、じっくり立てた作戦だったが、早まって突撃してしまうハルバル達。

スベンたちとハルバルたちの戦いが始まった。
戦っているいる皆をよそにスベンは子供達を塔の中へ。
塔のてっぺんには大きな「笛」があった。
スベンは、子供達に一人ずつ笛を吹かせてみる。しかし、笛はいっこうに鳴らない。
気の強い子供が一人スベンに刃向った時、笛が大きな音を立てた。
笛を鳴らしたのは、チッチだった。

大きな音は、周りのすべてを揺らした。
すると、塔の床からひとつの大きな金貨が飛び出した。

そこへ駆けつける、ハルバル達の仲間。
ハルバルとビッケは塔のてっぺんにいる、子供達を救出に向かっていた。

ハルバルは、スベンと対決。一緒に塔の下へ落ちてしまう。
ビッケは子供達を助けるべく、塔のはるか遠くにいる船に向かって合図を送ると、
リー・フーが放った矢が塔の窓へと届き、そこについていた「ロープ」を使い船まで滑降させ脱出させた。

最後はチッチとビッケだ。だが、そこへスベンの手下が現れた。
そこへ、なんとなくスベンを退治したハルバルが現れ、二人は助かり船まで滑降していく。

あとは、ハルバルだけだったが、早合点したファクセが船を止めていた丸太を外してしまう。
ハルバルが乗れないまま、船は崖へと向かっていく。
船はそのまま崖から海へと転落するように見えたが、ビッケの大胆な「凧作戦」。
大量の凧をつけた船は空へと舞い上がる。

ビッケはロープをハルバルへと投げると、ハルバルはしっかりとキャッチし、
空飛ぶ船は、一路フラーケ村へと向かうのだった。

小さなバイキング ビッケ 評価

  • 点数:45点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2009年
  • 上映時間:85分
  • ジャンル:ファンタジー、コメディ
  • 監督:ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ
  • キャスト:ヨナス・ハンメルレ、ワルデマー・コブス etc

小さなバイキング ビッケ 批評・レビュー

映画『小さなバイキング ビッケ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

そこまで似せなくても

今は、アニメ以外の子供向けの作品というのは本当に少ないと思う。
この作品は、純粋に子供向けだ。
だからといって、大人も楽しめないかといえば一部の大人は楽しめる作品だと思う。

日本(ドイツと共同制作)では1974年にアニメになっており、その作品は海外に輸出されていた。
その輸出された作品は放映された国で多大な影響を与えたのだろうと思う。
よく、昔見ていたアニメが母国で使われたものではなく日本のものだった事に驚く外国の方がいるのも、
その作品自体が、その国なじんでいるという事の証拠なんだと思う。
そして、このビッケもそんな作品の1つなのは、間違いがないのだ。

だからこそ、こんな実写版ができ、キャラクター一人一人をみると、そのキャラ設定もそうだがアニメのキャラの容姿までも酷似している。
ビッケがアイデアを思いつく為に鼻をこする仕草まで一緒だし、
思いつけば思いついたで、ビッケの後ろに星が出てくる演出まで一緒だ。

主要人物はもちろんの事、敵役・ちょい役までそっくりなのだ
ほんとうに、そこまでしなくてもと正直思ってしまう。

初見の子供は大丈夫でも。

ビッケをしらない子供はもちろん楽しめるだろう。
ワンピースの作者がこの作品をきっかけに海賊好きになったというのは有名な話だ。
だが、ビッケを初見でみた大人はどうだろう、キャラ設定など、ふざけすぎているように思えなくもない。
だいたいバイキングの考証も間違えているわけだし。

もともとは児童文学なのでそれでいいのかもしれないのだが、やはり疑問に残る点だ。
これは、原作を読んでいないのでなんともいえないけど。

本国では大ヒット

上映された本国ドイツでは、大ヒットし2作目も作られたそうで、3作目の製作の計画もあったようだが、いじわるスベン役の方が急逝されたとの事で中止となったようだ。
別の役者にしなかった点でも、監督さんたち製作陣の「ビッケ」の世界観の大好きさ加減がわかって、少し嬉しかったりもした。

小さなバイキング ビッケ 感想まとめ

アニメ世代としては、楽しい作品でした。
ですが、前出でも書きましたが、ほんとにそこまで似せなくてもと思ってしまいました。

ですが、ここまで似せるのならアニメで活躍していた声優さんにぜひ吹き替えをやっていただきたかったというのが、私の正直な所です(亡くなった方もいらっしゃいますが)。

作品はドイツ語で録られてたのだと思うのですが、観させていただいた作品は英語。
なんとなく口の合い方が妙に感じられて、とうとう吹き替えで観てしまったというのも、なんとも…
ドイツ語のままの方がまだよかったような気がしました。

ついつい、口にでてくるのはアニメ版の主題歌です。
アニメの印象が強いというのはいいのか、悪いのか、ちょっと考え込んでしまいました。
ですが、全体的には自分の中のノスタルジーも含めニヤニヤと最後まで観てしまったといった印象でした。

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