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映画『ウィロー』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ウィロー』の概要:小人族の農夫ウィローが、この世界の救世主となる人間の赤ん坊を拾い、強大な力を持つ悪の女王と戦う。原案と製作総指揮はジョージ・ルーカスで、監督は『ビューティフル・マインド』(01)や『ダ・ヴィンチ・コード』(06)で知られるロン・ハワード。大人から子供まで楽しめるファンタジー・アドベンチャー映画の大作。

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映画『ウィロー』の作品情報

ウィロー

製作年:1988年
上映時間:127分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
監督:ロン・ハワード
キャスト:ワーウィック・デイヴィス、ヴァル・キルマー、ジョアンヌ・ウォーリー、ジーン・マーシュ etc

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映画『ウィロー』の登場人物(キャスト)

ウィロー(ワーウィック・デイヴィス)
ネルウィン族という小人族の農夫。心優しい妻と可愛い2人の子供たちと平和に暮らしていたが、川を流れてきた赤ん坊のエローラを保護したことで、冒険の旅に出ることになる。手品が得意で、魔法使いの老先生の弟子になることを目指している。
マッドマーティガン(ヴァル・キルマー)
剣の腕は一流だが、どの王国の軍隊にも属さず、ケチな盗人に成り下がっている。罪人として檻に入れられていたところでウィローと出会い、一緒にエローラを守ることになる。粗暴な男だが、根は優しい。
ソーシャ(ジョアンヌ・ウォーリー)
悪の女王バヴモルダの娘。母親の命令でエローラを捜していたが、マッドマーティガンと恋に落ち、ウィローの味方になる。
バヴモルダ(ジーン・マーシュ)
この世界を征服しようとしている悪の女王。強力な魔力を持つ邪悪な魔女でもある。腕に印のある赤ん坊が自分を倒すという予言を恐れ、その赤ん坊(エローラ)の行方を追っている。
フィン・ラゼル(パトリシア・ヘイズ)
バヴモルダと対立関係にある善良な魔女。バヴモルダの魔法でネズミにされている。ウィローを助けながら旅をして、最後はバヴモルダと対決する。
ケール将軍(パット・ローチ)
バヴモルダの軍隊の将軍。バヴモルダの命令で、ソーシャのエローラ捜しを手伝う。
エアク(ギャヴァン・オハーリー)
バヴモルダに滅ぼされた王国の兵士。マッドマーティガンと知り合いで、ウィローたちと戦ってくれる。

映画『ウィロー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ウィロー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ウィロー』のあらすじ【起】

恐怖の時代。この世界は、悪の女王バヴモルダによって滅ぼされようとしていた。しかし予言では、腕に印のある赤ん坊がバヴモルダを倒すと言われており、ある晩、予言通りの印を持った女の子が誕生する。バヴモルダはその子をすぐに殺すつもりだったが、助産婦がその子を連れて逃げたため、娘のソーシャにあとを追わせる。追いつめられた助産婦は、赤ん坊だけ川に流し、ソーシャの放った人喰い犬に殺されてしまう。

その川の下流にはネルウィン族と呼ばれる小人の村があった。そこで妻と2人の子供たちと幸せに暮らしていた農夫のウィローは、子供たちが川辺で見つけた赤ん坊を保護する。その子はネルソン族がダイキニと呼んでいる巨人族(人間)の赤ん坊だったため、ウィローは関わり合うことに難色を示す。しかし心優しい妻と子供たちに押し切られ、その子を家に連れて帰る。

翌日は村のお祭りで、ウィローは子供たちを連れて村の広場へ出かける。この日は魔法使いの老先生が弟子を選ぶ日でもあり、手品が得意なウィローも、弟子入りを志願するつもりだった。しかしウィローは、子豚を消す手品で失敗し、村人たちに笑われる。ウィローは自分に自信が持てず、弟子入りのテストでも落第し、また村人たちにバカにされる。

そんな賑やかなお祭りに、人喰い犬が乱入してきて、広場はパニック状態になる。最終的にはネルウィン族の兵士が退治したが、犬が赤ん坊を捜していたと知り、ウィローは家にいる赤ん坊のことが心配になる。

幸い、妻と赤ん坊は無事だった。ウィローは、これ以上隠しておけないと考え、赤ん坊を村の会議に連れていく。老先生は、「これは特別な運命の子だ」と告げ、赤ん坊を人間に渡す役目をウィローに与える。老先生は、ウィローには魔術の才能があり、彼ならこの役目を果たせると考えていた。そして、もっと自分に自信を持つようウィローにアドバイスし、ぶつけると敵が石になるという魔法のドングリをくれる。ウィローは、愛する妻や子供たちに見送られ、ミゴッシュという気のいい青年と数名の護衛とともに旅立つ。

一方、バヴモルダは娘の失態に苛立ち、有能な軍人のケール将軍にソーシャを手伝うよう命じる。ソーシャはプライドを傷つけられ、腹を立てていた。その様子を見て、バヴモルダの側近は、「娘はいつかあなたを裏切る気だ」と不吉なことを言う。しかし自信家のバヴモルダは、ありえないことだと笑い飛ばす。

映画『ウィロー』のあらすじ【承】

ウィローたちは森の中を歩き、人間の世界との分岐点までくる。そこには罪人を閉じ込めておく檻があり、その中にマッドマーティガンと名乗る男が入れられていた。老先生からは、最初に会った人間に赤ん坊を渡すように言われていたが、ウィローはこの粗暴な男が信用できない。しかし、ミゴッシュ以外の護衛の者たちは、役目は果たしたからと村へ帰ってしまう。

ウィローは、そこを通りかかった軍隊の兵士に、赤ん坊を保護して欲しいと頼む。しかし、彼らの王国はバヴモルダの軍隊に城を落とされたばかりで、赤ん坊どころではなかった。軍隊の中には、マッドマーティガンと知り合いのエアクがいたが、彼もウィローたちを見捨てていく。ウィローは仕方なく、マッドマーティガンを檻から出してやり、赤ん坊を託す。一匹狼のマッドマーティガンは家族ができたことを喜び、赤ん坊を大事に育てると約束してくれる。

赤ん坊と別れたウィローは、寂しい気持ちを抱えつつ、ミゴッシュと帰路につく。ところが、途中の森でブラウニーズと呼ばれるイタズラ好きな妖精たちが、赤ん坊を連れ去っているのを目撃する。そして、赤ん坊を助けようとしたウィローとミゴッシュも、ブラウニーズたちに捕まってしまう。

妖精の国の女王は、ずっとこの赤ん坊の行方を捜していた。赤ん坊はエローラという名の女の子で、バヴモルダを倒せるのは彼女しかいないと言われていた。女王はウィローに、エローラを守りながら、魔女のフィン・ラゼルを訪ね、彼女の案内でティル・アスリーン王国へ行くよう命じる。ウィローは自信がなかったが、エローラ自身がウィローに守って欲しいと望んでいることや、バヴモルダを倒さなければ村や子供たちも滅ぼされると聞き、この役目を果たす決意をする。

ミゴッシュは村へ帰し、ウィローは女王から託された魔法の杖を持ち、エローラを抱いて旅に出る。案内役として、陽気なブラウニーズのコンビがウィローに同行する。

旅の途中、エローラのミルクをもらうために立ち寄った酒場で、ウィローは女装したマッドマーティガンと再会する。マッドマーティガンは、女装して酔っ払いを騙し、金をせしめていた。そこへソーシャとケール将軍が入ってきたので、マッドマーティガンはエローラを抱いて馬車で逃げる。ウィローとブラウニーズも馬車に飛び乗り、追っ手と戦う。マッドマーティガンは、暴走する馬車の上で次々と敵を倒していく。ウィローは、彼の強さに感心する。

ようやく追っ手を巻いた一行は、フィン・ラゼルがいるという湖を目指して歩き出す。ウィローの頼みで、マッドマーティガンも湖まで付き合ってくれることになる。

一行は湖に到着し、役目を終えたマッドマーティガンはどこかへ行ってしまう。ウィローは、エローラのことをブラウニーズに頼み、ひとりでラゼルのいる小島へ向かう。驚いたことに、ラゼルはバヴモルダの魔法でネズミにされていた。ラゼルは、予言の姫が生まれたことを喜び、ウィローと一緒に来てくれる。

ところが、マッドマーティガンがソーシャたちに捕まり、彼らにエローラも奪われる。ウィローとフィン・ラゼルも捕らえられ、マッドマーティガンと一緒に雪山のキャンプ地の檻に入れられる。ウィローはフィン・ラゼルに頼まれ、魔法の杖を使って彼女を人間の姿に戻そうとするが、失敗してカラスにしてしまう。ブラウニーズのおかげで檻から出ることはできたが、その時にマッドマーティガンが惚れ薬を浴びてしまう。

映画『ウィロー』のあらすじ【転】

マッドマーティガンとウィローは、ソーシャのテントに寝かされていたエローラを救いにいく。ところが、惚れ薬のせいでマッドマーティガンが眠っていたソーシャに一目惚れし、彼女を起こしてしまう。剣を突きつけても「愛してる」と迫ってくるマッドマーティガンにソーシャも戸惑い、殺すことができない。そこへケール将軍がやってきたので、マッドマーティガンは彼と戦い、盾をソリにしてウィローとエローラを連れて逃げる。

ソリは雪山を猛スピードで滑っていき、小さな集落にたどり着く。そこには、エアクの率いる軍隊の残党が隠れていた。

バヴモルダの軍隊が追ってきたので、ウィローたちは床下に隠れる。マッドマーティガンは、床下へ降りてきたソーシャを人質にし、ケール将軍が手出しできないようにする。エアクは、何をしてもバヴモルダに勝てるはずがないとあきらめていたが、マッドマーティガンが赤ん坊を守ろうとする姿に触発され、敵と戦う。マッドマーティガンとウィローは、その隙にエローラとソーシャを連れ、馬で集落から逃げ出す。

途中でソーシャには逃げられてしまうが、ティル・アスリーン王国に到着することはできた。しかし、王国はバヴモルダの攻撃で死の町と化し、城も壊滅状態だった。

マッドマーティガンは、城内に残っていた武器をかき集め、バヴモルダの軍隊を迎える準備を進める。ウィローは再び魔法の杖を使い、フィン・ラゼルを人間の姿に戻そうと試みるが、彼女は山羊になってしまう。そうこうしているうちに、バヴモルダの軍隊が攻め込んでくる。マッドマーティガンは急いで城門を閉め、ウィローはエローラを抱いて塔へ逃げる。しかし途中で凶悪なトロルに襲われ、ピンチを迎える。ウィローは魔法の杖を使い、トロルを撃退することはできたが、水中へ落ちたトロルの脳みそが、2つ頭の巨大な怪物になってしまう。怪物は、動くもの全てに襲いかかる。

マッドマーティガンとウィローは、攻め込んできたバヴモルダの兵士と戦いつつ、怪物退治までしなくてはいけなくなる。それでもマッドマーティガンは勇敢に戦い、ついに怪物も倒してしまう。彼の強さを目の当たりにしたソーシャは、彼に恋をする。城にはエアクの率いる軍隊も駆けつけ、バヴモルダの兵士と戦ってくれる。ウィローも必死でエローラを守っていたが、ケール将軍に襲撃され、エローラを奪われてしまう。

ケール将軍は城へ戻り、バヴモルダにエローラを手渡す。マッドマーティガンとウィロー、そして味方になったソーシャも将軍のあとを追い、バヴモルダの城の前に到着する。城内では、バヴモルダの指示で、エローラの魂を永遠に葬り去るための儀式の準備が急ピッチで進められていた。

映画『ウィロー』の結末・ラスト(ネタバレ)

夜、バヴモルダが屋上に姿を現す。バヴモルダは「お前らは豚だ」と叫び、魔法でマッドマーティガンや兵士たちを豚にしてしまう。バヴモルダは、自分を裏切った娘のソーシャも、容赦なく豚にする。

仲間がみんな豚にされ、ウィローは絶望する。しかしフィン・ラゼルに「まだ倒せる」と励まされ、再び魔法の杖を握る。ウィローが自分を信じ、心を込めて呪文を唱えると、ついにフィン・ラゼルが人間の姿に戻る。魔力を取り戻したフィン・ラゼルは、豚にされた仲間を元の姿に戻し、エローラを救うための作戦を練る。

城内では、エローラの魂を葬り去るための儀式が始まっていた。ウィローとフィン・ラゼルは城の前に立ち、「城を捨てて降伏しなさい!」と叫ぶ。敵が2人だけだと見た軍隊は、城門を開けて2人に向かってくる。その時、ウィローが叩いた太鼓の合図で、あちこちに隠れていたマッドマーティガンやエアクたち兵士が、一斉に飛び出してくる。彼らは外へ出てきた敵を倒し、バヴモルダの城へとなだれ込んでいく。

マッドマーティガンとエアクたちは獅子奮闘し、バヴモルダの兵士を次々と倒していく。しかし、エアクはケール将軍に敗れ、マッドマーティガンに「勝ってくれ」と言い残して死んでいく。マッドマーティガンはケール将軍と血みどろの戦いを繰り広げ、最後は得意の剣で勝利する。

ウィローとフィン・ラゼルはソーシャに案内してもらい、儀式が行われている塔へ向かう。ウィローは外で待機し、フィン・ラゼルとソーシャが儀式の場へ入っていく。ソーシャはバヴモルダの側近たちを倒し、魔法の杖を持ったフィン・ラゼルは、バヴモルダと対決する。

2人の魔女が壮絶な戦いをしている隙に、ウィローはエローラを救い出す。しかし、あと一歩のところでフィン・ラゼルが倒され、ウィローはバヴモルダに追いつめられる。ウィローは魔法のドングリを使ってみるが、バヴモルダには通用しなかった。ウィローは覚悟を決め、「俺の魔力でこの子を悪の届かない世界へ」と叫ぶ。その瞬間、ウィローの腕の中にいたエローラの姿が消える。するとバヴモルダが苦しみ始め、塔へ落ちてきた雷に撃たれる。バヴモルダは、邪悪な赤い煙となって消滅する。

戦いを終えたマッドマーティガンが塔へやってきて、ソーシャと熱いキスを交わす。柱の下敷きとなったフィン・ラゼルも生きていた。そこでウィローは、エローラを消した魔術の種明かしをする。ウィローはブタを消す手品と同じ方法で、エローラを物陰に隠しただけだった。ウィローに抱かれたエローラは、嬉しそうに笑っていた。

その後、マッドマーティガンはソーシャと結婚して新しい王国の王様となり、エローラを引き取る。ウィローは、姫となったエローラに別れを告げ、村へと帰っていく。村人たちは、英雄になったウィローの帰還を喜ぶ。ウィローはみんなに讃えられながら、愛する家族と感動の再会を果たすのだった。

映画『ウィロー』の感想・評価・レビュー

ものすごく素敵なメッセージ性のある作品でした。32年前のこの作品。現代のCGや撮影技術に比べるととてもこじんまりとした、ある意味「安っぽい」作りに感じますが、それが逆に温かみがあってすごくいいなと思いました。
小人族という人達が出てくるのですが、この人たちを演じているのは本当に「小人」の方なのでしょうか?ものすごくリアルで可愛らしくてそして「強い」。小さいながらも、団結力や絆が素晴らしく、彼らの強さに感動しました。(女性 30代)

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