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映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』あらすじネタバレ結末と感想

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の概要:モチベーションは金とドラッグと女、ドヤ顔で世界は金で回ってると語る男がウォール街を荒らす。実在した破天荒ブローカーの半生を描くブラックコメディ。

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映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 作品情報

ウルフ・オブ・ウォールストリート

  • 製作年:2013年
  • 上映時間:179分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:マーティン・スコセッシ
  • キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー、マシュー・マコノヒー etc

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 あらすじ【起・承】

クイーンズの会計士の息子として生まれたベルフォード(レオナルド・ディカプリオ)は、22歳で投資会社に入社。
口が巧くヤク中の上司ハンナ(マシュー・マコノヒー)に、ウォール街で一流になるにはドラック、金、女と刷り込まれてしまう。

運悪く勤務初日はブラックマンデー、株価大暴落の日、会社は倒産。
テレサ(クリスティン・ミリオティ)と結婚して間もない彼は、結婚指輪も質に入れようかと思ったそんな時、ロングアイランドで仕事が見つかる。

そこは、1株1ドル未満で売りにだすという『ペニー株専門』の投資会社だった。
ジョーダンは経営者のドウェイン(スパイク・ジョーンズ)に気に入られ、売れば儲けの半分を貰う事に。
クズ同然の紙切れ株を口八丁手八丁で売り、一発逆転金持ちとなった彼に目をつけたのは、ディーラーのドニー(ジョナ・ヒル)だった。

これを境に、ベルフォードは、自分のセールストークマニュアルを作成。
マリファナ仲間や投資家仲間を引き込み、自らの投資会社を設立。

最初はディズニーやAT&Tの様なまともな株を取り扱う所から始めるが、その裏では、人間性のモラルが吹っ飛ぶ
大人の行き過ぎたお遊びが繰り広げてられていた。

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映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 結末・ラスト(ネタバレ)

会社の規模は大きくなり、フォーブスからは薄っぺらなロビンフッドと叩かれ、FBI捜査官デンハム(カイル・チャンドラー)からも目をつけられる様になる。

社員の為にパーティーを開くという名目で、売春婦を呼び、コカインを調達、浮気三昧の日々を送った挙句、パーティーの席で、ナオミ(マーゴット・ロビー)と知り合い、
妻テレサに関係を知られ、テレサとは離婚する羽目に。

だがベルフォードはナオミと再婚後も仕事以外は浮気とヤク中三昧の日々を送っていた。
この頃からベルフォードは、公私の損失をマネーロンダリングで解消していた為に、ベンハムに執拗に狙われ続けていた。

ベルフォードは金策の為に、スイスの投資家ソレル(ジャン・デュジャルダン)の元に知恵を借りに行く。
ソレルは叔母名義で口座を作り、そこにマネーロンダリングの金を流し込めばいいと提案したが、
金の運び屋がFBIに捕まり、口座の名義人の叔母は死亡してしまう。

ベルフォードはドニーをFBIに売ると刑が軽くなる事に気づいたが、時既に遅し、ドニーが土壇場で彼を裏切り、ベルフォードはFBIに逮捕されてしまう。
やけくそになったベルフォードは、仲間を全部FBIに売り、自分が作った会社を手入れさせ、自らの刑期を3年にした。

その数年後。
釈放されたベルフォードが意気揚々とマネー講座を開いて、金儲けをしている所で映画は終わる。

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

親子関係が格差関係を表している

運営資金が10億ドル(1000億円)となった会社の財政を任せるためにベルフォードは主任会計士として、故郷から父親マックス(ロブ・ライナー)を呼び寄せる。

一般人の範疇を超えた金額が動く事や、人を人とも思わない取引を息子がやっている事にマックスは怒り、
そんな父親に対して、息子のベルフォードは映画の名前に引っ掛けて『マッドマックス』とあだ名をつける。

ベルフォードと父親の関係は、金を動かすといわれる富裕層と、一般人の関係と同じだ。

マックスが、ベルフォードに一晩の食事代で260万も使った事や、ダーツを嗜めるシーンが出て来るが、これは一般人の感覚として当たり前である。
息子は、莫大なお金を動かしていて、父親の言っている事が判らない、それはある種の不幸である。

受けるべき罰と卑劣な行動がかみ合わない

映画のポイントは、放逸な行為や卑劣な行動が、ベルフォードが受けるべき罰や社会的制裁と噛みあってない所だ。
3年の刑で済み、マネーセミナーをし、彼の周りにいる人間は彼の手腕は認めても彼の人間性に愛想がつき、悉く裏切る。

だからこそベルフォードも潔く土壇場で『業務上の仲間』をFBIに売る。
そこに本来の信頼や友情はないのだからブラックコメディ以外何者でもない。

事実ベルフォードの収入は、弁護士や管財人の手によりその半額近くは被害者に充当する様に定められているらしいが、
それでも彼自身痛くも痒くもないというのだから。

矛盾したキャラクター

ベルフォードの矛盾したキャラクターは、主演のディカプリオに似ている面もあるだろう。

環境問題に関心を寄せるディカプリオだが、燃費の悪いブカッティにのり、必要のない台数のハイブリッドカーを所有。
1人しか乗れない自家用ジェットを所有するなど、私生活で、馬とフェラーリを持っていたベルフォードに通じるものはあるかもしれない。


本作は、実在した破天荒な株式ブローカーを描いたブラックコメディー作品。
前半は、言葉巧みに株を売って成り上がっていく主人公の描写がとにかく爽快で頼もしかった。
主人公の原動力はドラッグ、金、女。
終始刺激が強めで普通の事は全く起こらないのだけれど、半ば辺りから前半ほどの勢いがなくなり間延びしているように感じられた。
しかし、主人公の話術やその仕事ぶりには様々なアイディアが潜んでいるのでビジネスマンにお勧めしたい。(女性 20代)


この作品を面白く見ることが出来たのは、ベルフォードを演じたのがレオナルド・ディカプリオだったことと、マーティン・スコセッシ監督の作品だったからでしょう。巧みな話術で人を「騙す」ような人ってそれを「すごいこと」「自慢」だと思っていることが多くありませんか?今作のベルフォードも自分の話術や手腕の使い方を間違っているのに、莫大なお金が入ってくるせいで正しいことをしている、自分は偉いと勘違いしているのです。それだけだと金にしか興味のないクズなのですが、レオナルド・ディカプリオが演じていることによりどうしても魅力的に見えてしまうんです。
ベルフォードの行動は理解できるものではありませんが、こんな人生もあるのかと夢物語として見れば楽しめるのではないでしょうか。(女性 30代)


レオナルド・ディカプリオのファンか、もしくは作品の元となった原作のファンなら楽しめるだろうが、それ以外の人にはかなり好き嫌いが別れる作品だと思う。とにかく長い。汚い。品がない。
主人公の倫理観がめちゃくちゃすぎてまったく共感できない。
かくいう私はディカプリオのファンなのでそこそこ楽しめたが。むしろそれ目当てで観るとかなり体当たりの演技が観られるので面白い。思わぬ登場だったマーゴット・ロビーのセクシー美女っぷりも最高だった。(女性 30代)


実在するモデルのいるお話。良い意味でも悪い意味でもマーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオの組み合わせっぽいなぁという印象。主人公の生涯という点では山あり谷ありで十分エンターテイメントではあるのだが、決して人に誉められることをしているわけでもないし、その生涯を知った人が何かのカタルシスを得られることもない。要は、確かに愉快痛快な部分もあるけど、なんでこの人の話なの?と思ってしまったのだ。ディカプリオは常に熱演だし、彼を観ていられれば満足ならば十分満足できるのだが。(男性 40代)


実在する株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの半生を描いた作品。酒、女、ドラッグに溺れる姿をリアルに演じるレオナルド・ディカプリオ。やはり素晴らしい演技力である。
女の私からすると、女は男のアクセサリーだというような表現や下品なワードが多く飛び交うこの作品は、不快に感じてしまう部分もある。
しかし、ベルフォートの「このペンを売れ」という問いかけに対する答えに、この作品の魅力が詰まっているように感じた。
難しい専門用語等がないので、株や証券について詳しくない人でも十分楽しめる作品だ。(女性 20代)

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 まとめ

本来であれば、不愉快な内容になるはずの映画なのに、爽快なブラックコメディに仕上がっているのは監督マーティン・スコセッシの手腕による所も大きい。

金がモチベーチョンで、興奮剤がドラッグ、周囲の人間は利害だけで繋がっていて、要らない人間は切り捨てる。
だがどこかケチ臭くて、あれだけ儲かっているのに、マネーロンダリングで全部手に入れたいという欲が災いし、最後はお縄になる。
それでも懲りずにマネー講座を開くというベルフォードに共感させるのだから。

監督は、おそらく映画を観る人の『欲』に語りかけたのだろうと思う。
ここまで欲を突き通すと、あっぱれという事に。

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