映画『ウルフマン(2010)』あらすじネタバレ結末と感想

ウルフマン(2010)の概要:2010年のアメリカの映画で1941年の作品のリメイクである。弟のベンが行方不明と言う知らせを受けた俳優のローレンス(デル・トロ)は、生家である村へと戻る。そこで待ち受けていたのは兄の惨殺死体と、謎の狼男の襲撃であった。

ウルフマン あらすじネタバレ

ウルフマン
映画『ウルフマン(2010)』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ウルフマン あらすじ【起・承】

舞台は19世紀のイギリス。
人気の舞台俳優として活動していたローレンス(デル・トロ)は、兄が行方不明と言う知らせを受ける。
そこで生家である、ブラックムーア村へと帰郷する。
しかし帰る早々、弟ベンの惨殺死体が見つかり困惑する人々。
異常事態であり、獣の仕業とおののく。
流浪民が来て、2週間の出来事なので、きっと流浪民の女性を抱きに行った帰りにヒグマに襲われたのではと話す。
しかし、ヒグマやベンガル虎に襲われた者を見た事があるが、あそこまで酷くない、なぜあんな酷い死体になってしまうのかと話し合いは続く。
動物ではなく、恨みを持つ者の犯行で、犯行後に切り裂いたのでは?と検討する。

ローレンスは、ベンの婚約者のコンリフに形見を渡す傍ら会いに行き、今真実を探るべく何があったか調べている事を話す。

父と語り、屋敷も夜が来ると、怪しい物音を聞いたローレンスは物置と化した部屋の扉を開ける。
そこでは、子供時代の自分と弟、そして犬と一緒に戯れる母親の姿が見えた気がした。
噴水の周りを囲みながらじゃれ合う親子。しかしその内嫌な記憶が蘇る。怪しい物音で目覚めたベンに起こされたローレンスは
自殺したと思われる母を抱える父に遭遇するのだった。

捜査をしたいローレンスだが、父が今夜は満月なので村人に話を聞こうとするのは辞めておくように忠告する。
城から出ない方が良いと言われたローレンスだが、そのまま流浪民の元へ行き、流浪民が来てから3人も殺されている事を話すと「運命には逆らえない」と予言されてしまう。

ウルフマン あらすじ【転・結】

流浪民達を捜査している間に怪しい影が。
おとなしい曲芸用のクマが疑われている間に、気が付くと背中をえぐられ悲鳴をあげながら倒れる男の姿が。
そこから次々と人は襲撃され、ローレンスも発砲する。
キャンプ場から1人逃げた少年を追った怪しい影を追い、霧深い場所に来てしまう。
そこで、襲われ首近くの部位を負傷。
駆けつけた流浪民達によって助けられ一命を取り留める。

もう腕も動かないと危惧されていたローレンスだが、傷は勝手に治り始め普通の生活も出来る様に。それどころか、前より体が強くなったとすら感じると話す。
しかし、ついに自身も狼男として変化してしまい、人を襲い始めてしまった。
落とし穴に捕まったと思われたが、次々と穴に人を引きずり込み惨殺して行く。

夜が明けた事で人の姿に戻ったローレンスが、獣化妄想と疑われ精神病院に連れて行かれてしまう。
それをなぜか嬉しそうに見守る父の姿が。

精神病院で拷問されながら、父の場所を問うローレンス。やがて現れた父に、山脈でとある少年の様な姿の生物と遭遇し、噛まれた事で感染したと告げられる。
母を殺したのも父の仕業と思い出したローレンスは父に殺意を抱く。

聴衆達の前で、獣化妄想者扱いのまま皆にさらされるローレンスだが、満月の影響で人の目の前で狼男の姿に変貌してしまう。
そのまま窓を破り、屋根伝いに逃走。アバライン警部は事の次第を見守りながらも唖然とし、発砲しながら後を追うが逃げられてしまう。

ボロボロの姿でコンリフの元に行き、自分は化け物で、弟や母を殺したのも父だったと話す。コンリフの元にもアバラインは追ってきたが、ローレンスは町の中へと人の姿で逃げていた。コンリフは獣化妄想について調べ始める、流浪民の伝説を目にし、キャンプ場でローレンスに予言してきた流浪民を訪ねる。

家へとひっそり侵入したローレンスは、お互い狼男に変化した姿で父と戦う事に。
その最中にもコンリフは親子の元へと馬を走らせる。
暖炉に放り込み、燃え盛る父の首を狩った所にコンリフが。

しかし、後を着いて来たアバラインが襲われ、落とした銃を拾いコンリフは森へと逃げる。
アバラインを見捨て、コンリフの後を追ったローレンスは、彼女に掴みかかり、少し正気を取り戻した際に銃殺されてしまった。
駆けつけた山狩りの人々や、アバラインの姿があったが、噛まれた傷と満月を見つめ不安な予感に駆られるアバラインだった。

ウルフマン 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:102分
  • ジャンル:サスペンス、ホラー
  • 監督:ジョー・ジョンストン
  • キャスト:ベニチオ・デル・トロ、アンソニー・ホプキンス、エミリー・ブラント、ヒューゴ・ウィーヴィング etc

ウルフマン 批評・レビュー

映画『ウルフマン(2010)』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

リメイクならではの良さを探す

狼男としてのダークファンタジー感はやはりうまいが、どうしても陰鬱な感じがする。
攻撃場面などの凶暴性やスピード感になかなか迫力があるので、そこを見守りながら見ると良いかもしれない。
また、かつては弟の婚約者であったコンリフと芽生えていく絆も心地よい分、いくら最後に彼女によって討たれるとはわかっていても悲しさで一杯になってしまう。
不気味なのはやはり父のどこか浮世離れした心の闇の深さかもしれない。
結局自分が、家族全員を不幸に追いやってしまったのにどこか光悦としている不気味さが、この映画の中では静かに光っている。そこが一番の恐怖かもしれないと感じる映画である。

時代設定の生活感

19世紀と言うと、あまり馴染みない人も多いかもしれないが、この時代の世界や生活感が見ていて新鮮である。
子供時代の回想をする場面があるが、服装から庭園の様子が美しくも絵画の用でとても絵になる。
あまり現実感が無い様に感じる時代設定のせいか、狼男の惨劇も、どこか遠いファンタジーと認識してしまう感覚が起こる。
それが、この映画のどこか一線引いた演出の様で、感情移入はしにくいが、割り切っていて観易いと感じるのかもしれない。
そこまで大げさや新鮮味がない分、緊張する場面も多いのにどこか安心して見られる不思議さがある。
欲を言うと、もう少し父が山脈で出会った少年の様な化け物について、父自身も検証して解説が欲しかったと言う気持ちがある。
核となる部分なのに少し未知の生物故に曖昧過ぎたのが残念である。

ウルフマン 感想まとめ

どうしても、かの有名な作品のリメイクと言う事で、マンネリ感が否めない部分もある。内容やオチなどが何となくわかっているので、その分映画の中のアクション部分に注目して楽しむと良いかもしれない。
村の陰鬱かつ閉鎖的な雰囲気は良くでているので、何となく流れは追っていけるのだが、やはり新鮮味に欠ける部分があるとは感じる。
また、ストーリーは淡々と進んでいく為、ついつい調度品や、牧場の風景などが美しくそちらに小物に目がいってしまう。

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