映画『やわらかい生活』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「やわらかい生活」のネタバレあらすじ結末

やわらかい生活の概要:「阪神大震災でうちの親、死んじゃった。」心を壊して女は蒲田に引っ越した。そこでさまざまな悩みをかかえた男性と出会う。不器用にも前に進む人々を描いたヒューマンドラマ。

やわらかい生活の作品概要

やわらかい生活

公開日:2005年
上映時間:126分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:廣木隆一
キャスト:寺島しのぶ、豊川悦司、松岡俊介、田口トモロヲ etc

やわらかい生活の登場人物(キャスト)

優子(寺島しのぶ)
両親を火事で亡くし保険金で生活している。そのせいで心も壊れてしまった女性。鎌谷引っ越しして悠々自適な生活を送る。彼女の元に次々と傷をおった男性が訪ねてくる。
祥一(豊川悦司)
優子の幼なじみ。地元で結婚したが、事業がうまくいかず、家庭もうまく行かない。地元を飛び出して優子の元に逃げてくる。愛車は青いクラシックカー。その車で海に落ち亡くなる。
本間(松岡俊介)
優子の大学の同級生。政界進出を夢みて、駅で演説をしている。EDに悩んでいる。

やわらかい生活のネタバレあらすじ

映画『やわらかい生活』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

やわらかい生活のあらすじ【起】

出会い系サイトで知り合った男と、映画館に来ていた。映画館で痴漢に遭うという設定だ。
「ここ不思議な街ですね。」
東京の鎌田に引っ越して来た女がいる。彼女は写真を撮る。観覧者から見える町並み、商店街、タイヤのゴジラ。ラーメン屋で餃子を食べ、ビールを飲む。最後は昔からある銭湯で締めだ。
「若気の至りで。入れ墨しているから、いつもしまい湯。」

いつものように散歩をしていたら、選挙演説をしていた男にマイクで名前を呼ばれた。
「早稲田で一緒だった、橘優子さんではありませんか?」
偶然の再会だったので、連絡先を交換した。

かつての友人、本間(松岡俊介)は政界に進出しようとしていた。優子(寺島しのぶ)は会社を辞めて親の保険金で生活していた。神戸の地震のせいで、ひとりぼっちの優子。酔っぱらっていい雰囲気になる2人。
「ウチ、来る?」
優子は本間に抱きついた。しかし、2人は気まずいまま朝をむかえた。
「おれ、EDなんだ。」

両親の7回忌、優子が挨拶をする。
「両親が亡くなってから、6年間、精神に異常をきたして、入退院を繰り返しています。」
青いクラシックカーに優子をのせる祥一(豊川悦司)。カセットテープにラブソングを仕込んで、優子に聞かせた。
「結婚うまくいってないの?」
祥一は静かに笑った。

やわらかい生活のあらすじ【承】

彼女は自分のブログのサイトにメールが来ているのを見つける。
「タイヤのゴジラが見たいです。」
鬱病のヤクザからのお誘いメールだった。おもしろそうなので、会ってみることにする。上下ジャージのサングラスの男、安田が待っていた。
「フォーーーーーーーーー!!」
恥ずかしいぐらいはしゃぐ安田。幼稚園の卒業遠足で来た、思い出の場所だった。安田はずっと空の薬莢を持ち歩いていた。ヤクザは拳銃があるからいつでも死ねるという。

川縁を散歩していると、本間から電話が入った。大学時代の友人、バッハが優子に会いたいと言う。
「僕は今でも、橘優子さんが好きです。」
花束を渡して、告白する。大学時代から優子のことが好きだったのだ。
「両親は阪神大震災、親友は貿易センタービル、彼氏は地下鉄サリン事件、みんな死んじゃった。私、それでおかしくなったの。」
優子は花束を置いて帰ってしまった。

出会い系で知り合ったおじさんと、今日は車でデートだった。盛り上がっている優子は突然冷めた。となりに、見覚えのある青いクラシックカーが見えたからだった。

やわらかい生活のあらすじ【転】

銭湯から帰った優子を、祥一が待ち構えていた。家庭内別居になり、居場所が無いという。簡易ベッドを出して自分はさっさと寝る。
「おれ、おやすみって言われたの、久しぶりだ。」

祥一と優子は競馬に来ていた。止める祥一をさしおいて、どんどん勝負に出る優子は、万馬券を当てた。
「私、そうてんしたかも。」
そうてんとは、気分がハイになって人に電話したり、知らない男とセックスしたり、なにをするかわからないと言う。

祥一が家に帰ると、優子は寝込んでいた。カーテンを開けると祥一に怒鳴る。どうやら具合が悪いらしい。体をひきずりながら薬を飲む。
「先生お願いします。」
唖然としている祥一を無視して、彼女は精神科に電話をかけた。

寝込んでいる陽子を心配そうに見つめる祥一。彼は、彼女の部屋でデジタルカメラを見つけた。商店街に繰り出して、デジカメで写真を撮る。本屋で鬱病の本を見つけて勉強する。彼は一生懸命優子を看病した。 シャンプーをして、体を拭こうとする祥一に当たる優子。彼は、怒って部屋を飛び出してしまった。

やわらかい生活のあらすじ【結】

優子は目を覚ますと、カーテンを開けた。窓も開けた。化粧もする。祥一がおみやげの金魚を手に帰って来た。精神科の先生に電話をしたら、もう大丈夫だと言われたのだった。

快気祝いに、焼き肉を食べ、銭湯にいく。
「阪神大震災で死んだって、なんで嘘つくの?」
彼女の両親は地震で死んだのではなく、原因は火事だった。心を病んだ原因として、わかりやすいからだそうだ。
「両親が死んだあと、自分に火つけた。」
傷を見せようと、服を脱ぐ。それを見て祥一は思わず手を挙げてしまう。彼女が大切で、自分を大事にしてほしかったからだ。

「俺、このまま帰るよ」
屋台でデートした帰りに、祥一はつぶやいた。最後にキスをして2人は別れた。

鬱病のヤクザ、安田から電話がかかってきた。彼は仕事が入って、終わったら塀の中。迷惑がかかるので、メールアドレスも消してほしいと静かに言った。
「出所したら、マイアミに行くつもりです。」
優子と安田は別れ際、握手をした。もう二度と、会うことはないだろう。

伯父さんから、電話がかかってきた。祥一が死んだ。お酒を飲んで、車で海に落ちたらしい。彼女はまたひとりになった。
いつもの銭湯にいると、気のせいか、祥一が自分を呼ぶ声がした。

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