映画『夜は短し歩けよ乙女』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「夜は短し歩けよ乙女」のネタバレあらすじ結末

夜は短し歩けよ乙女の概要:先輩は後輩である黒髪の乙女のことが好きだった。しかし、告白する勇気が持てず、偶然を装って声を掛けることしかできなかった。先輩は黒髪の乙女と交流を持つため、バーに行った彼女の後を追いかけることにした。

夜は短し歩けよ乙女の作品情報

夜は短し歩けよ乙女

製作年:2017年
上映時間:92分
ジャンル:ファンタジー、コメディ、ラブストーリー、アニメ
監督:湯浅政明
キャスト:星野源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次 etc

夜は短し歩けよ乙女の登場人物(キャスト)

先輩(星野源)
大学生。黒髪の乙女のことが好きだが、告白する勇気が持てずにいる。
黒髪の乙女(花澤香菜)
先輩の後輩。お酒に強く、お酒が大好き。自由で、のんびりとした性格。
学園祭事務局長(神谷浩史)
先輩の友人。バレンタインチョコ集積量西京区1位を獲得しながらも、美貌を生かした女装を趣味に持っていた。学園祭でその女装姿を披露し、多くの男達に惚れられるという事件を巻き起こす。
直子さん(小清水亜美)
東堂さんの娘。先輩や黒髪の乙女の知り合い。結婚したばかりの花嫁。
パンツ総番長(秋山竜次)
先輩の友人。半年前、とある事情から「願い事が叶うまでパンツを履き替えない」と誓う。
東堂さん(路和弘)
錦鯉センターを経営していたが、竜巻の被害に遭い借金を抱える。色ごとに纏わる文化遺産を集める、閨房調査団の一員。
李白(麦人)
高利貸し屋の老人。大金持ちだが、孤独を感じている。

夜は短し歩けよ乙女のネタバレあらすじ

映画『夜は短し歩けよ乙女』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

夜は短し歩けよ乙女のあらすじ【起】

黒髪の乙女は大学の知り合いである直子さんの結婚披露宴に参加していた。だが、周りの先輩方に遠慮して、大好きなお酒が飲めないことが不満だった。新婦の直子さんが遠慮なくお酒を飲んでいる姿を見て、羨ましく思った。

先輩は1年前から、同じクラブの後輩である黒髪の乙女に恋をしていた。依頼、先輩は黒髪の乙女に対して「ナカメ作戦」を実行してきた。ナカメとは、「ナるべく・カのじょの・メにとまる」の頭文字を取ったものである。先輩の友人である学園祭事務局長は、間接的なアタックを続ける先輩に呆れ果てた。さらに、先輩は友人のパンツ総番長からも、告白しないことで叱られてしまう。

先輩は2次会で、黒髪の乙女とお近づきになろうと考えていた。だが、黒髪の乙女は1人でバーに行ってしまう。黒髪の乙女はカクテルを注文して飲みまくった。すると、隣の男性(東堂さん)に声を掛けられ、カクテルを御馳走になる。東堂さんはお酒に詳しく、黒髪の乙女に話して聞かせた。電気ブランという歴史あるカクテルがあるのだが、その製法は長い間秘密にされていた。京都中央電話局の職員がその味を再現しようと企て、試行錯誤を繰り返した。結局作れたのは、偽電気ブランという味も香りも電気ブランとは全く違う物だった。しかし、偽電気ブランは電気ブランとまた違った魅力があり、どこかでひっそりと作られているという噂があった。

黒髪の乙女は羽貫さんと樋口師匠と出会い、夜の町に繰り出すことになった。羽貫さん達は持ち合わせがなく、夜道で男性に声を掛けたり、知らない宴会場に入って、タダでお酒を飲んでいた。黒髪の乙女は羽貫さん達に連れられ、よく分からないまま宴会に参加した。最初は戸惑っていたが、お酒を飲んでしっかり場に溶け込んでいた。

夜は短し歩けよ乙女のあらすじ【承】

先輩は黒髪の乙女を探している途中で、身ぐるみを剥がされ困っていた。そんな時、東堂さんに声を掛けられ、なぜか一緒に酒を飲むことになる。東堂さんは錦鯉センターを経営していたが、竜巻の被害に遭い借金を抱えていた。東堂さんは飲んだくれ、泣き喚いた。すると、そこに東堂さんの友人である千歳屋が現れる。2人は色ごとに纏わる文化遺産を集める、閨房調査団の一員だった。しかし、借金のため、東堂さんは春画を手放す予定だった。

黒髪の乙女は「李白」という人物と飲み比べをするため、羽貫さん達と色んな居酒屋に足を運びつつ、探して歩いた。すると途中で、直子さんや2次会に参加していた人達と再会する。一緒に夜道を歩いていると、東堂さんが人生に絶望し、手摺から身を乗り出して春画を撒いていた。直子さんはその姿を見て、驚きの声を上げた。なんと、東堂さんは直子さんの父親だった。

東堂さんは借金を返せなかったことで、李白の手下に連れ去られそうになる。黒髪の乙女は諦めてはダメだと東堂さんに声を掛けた。そして、李白に東堂さんの借金を懸けて、飲み比べの勝負を申し込んだ。李白はその勝負を受け入れた。李白が用意したお酒は、偽電気ブランだった。李白は偽電気ブランを人生の虚無の味だと称した。一方、黒髪の乙女は人生を温めてくれるような芳醇な味がすると笑顔で返した。李白が苦しそうに杯を重ね、黒髪の乙女は楽しそうに杯を重ねた。勝ったのは、黒髪の乙女だった。皆黒髪の乙女の勝利を称えた。

先輩は自分のパンツを見つけるが、履く前に黒髪の乙女に下半身を見られてしまう。黒髪の乙女は殴って先輩を川に突き落とした。その時、川に流れる古本市のチラシを見て、幼い頃に見た『ラ・タ・タ・タム』という絵本を思い出す。小さな白い機関車が、閉じ込められていた屋敷を飛び出して不思議な冒険に出る物語だった。黒髪の乙女はもう一度その本を読みたくなった。

夜は短し歩けよ乙女のあらすじ【転】

先輩は学園祭事務局長に助けられ、学園祭事務局で目を覚ました。そこは、もともと図書館警察という、未回収の図書を学生から取り立てるために作られた組織の本部だった。そこでは、あらゆる学生の情報を手に入れることができ、黒髪の乙女の情報も例外ではなかった。学園祭事務局は情報を提供する代わりに、仕事の手伝いを申し出た。先輩は違法行為だと怒るが、背に腹は変えられなかった。黒髪の乙女が子供の頃に呼んでいた本が、古本市場に出回っていると教えてもらう。

先輩が古本一に足を運ぶと、小さな少年(古本市の神様)がぶつかってきて服にアイスがついてしまう。古本市の神様は謝ることなく、よそ見をしていた先輩を責め立てた。先輩がその態度に腹を立てていると、黒髪の乙女の姿が見えた。先輩は古本市の神様に声を掛け、慌てて隠れた。

黒髪の乙女は『ラ・タ・タ・タム』の本を見つけられずにいた。歩いていると、羽貫さん達が氷炬燵の傍で涼んでいた。そこには、パンツ総番長の姿もあった。パンツ総番長は学園祭で一目惚れをした相手との再会を願い、その時履いていたパンツを履き続けていた。黒髪の乙女はロマンチックな出来事に、胸をときめかせた。一方、先輩は古本市の神様によって騒動に巻き込まれそうになっていたところを、偶然現れた東堂さんに助けられる。東堂さんは助けた見返りとして、幻の春画の購入を頼んだ。先輩は嫌とは言えなかった。

李白は宴を開いた。巨大な火鍋を用意し、最後までこの宴席に留まった者に、本棚から好きな本を持って行ってもらう趣向だった。そこには、幻の春画の他に、黒髪の乙女が幼い頃に持っていた『ラ・タ・タ・タム』もあった。先輩は勢い込んで参加するが、火鍋は想像よりも辛く、大変な戦いになりそうだった。参加者達は熱い部屋で、辛い料理を食べ続けた。1人ずつ倒れる中、樋口師匠と先輩が残った。最後に残ったのは先輩で、『ラ・タ・タ・タム』を手に入れた。すると、そこに古本市の神様が現れ、不思議な力を使った。李白が集めた本は適正価格で販売するため、空高く舞い上がって市がある方に飛んでいった。『ラ・タ・タ・タム』も動き出すが、先輩は手を離さなかった。

夜は短し歩けよ乙女のあらすじ【結】

先輩は『ラ・タ・タ・タム』を持って、学園祭で黒髪の乙女の到着を待つが、学園祭事務局長に捕まってしまう。ゲリラ演劇を行う学園祭テロリスト集団が動いており、学園祭事務局長は取り締まろうとしていた。演劇の名は『偏屈王』。プリンセスダルマと呼ばれるヒロインが、偏屈王という捕らわれの王を探す物語だった。実在のサークルや在学生の実名を織り込んでおり、内情を暴露されたものは失墜・転落人生を歩むことになっていた。

プリンセスダルマがおらず、劇団員達は困っていた。その場に偶然いた黒髪の乙女は、代役を頼まれる。黒髪の乙女はすぐに台本を覚えると、見事ヒロインを演じきった。学園祭事務局長達は捜査を進め、劇の台本を書いているのがパンツ総番長だと気づく。パンツ総番長は学内で話題になれば、客として片思いの相手が来てくれるのではないのかと考えたのだ。先輩は最後の劇の演目にラブシーンがあると知り、ヒロインの相手役であるパンツ総番長と入れ替わろうとした。だが、目的を果たす前に、幕が上がってしまう。

パンツ総番長は先輩の妨害に遭いながらも舞台に立ち、片思いの相手に呼びかけた。片思いの相手が答えてくれるが、その人は女装した学園祭事務局長だった。パンツ総番長が落ち込んだとき、友人の紀子さんがパンツ総番長に告白した。しかし、パンツ総番長は男と言えど、片思いの相手に恋した気持ちを消すことができなかった。学園祭事務局長に告白し2人がキスをしようとしたとき、嫉妬にかられた先輩が邪魔をした。学園祭事務局長は舞台の底に落ちた。その時、パンツ総番長と紀子さんの頭に、鯉が空から降ってきた。パンツ総番長は紀子さんとの新たな恋に目覚めた。

町で風が流行り、黒髪の乙女は知り合いの元を渡り歩いた。その時、風邪が蔓延した原因が、李白だと知る。黒髪の乙女は卵酒を持って見舞いに行った。李白は金があっても満たされない気持ちを抱えており、孤独を感じていた。黒髪の乙女は、李白が町の人と繋がっていることを真摯に伝えた。李白はその言葉に勇気をもらい、元気になった。その後、黒髪の乙女は李白よりも孤独を感じている、先輩の見舞いに行くことにした。

先輩は黒髪の乙女が家に来ると知り、激しく動揺した。未だに気持ちを伝える勇気が持てなかった。先輩が黒髪の乙女と手を取り合っている夢を見た後目を覚ますと、黒髪の乙女が傍で看病してくれていた。先輩は黒髪の乙女に『ラ・タ・タ・タム』をプレゼントした後、今度古本屋に行こうと声を掛けた。頷いた黒髪の乙女の顔は、風邪をひいたかのように真っ赤だった。

デートの日、先輩はドキドキしながら喫茶店で黒髪の乙女を待っていた。そして、黒髪の乙女もまた、ドキドキしながら喫茶店に向かっていた。

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