映画『ヤング≒アダルト』あらすじネタバレ結末と感想

ヤング≒アダルトの概要:『ヤング≒アダルト』は、バツイチ・37歳の独身作家メイビスが、昔付き合っていた男から送られてきた赤ちゃんの誕生パーティの招待状をきっかけに、忌み嫌っていた地元へ戻り、過去の栄光を取り戻そうとするストーリー。

ヤング≒アダルト あらすじネタバレ

ヤング≒アダルト
映画『ヤング≒アダルト』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ヤング≒アダルト あらすじ【起・承】

37歳、バツイチ。作家のメイビスは、愛犬と一緒に都会・ミネアポリスで暮らしてる。仕事はヤング・アダルト小説の作家。しかし、ゴーストライターである。

数年前に売れたシリーズの最終話を執筆し始めたメイビスの元に、学生時代の恋人からメールが届く。それは生まれた赤ちゃんの誕生パーティの招待状だった。
元恋人からの無神経なメールにはじめ怒りを感じるが、幸せだった学生時代を思い出し、故郷に戻ることを決意する。

田舎町を嫌って都会に住んでいたメイビスにとって、故郷に戻るのは久しぶりの事だった。実家を避け、ホテルに泊まったメイビスは、早速元恋人のバディに連絡を取る。翌日に会う約束を取りつけたメイビスは、上機嫌でバーに入る。

そこで会ったのは、高校時代メイビスのロッカーが隣だったという男・マットだった。正直全く覚えていないメイビスだったが、彼が杖を手にしているのをみて思い出す。高校時代、ゲイであるとからかわれ、男子の集団にボコボコにされ怪我をした男子だった。
今どうしているのか聞かれ、「売れている」作家だと言い、今は不動産関係の仕事で戻っていると話す。

メイビスは、高校時代自分がプロム・クイーンだったこと、あの頃が一番幸せだったことを思い、すでに結婚して赤ちゃんまでいるバディとよりを戻そうと考えている。マットはそれを聞いていい顔はしなかったが、話を最後まで聞いてくれた。

ヤング≒アダルト あらすじ【転・結】

バディと再会したメイビスはあからさまに彼にすりより、妻であるベスにも敵意むき出し。適当にあしらうバディに対し、勝手に盛り上がり勝手に勘違いしたメイビスは、二人がまだ愛し合っている、運命の相手だと思い込む。

昔は学校一の美女で、人気者だったメイビスも今やくたびれたアラフォーの女である。昔から彼女の事を良く思っていなかったベスの友人たちや街の住人も彼女を相手にしない。

勘違いしたままパーティ当日を迎え、バディに一方的な思いを打ち明けてキスを迫るが、バディは嫌悪感を露わにしてすぐに出ていくように言う。
自分の勘違いに気付いたメイビスは、大勢の前で感情をぶちまけ、パーティをぶち壊しにしてその場を去る。

酔いが醒めて自分がしてしまったことに気付いたメイビスはマットを訪ね、勢いのままマットとセックスをする。
翌朝、昔からメイビスにあこがれていたというマットの妹と話をする中で、ここにきて初めて自分の人生を肯定され、自身を取り戻したメイビスは、人生をやり直すべくミネアポリスに戻ることを決意する。

ヤング≒アダルト 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ
  • 監督:ジェイソン・ライトマン
  • キャスト:シャーリーズ・セロン、パットン・オズワルト、パトリック・ウィルソン、エリザベス・リーサー etc

ヤング≒アダルト 批評・レビュー

映画『ヤング≒アダルト』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

アラフォー版『ゴシップ・ガール』のよう

冒頭から主人公メイビスの生きざまは痛々しい。二日酔いで目を覚まし、よれよれのハロー・キティのシャツを着て、メイクもしない。
仕事は自称・作家で、実際はゴーストライター。
全く笑えない。これだけを見て、彼女が昔プロム・クイーンだったとはとても思えない。
過去の栄光にすがり、それを取り戻すためだけに元恋人の家庭を壊そうとする。完全なる困ったちゃんである。
勘違いっぷりもすさまじい。心の奥底ではゴーストライターであるというコンプレックスもあるのか、あえて自分から「売れっ子作家」を名乗る場面が多々あり、かなり痛い。しかも、地元に戻った口実が「不動産関係の仕事」とは、ふわふわしすぎ。
高校時代の栄光にすがる所などは、ドラマ『ゴシップ・ガール』のよう。それの劣化版といったところか。美人でちやほやされた経験がある中年女の勘違いストーリーという点では、『ブルー・ジャスミン』にも似ている。ラストまで成長が見られず、全く救いがない所までよく似ている。

子供のまま大人になった

メイビスはヤング・アダルト小説の作家だが、作者本人もまだティーンのままという印象。子供のまま大人になるとこれほど無責任で、迷惑で、恥ずかしい人間になってしまう。悪い見本のようなキャラクターである。
しかし、こういう大人が珍しいかというとそんなこともない。
昔思い描いていた未来とは全く違う惨めな人生を送っていると、「こんなはずじゃなかった」と思う。それは誰しも思うことである。この映画を観ていると、身につまされる人は多いだろう。

ヤング≒アダルト 感想まとめ

コメディタッチで描かれている部分はあるが、全く笑えないほどリアリティがある。客観的にメイビスの落ちぶれた人生を見ているからドン引きできるのであって、実際ありえない設定でもない。これほどあからさまに汚い部分を露呈して恥をかくこともないと思うが、自分の人生が思っていたのとは違うなんてことはよくあることだろう。それにどう折り合いをつけるかが問題なのだ。メイビスは自分の信者の励ましを得てまた自信を回復し、多分また同じような勘違いをしたまま過ちを繰り返すのだろう。そうならないように気を付けよう、この映画を観てそう心に留めた。

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