『イヴ・サンローラン(2014)』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

伝説のファッションデザイナー イヴ・サンローランの伝記映画。彼が映画の題材になるのは3度目。これまでの映画作品は全てドキュメンタリーだったが、本作は本人が死去していることもあり、フィクションも交えた作品である。監督はジャリル・レスペール。

あらすじ

イヴ・サンローラン(2014)』のあらすじを紹介します。

ココ・シャネルなどに並び称される天才ファッションデザイナー、イヴ・サンローランの人生がテーマです。
1953年のパリで、一人のファッションデザイナーが注目を集めました。彼の名はイヴ・サンローラン(ピエール・ニネ)。デビューを兼ねた初コレクションを見事成功させた彼は、若干21歳にしてファッション界の誰からも注目を集める天才として扱われるようになった。

多忙な日々を送る中、ディナーでピエール・ベルジュ(ギョーム・ガリエンヌ)と出会い、恋に落ちる。ピエールは先にイヴの才能に惚れ込み、後からイヴを愛するようになった。

ベルジュはイヴのパートナーとして公私にわたって献身的にサポートする。そのおかげでイヴは彼の名を冠したブランドを立ち上げることに成功し、ファッション界に革命を起こしていく……。

評価

  • 点数:30点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年9月6日
  • 上映時間:106分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ジャリル・レスペール
  • キャスト:ピエール・ニネ、ギョーム・ガリエンヌ、シャルロット・ルボン、ローラ・スメット、マリー・ド・ビルパン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『イヴ・サンローラン(2014)』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

悩むイケメンが見たければ行けばいいんじゃない

中高年の憧れのブランド、イヴ・サンローラン。ブランドを作り上げ、世界一の転載ファッションデザイナーとして名声を博した男の物語にしては、雰囲気が暗すぎです。

彼の心の闇や苦悩を映像的に表現している、とも言えます。しかし、ただ陰惨なだけではありませんか。製作陣は天才の影の部分をどれだけ見せたかったのでしょう。私には、影の部分にしか興味が無いように思えました。

主演のピエール・ニネは驚くほどの美男子でした。しかし、作品のテーマに適した演技をしているかどうか……。彼の起用は、製作陣が天才の影の部分ばかりに目が行っている証拠だと思います。暗すぎ!

「ああ、天才も悩むよね……そうですか……自殺したがっているのかな、ふーん」
これ以上の感想を持てないですよ。華やかさが足りないとは言わないけど、やり方考えろよ。悩むイケメンが見たければ、見に行けばいいですよ。映ってますから。「イヴ・サンローランというブランド」目当てだと満足できないと思います。

恐ろしいほどの広告料

本作の公式サイトにアクセスしてみてくださいよ。トップページの下部に広告がドドーンと掲載されているでしょう。
『イヴ・サンローラン』が広告目当ての映画だってバレバレですよ。『新しい靴を買わなくちゃ』レベルじゃないですか。
ファッションブランドの映画だからしょうがないけど、節操ないね。下品ですよ。山ほどスポンサーのいる映画は成功し得ないですよ。余程の名監督でなければ。

まとめ

どうでもいい映画でした。ブランドに興味が無いわけじゃないですよ。いくら天才でも、ここまで影を見せられるとどうでも良くなるわ!『笑ってはいけないシリーズ』並ですよ。暗い描写の釣瓶撃ち。飽きるわ!

イヴ・サンローランは同性愛者だったんですよね。2010年公開のドキュメンタリー映画はこの面をフューチャーしていました。本作でも同性愛の要素がたくさん出てきますけど、うまくない。『シングルマン』や『J.エドガー』のような上品さに欠けています。そのまんま映してどうするー。

興味深い登場人物もいませんし、暗い描写ばかり。どこに興味を持てと?どうやって興味を持続しろと言うのでしょうか?監督が悪い!脚本も悪い!金儲けの臭いがプンプンするのもダメ。巧妙に隠さんかい!二度と見ません。

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