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映画『人狼ゲーム』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『人狼ゲーム』の概要:ある日突然、意識を奪われ10人の高校生男女が集められる。建物の外へ出ることも許されず、強制的に人狼ゲームへ参加させられた10人の男女は、生き残るために人狼探しの精神戦を繰り広げる。

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映画『人狼ゲーム』の作品情報

人狼ゲーム

製作年:2013年
上映時間:110分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:熊坂出
キャスト:桜庭ななみ、太賀、竹富聖花、岡山天音 etc

映画『人狼ゲーム』の登場人物(キャスト)

仁科愛梨(桜庭ななみ)
女子高生。虫も殺せないような引っ込み思案。学校の図書室の本を読破するほどの読書家で、知識はある。役割カードは村人。
多田友宏(太賀)
男子高生。非常に理性的で仲間割れの仲介をしたりする。役割カードは人狼。ゲームには2回目の参加で愛梨に惹かれる。
井上このみ(竹富聖花)
女子高生。泣き虫だが、姉と共にゲームへ参加させられる。愛梨に懐く。カメラアイを持つも勉強が嫌いであるため、成績は良くない。

映画『人狼ゲーム』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『人狼ゲーム』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『人狼ゲーム』のあらすじ【起】

仁科愛梨は女子高生。彼女はクラスから浮かない程度に人付き合いをし、その他の時間は読書をして過ごすような女の子だった。進んで発言することもできない引っ込み思案の愛梨には押しの強い親友がおり、いつも自分から前に出ろと常々言われていた。

そんなある日の下校時。親友と共に突如、意識を奪われた愛梨。目が覚めると薄暗い部屋に転がされていた。部屋には全部で10人の男女がおり中には面識もある人物もいたが、一先ずは明るい隣室へ移動する。そこには10脚の椅子とテレビ、ビデオデッキが置いてあった。
事情を知る者は誰もおらず、皆ある日突然に意識を奪われ連れて来られたようだった。

全員が揃ったところで、テレビ画面に映像が流れる。10人の男女で人狼ゲームを行えと言う。人狼ゲームとは、10人の内2人が人狼で他8人は村人。
人狼の役割を与えられた2人は、夜中の12時から2時までの間に村人を1人殺すことができる。村人は人狼に殺されないよう、夜8時に全員で集まり会議した末、人狼と推理した者を1人排除しなければならない。
これは、村人と人狼の戦いであり、生き残って勝った者には1億円の賞金が与えられる。
外へ出ても会議で誰も殺せなくても全員死ぬ。10人は建物に閉じ込められ、強制的に人狼ゲームをやらされることになるのだった。

当然、映像を見ただけで本当に人が死ぬなどと思っていない10人。事態の把握ができず、愛梨の親友が彼女を連れて建物から出ようとする。外へ出た直後、親友が首から血飛沫を上げて絶命した。首の頸動脈に仕掛けがあり、外へ出るとそれが発動して死に至らしめるのである。9人はこれが現実であることを知り、それぞれに思い悩むことになる。

夜8時。再びホールへ戻って来た9人。初日は情報が少なく、誰が人狼かなど分かるはずもない。会議らしき会議にもならず、とりあえず指差し多数決で1人を選ぶことになった。愛梨はどうしても誰かを殺すことができず自分を差すも結局、多数決により1人を選び排除した。

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映画『人狼ゲーム』のあらすじ【承】

提示されたルールを破っても全員死ぬ。村人は夜12時から朝の6時まで与えられた部屋から出ることができない。その夜、愛梨の隣室から銃の発砲音が聞こえる。人狼が村人を殺したのだ。少なくとも、人狼が1人は残っているということだった。

村人には1人だけ予言者という役割を与えられた者がいる。予言者は誰かを選び、その人の役割を知ることができる。しかし、予言者の役割を与えられた者が自己申告しなければ、誰が予言者かも分からない。
提示されたルールさえ守っていれば、何をしても死ぬことはないので、嘘を吐いたり誰かを欺いたり貶めることもできるのだ。

自殺で1人、排除で1人、人狼が1人。残りは7人。彼らは疑心暗鬼となり、腹の探り合いは続く。遺体をそのままにはしておけないので、愛梨を含めた仲間たちで建物の外へと出した。

人の命を奪い、奪われるという緊迫した状況の中、事を冷静に受け止め人狼を割り出す対策を考える者もいる。それを打ち明けられた愛梨は、指差し多数決から人狼を割り出せるのではないかと提案した。
そうして夜の8時。7人は再び人狼を探し出すべく、会議を行うのだった。

映画『人狼ゲーム』のあらすじ【転】

井上このみは愛梨の1つ年下で泣き虫の女の子だった。彼女はなぜか愛梨に共感し、懐いている。このゲームには愛梨の姉も参加していた。だが、姉とは何らかの確執があるようで、仲良くしている様子は見られない。その姉が会議で唐突に自分が予言者だと公言。
昨夜、占いをした1人を名指しし、人狼だと言うのである。それを聞いた別の1人が自分こそが予言者だと発言。人狼だと言われた者を占ったが、村人だったと言う。
2人が庇い合う様子を目にした姉は2人こそが人狼だと叫ぶ。この発言こそが嘘かもしれないため、完全に信用するには難しい。

だが、このみの姉は妹を守りたいからと叫ぶ。予言者の占い方法を巡り、会議は難航。30分後、言い合いを続けても埒が明かないため、指差し多数決をすることにした。
結果、始めに人狼だと名指しされた者が選ばれる。彼はこの殺人ゲームを終わらせるため、冷静に対策を練ろうとしていた者だった。

人は頭の中で理解し覚悟をしていても、本能的に死を恐れる。死の間際に立って抗わない者などいない。排除の際は必ず暴れて逃げ回るため、仲間達は必死になって逃げる者を押さえつけなければならなかった。
全ての状況が精神を追い詰める。誰かを選べず、自分を指差している愛梨をずるいと責める者も出てきた。
そうして、また1人。真夜中になって人狼の手で村人が殺害。これで、昨夜選んだ者が人狼ではなかったことが判明する。

映画『人狼ゲーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

残りは5人。この中に少なくとも1人は人狼がいる。朝食の場で腹の探り合いが始まったため、愛梨は早々にその場から去り部屋へ戻った。
しばらくすると部屋にこのみが訪ねて来る。彼女は情景を一瞬で記憶することができる特殊な目、カメラアイを持っていた。
指差し多数決で人狼が割り出せるのではないかと提案した愛梨の考えから、このみは多数決の場面を整理して持って来てくれたのである。

多数決の場面を整理し改めて考えた愛梨は、人狼同士は互いに選ばないはずだと気付く。特に情報が少ない序盤では、仲間を選ぶことなどありえない。
故に、昨夜選んだ人物は序盤で指差しされていたため、確実に人狼ではないことが分かった。
そうなると、人狼だと扇動したこのみの姉が嘘を吐いていることになる。恐らくは彼女が人狼なのだ。その後、このみは姉に話をしに行き、愛梨はこれを多田にも話した。

その夜、会議に集まった5人。この時点でこのみの姉が人狼であることが確定していた。彼女は妹を守るため、嘘を吐いたと言う。そして、もう1人の人狼は多田だと公言。彼はこのみの姉と口論を展開する。
そうして、多数決。愛梨は初めてこのみの姉を指差した。

排除の準備中、またもこのみの姉が真実を明かす。多田とこのみの姉は2回目の参加だと言うのだ。再び怒鳴り合いが始まる中、冷静に薬物の準備をする愛梨。泣き叫び怒号が飛び交かった上、このみの姉は押さえつけられ排除された。

その後、多田と会話した愛梨。2人は互いに惹かれ合っていた。恐らく多田は人狼である。それでも彼は誰かを救おうと心を砕いていた。優しい人だった。

翌朝。予言者と名乗った人物が死亡。多田と殴り合いをしたのだ。これで彼が人狼であることが確定する。多田は顔を腫らしながら涙し、このみに土下座をして謝った。完全な悪人にもなれず、心優しい多田は人狼として人の命を奪うことに、どれだけ心を痛めてきたのか。想像に難くない。

彼は泣きながら外の空気を吸いたいと言い、自ら外へ。そうして、何があっても最後まで諦めるなと叫び、走り去った。仕掛けが作動し、血塗れになりながら多田は命の限り走り続けそして、亡くなった。

多田が死亡した後、テレビ画面に指示が映し出される。愛梨とこのみは泣きながら、それを眺めた。ゲームは前半戦が終了。後半に続くらしい。2人は後半戦に備え準備を行い、部屋へ戻った。そうして、与えられたカードを確認。そこには、人狼という文字が示されていた。

映画『人狼ゲーム』の感想・評価・レビュー

飲み込みの悪い私には、ゲーム自体を理解するのにかなり時間がかかった。
途中途中で、こう言ったから彼は人狼ではないとかあれこれ説明してくれるのだが、なるほどと納得する前に次のセリフが始まっているので、ついていくのが大変だ。
しかし、概要を掴んでもう一度観たら、とても面白かった。
女子生徒たちが突然叫ぶような罵り方をするのが耳に痛いが、それ以外はゲームの設定もストーリーも楽しかった。(女性 30代)


平穏な高校生活を送っていた愛梨の身に、突如人狼ゲームをさせられる事態が起こり、周りの状況が分からないまま死を覚悟していく場面や、誰が人狼で誰が村人か探り合いながら戦っていく場面が見所であった。心優しく引っ込み思案な愛梨にとってかなり屈辱的な内容だったが、持ち前の知識を活かし提案をしたり、多田との恋心も垣間見れた。緊迫したシーンが多く、緊張感があるなか映画を見られ、頭を働かせる内容であった為、その場にいるような躍動感も得られた。後半戦へと続く終わり方だった為、続きが気になった。(女性 20代)


強制的に学生達が集められ命を賭けて人狼ゲームをさせられるという内容だが、精神戦はかなり消耗する。そもそも人狼ゲームのルールの詳細がよく理解できていないと分かりにくい点も多い。自分は頭の回転が速いほうではないので、精神戦では絶対に勝てないと思った。人狼ゲームは向いていない。でも観る側なら楽しめる。自分が人狼でありながら、ヒロインを救うべく自ら犠牲になる多田の勇気に胸が痛んだ。命の重さを良く知ることができる作品だと思うが、あまりにも理不尽だとも思う。強制参加という点が解せない。ただし、ゲームとして見るには面白いと思う。(女性 40代)


そもそも「人狼ゲーム」というゲームを知らない人にとっては少し分かりにくい設定かも知れません。『SAW』のようなただのデスゲームかと思いきや、心理戦的な要素が強く、死が近づいた状況でもこんなに頭を使って、人を疑い続けなければいけないのかと絶望的な気持ちになりました。
ただ、主人公がどうしようもないことをうだうだ言っていて本当にイライラします。この状況でネガティブなことを言ったり、泣いたりするのは良くないですよね。(女性 30代)

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