映画『ゾンビ・リミット』あらすじネタバレ結末と感想

ゾンビ・リミットの概要:2013年のゾンビ映画。感染が広がる世界で、医師として働くケイトと、感染者である彼のアレックスをめぐり生き延びていく様を描いている。

ゾンビ・リミット あらすじネタバレ

ゾンビ・リミット
映画『ゾンビ・リミット』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ゾンビ・リミット あらすじ【起・承】

20年前にゾンビの感染が蔓延し始める。
とある家族も父親が感染し、襲われた母。娘は銃で父を撃ち殺し、そのまま家を出るのであった。

病院で医師として勤務するケイト。彼女はリターンドと言われる者達への治療に当たっていた。リターンドとは、ゾンビ化してしまう事を抑えるワクチンを打ちながら、だましだまし生活していく感染者の事である。
たんぱく質の一種で、ゾンビと化してしまうウィルスを防ぎ、一生打ち続けるなら普通の人の様に生活できるのだ。
しかし打たないと逆に48時間でゾンビ化してしまうと言う物だった。

ケイトには恋人であり、ミュージシャンをしているアレックスがいる。アレックスはリターンドであり、薬品管理をするイヴの協力で症状を抑えて生活していた。
出会いはアレックスの入院時である。
アレックスは親友であるジェイコブにリターンドである事を告白する。
すると秘密を守るだけでなく隠れ家の提供など親身になってくれるのだった。

そんな中、ケイトが夜勤の日にリターンド撲滅派の過激グループによる襲撃で、患者を皆殺しにされてしまう。
老若男女問わない襲撃で、彼らグループは治療中のリターンドのアドレスリストを奪って行ってしまった。その事からアレックスも襲われると心配したケイトだが、家に戻るとアレックスが男を銃殺していた。
レイの撲滅派グループが、宅配業者として装い侵入してきたので、もみ合いながら殺してしまったのだ。事の発覚を恐れた2人は、その死体を郊外の池にトランクに詰めて遺棄する。
このアドレスの家に居ては危険だと察知した2人は、親友ジェイコブの別荘へと避難する事に。

銃の必要性を訴えたジェイコブは、ケイトの反対を押し切り家へと取りに戻る。
するとリターンドの捜索をしていると言う警察が訪ねて来た。
見つかってしまえば隔離か、最悪殺されてしまうと考えたケイトは、隠れていたアレックスをかばう為に「彼は発症してしまったので撃ち殺した」とだますのだった。

ゾンビ・リミット あらすじ【転・結】

死体の確認を先ほどの撲滅派グループの男性の遺体でごまかす事に成功する。
池に沈めた事で腐敗と、年齢が近い様な事で確認があいまいで済んだ。
警察もケイトを信じ、罪には問われずに済んだ。

ジェイコブの別荘では、アレックス達とジェイコブ負債が過ごしていたが、イヴからワクチンが大量に手に入った事を聞きイヴの家へ。
家に行くと、呼び出しにも反応が無く、中ではイヴが死んでいた。
その上もみ合った際に取れたと思われる付け爪が。
しかしそれはイヴではなく、ジェイコブの妻アンバーの物だとケイトは見破る。

危険を察知したケイトは、別荘にあるワクチンの確認をアレックスに促すと、残り1本のみでジェイコブと共に消えていた。
妻のアンバーがリターンドだった事から、アレックスから薬を奪う為に騙したのだった。
少しでも良いので薬の返却を求めたが妻を思うジェイコブは拒否。

新薬がまだ無い為、上司に相談したケイトは、内緒で病院のストックである薬を60日分譲ってもらえる事に。
喜び急いでアレックスの元に向かうケイトだが、元患者の父親が車の窓を割り強奪。
必至で追ったケイトだが、ワクチンは割れ、使い物にならなくなってしまった。
本残らず割れてしまっていた。

絶望したケイトは、ゾンビ化して暴れないようにと拘束具を買ったアレックスと一緒に過ごす。そんな中で、いざと言う時は頭を打って欲しいと言うアレックスに、20年前の自分の記憶がよみがえるケイト冒頭の逃げる娘はケイトの家族の事だった。
思い出しながら銃声が響くのだった。

病院を辞める事になり、去る際に花火の打ち上げが。
上司が恒久的に使えるワクチンが完成してお祭り状態だと祝う。
あと少しで助かったのにと泣き崩れるケイト。
罪悪感で暗いジェイコブに対しアンバーは、「皆無事でしょう」と人事だった。

時が流れ、子供を宿したケイト。
2人が夢見ていた家へと引っ越した後、出産が近付いていた。
しかし、アレックスを殺した銃が引き出しには有り、壁にも復讐の如くアンバー夫婦の切り抜きが貼られていたのだった。

ゾンビ・リミット 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:138分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:マヌエル・カルバージョ
  • キャスト:エミリー・ハンプシャー、クリス・ホールデン=リード、ショーン・ドイル、クローディア・バソルス etc

ゾンビ・リミット 批評・レビュー

映画『ゾンビ・リミット』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

アクションより人の心の動き

パニックホラーかと思える世界観や、設定ではあるが意に反してヒューマンドラマやラブストーリーに近い内容でもある。
ゾンビに感染してしまう危険のある世界、また既に感染しそれを抑える薬を騙し騙し打ち続ける人のいる世界。
設定自体はなかなか良いし、泣ける映画である。
全体的に慌しい雰囲気もそこまで無い上に、動きもどちらかと言うとゾンビ映画にしては淡々としている。薬を盗んだのが実は裏切ったジェイコブ夫妻だったなど、ミステリーの様な雰囲気で進むシーンも多い。
リターンド撲滅派グループによって病院が襲われた際には、恐怖感が引き立ってはいるが全体的に静かに流れていく映画と感じる。
大事な人がいる場合に、この荒廃した世界でどう身を守りながら守っていくかが観ていて問われる。
誰でも一歩踏み違えると悪人になってしまうのかもしれないと感じる意味ではとてもホラーである。

最後が名残惜しい

アレックスを自らの手で命を終わらせたケイト。
20年前の親を自分で撃ったつらい記憶まだ引き出されてしまい、ケイトには同情してしまう。
しかも、その直後に近い時に希望のワクチンが完成と言う知らせはあまりに酷である。
何年かして、子供、しかも男の子をお腹に宿したケイトだが、その心や瞳には忘れられないアンバー夫妻への復習の色が浮かんでいる。
この静かな殺意と復讐心をもう少し作中でせめて取り入れて欲しかったと思う。
さわりだけでも復讐シーンを入れるともっとこの映画の良さが引き立ったかなと思える部分だけ少し残念ではある。

ゾンビ・リミット 感想まとめ

アクション映画で迫り来るゾンビ達から逃げ惑う話と思いがちなタイトルだが、それに相反して心が切なくなるラブストーリーでもある。
ケイトやアレックス当人達はもちろんだが、ジェイコブや、ケイトからワクチンを奪おうと考えた元患者である子供の父親など、大事な人を思う場合は見境がなくなってしまうであろうと言う事態がリアルに描かれている。
ゾンビ化まではいかないが、現世界でもパンデミックの様な事態は起こりうる場合もあるので、自分がいざと言う時にどういう心持でどんな行動をするかを、この映画を観ると考えさせられると思う。

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