海外ドラマ『24 TWENTY FOUR シーズン8』の概要:ジャックは過去の捜査のしがらみから解放され、キムと孫娘と平和な生活を送っていた。彼自身もCTUの仕事に一切の未練は残っていない様子である。そこに依然情報屋として重宝していた男が彼に助けを求めやってくると、事態は一変する。アメリカの国連を訪問しているハッサン大統領の暗殺計画の情報を掴んでしまうのであった。
海外ドラマ『24 TWENTY FOUR シーズン8』の作品情報
話数:全24話
ジャンル:アクション
海外ドラマ『24 TWENTY FOUR シーズン8』の登場人物(キャスト)
- ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)
- CTUの捜査から身を引いている元現場捜査官。現在は家族と一緒に暮らす計画も立てており、いままでの厳しい仕事の顔は消え去っていた。
- キム・バウアー(エリシャ・カスバート)
- ジャックの娘。過去にはジャックとの確執もあったが現在は一緒に暮らしたいと望んでいる。CTUに所属していた過去を持つ。
- クロエ・オブライエン(マリー・リン・ラスコフ)
- 新設のCTUへと復帰を果たした分析官だが、現役の頃とは比べ物にならないほどに発達したテクノロジーを扱いきれずに肩身の狭い思いをする。
- アリソン・テイラー(チェリー・ジョーンズ)
- アメリカ合衆国初の女性大統領。以前は夫と共に政権を握っていたが、いまは一人で公務をこなす日々が続く。
- オマール・ハッサン(アニル・カポー)
- カミスタン共和国の大統領。テイラー大統領からは100年に一人の指導者と評価されている。
- ファラド・ハッサン(アクバ・クルサ)
- ハッサン大統領の弟でありながら、主席補佐官。政治的な考え方を巡って兄と衝突することもしばしばある。
- メレデス・リード(ジェニファー・ウェストフルド)
- ハッサン大統領を取材する女性記者。大統領との肉体関係をファラドに疑われているために、彼からは牽制されている。
- ブライアン・ヘイスティングス(マイケルティ・ウィリアムソン)
- 新設のCTUのニューヨーク支局長。思い込みが激しく、捜査官たちの意見を一切耳にしないなどの、独裁的な指導方針を取る。
海外ドラマ『24 TWENTY FOUR シーズン8』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
第1話 午後4時〜午後5時
ジャック(キファー・サザーランド)はキム(エリシャ・カスバート)と孫娘のテリーと一緒に幸せな時間を過ごしていた。キムはジャックと一緒に住みたいと彼に伝えたようだったが、彼が一人で住むと主張したことに頭を悩ませていた。ホワイトハウスではテイラー大統領(チェリー・ジョーンズ)がカミスタン共和国の大統領との和平交渉を進めていたが、お互いの国益を損ねない為に会議は非常に難航して、今までのジャックとの問題は全て解決したかのように見えた。
ジャックは少ない荷物を引っ越しの為にまとめていると、過去に情報屋としてジャックが使っていたヴィクター(アニル・カポー)という男が彼の元に助けを求めてやってくる。ヴィクターは助けを請う代わりに新設されたCTUへの情報提供を申し出た。彼の情報は大統領が現在和平会議を進めているカミスタン共和国のハッサン大統領(アニル・カポー)の国連訪問中に計画されている暗殺だった。すぐさまCTUにジャックは連絡を取ると、CTUはヴィクターを保護する為にヘリコプターを送る。
新設されたCTUでは新しい技術に慣れないクロエ(マリー・リン・ラスコフ)が肩身の狭い思いをしていた。それに加えて技術に追いつけないのであれば解雇するとまで伝えられてしまう。ジャックはヴィクターを安全な道のりでヘリポートにまで護送していたが、彼を訪れる前に被弾した傷口が悪化し、ショック状態に陥っていた。
国連の建物ではハッサン大統領が暗殺計画を知らされることなく、テイラー大統領との共同での会見の準備を行っていた。そんな中、ヴィクターを射撃した男二人組がジャック達を追ってきていた。CTUのヘリも到着し、一度はヴィクターを無事に確保したかのように思えた。しかし別の追っ手がロケットランチャーでヘリを爆発すると、ヴィクターは絶命してしまう。彼は死亡する前にハッサンの仲間の中に内通者がいることを聞き出したジャックだったが、それ以上の情報は聞き出すことができなかった。
第2話 午後5時〜午後6時
政府の仕事には二度と戻らないと言い張るジャックにハッサン大統領暗殺の情報を託して命を落としたヴィクター。ジャックは彼の情報をCTUに伝えると、キムとの約束があるのでCTUへの情報提供はできないと伝える。しかしヴィクターの遺体を見つめると渋々CTUのニューヨーク支部まで現状報告をしに出頭することを決意する。CTUニューヨーク支部長のヘイスティングス(マイケルティ・ウィリアムソン)はテイラー大統領の側近に暗殺計画をハッサン大統領に伝えるようにと進言するが、和平会議の調印に支障をきたす可能性を懸念したテイラー政権はヘイスティングスからの進言は受け取られなかった。
ハッサンに近い人物で彼の暗殺に関与していると思われる人物にメレデス・リード(ジェニファー・ウェストフルド)という記者に白羽の矢が立った。新聞記者でハッサンの記事を書いているということでハッサンに近い人物だったが、実は彼との関係はそれ以上のものに発展しているようであった。しかしクロエは彼女の経験上容疑者の特定が簡単なことが不自然だと発言する。そこにジェックがCTUに到着する。クロエはジャックにもリードが無実だと説得するが、未だに彼は捜査に加わる気はなかった。
リードの拘束が明るみになり、ハッサン自身にも彼の耳にも暗殺計画の情報は届いていた。彼は関係を持っていたリードの裏切りに傷心していた。彼の首席補佐官でありながら弟であるファラド(アクバ・クルサ)はテログループの首謀者である男との連絡を取っていた。ヴィクターの言っていた人物はファラドであったのだ。
CTUではクロエが必死にジャックを説得していた。今まで散々ジャックの無理な頼みを聞いてきたクロエの頼みとあっては断ることを躊躇するが、キムに捜査に加わるように説得を受ける。今までのキムの発言とは思えない説得とクロエの存在に困惑するジャックだったが、彼は捜査に加わることを固く決意する。
ジャックとクロエは彼女が見つけた手がかりを追っていた。手がかりの男はリードのアパートに忍び込んで彼女を陥れようと細工をしたのではないかと疑っていた。ヘイスティングスには内緒での捜査のつもりであったが、ジャックが武器庫で銃を調達していた際に見つかってしまう。しかし彼の説得でヘイスティングスは独自の捜査を進めることを許す。彼は再び捜査へと自分の身を置くことになったのだ。
第3話 午後6時〜午後7時
未だにリードが容疑者だと信じているヘイスティングスは彼女への尋問を最優先事項だとしていたが、CTUの中でもリードが陥れられたのではないかと疑い始める者が出てきていた。ヘイスティングスはリードの供述やハッサンとの関係には全く耳を貸す様子もなく彼の捜査は真実と程遠いところまで来ていた。
独自の捜査を認められたジャックはリードのアパートに侵入していた不審な男を追ってある一般家庭の自宅に訪れていた。そこではその家に住んでいた警官が殺害されており、殺害現場に居合わせたジャックは駆けつけた警官に拘束される。そして警官殺しと勘違いされたジャックは悪徳警官に不法に拘束されてしまう。
ジャックと連絡が取れなくなっていることを不審に思ったクロエはヘイスティングスに支援を求めるが、彼は容疑者を確保していると確信しているためにジャックに人員を割くことは出来ないという。そんな中、リードが告白したハッサンとの関係を裏付ける彼自身の証言がヘイスティングスの耳に入る。
ハッサンとの電話によってリードの供述は信ぴょう性を増してきたことは誰の目から見ても確実であったが、ヘイスティングスは依然としてリード以外の容疑者を疑おうとはしなかった。そこに大統領たちがステイしている国連の建物に爆弾が仕掛けられているとの情報が入る。これもまた信ぴょう性に掛け、非常に懐疑的なものであったがヘイスティングスは大統領を始めとする重要人物に対して避難指示を発令してしまう。
拘束されていたジャックは不良警官に嫌気がさしていたもう一人の警官によって解放されると、コールに避難指示は罠だと伝える。ハッサンの車が爆破される直前にコールは身代わりとなり、彼の車は爆破され激しく横転する。コールの座っていた運転席は地面に強く叩き付けられ潰れていた。
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