『バグズ・ライフ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

ピクサーによるフルCGアニメーション映画の2作目。イソップ物語に取材した物語の登場人物は全て虫という異色作である。監督は『トイ・ストーリー』のジョン・ラセター。

あらすじ

バグズ・ライフ』のあらすじを紹介します。

池の中に浮かぶ島、アント・アイランドには主にアリたちが暮らしていた。夏になると島にバッタたちがやってきて、秋までの間にアリたちに食料を集めさせる仕事をさせていた。まるで農民たちに年貢を納めさせるかのように。
奇抜な発明家・フリックはその発明品があまりに危険なことからアリたちに「歩く災難」とまで言われていた。彼は刈り取り機を発明したが、失敗してしまい集めた食料が皮に流れてしまった。フリックは責任をとるためにバッタたちと対決することを決意し、手助けしてくれる強い用心棒を探すために都会に出ることをアリ達と約束したのだった。
都会へ向かう道中、あるサーカス団が公演を行っていた。団員たちは公演中に起きたある事件がきっかけで全員解雇され、職を失ったのだった……。

評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1999年3月13日
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
  • キャスト:デイブ・フォーリー、ケビン・スペイシー、ジュリア・ルイス=ドレイファス、ヘイデン・パネッティーア、フィリス・ディラー etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『バグズ・ライフ』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

あまりにも子供向けすぎる

ジョン・ラセターとピクサーの前作『トイ・ストーリー』は大人が見ても楽しめるというか、大人こそガッツリ楽しむことができる映画でした。しかし、本作ではまるで大人をターゲットから外したかのような幼稚なストーリーなのがとても残念ですね。感情移入できるようなキャラクターがいない(動機が弱すぎる)ことが致命的で、子どもが見ても楽しめるかどうかわかりません。特に主人公が弱いですね……。これではダメ。
ちなみに、物語は『七人の侍』によく似ています。参考にしているにしては酷すぎ。

虫が気持ち悪すぎ

登場人物が全て虫だというのがいまいちヒットしなかった理由の一つではないかと思います。そりゃあ虫好きの子どももたくさんいるけど、そうじゃない子供のほうが多いんだからね、多分。特に女の子は…。この点から深読みすると、ジョン・ラセターは『トイ・ストーリー』の制作で疲れ果てていたのではないかと思います。視野の広い映画を作るのはしんどいから、自分が子どもの時に好きだった虫を、自分のような子どもたちだけに向けた映画の主人公にしてやろうと思っていたのかも。だから大人と女の子をターゲットから外したと考えられます。見事に失敗していますけどね!内側にも向ききれていないんだもの!

まとめ

ピクサーの作品の中では最も評価が低い映画の一つです。低評価も頷けるようなクオリティなので、今あらためて見る必要は無いです。『トイ・ストーリー』シリーズを100回見た方がマシ。ちなみに、『トイ・ストーリー』の次の作品はクオリティが低いという都市伝説があるみたいですよ。
本作を評価している人は、おそらく公開当時に劇場で見てフルCGに感動した人なんじゃないかと思います。そうでもないと、褒められるようなところが見つからないですからね。ダメなピクサー作品は珍しいですから、物珍しさ目当てで見ようかな〜とか、CGアニメーションについてレポートを書かないといけない芸大生や専門学生が見るというのなら止めないです。CGは凄いので。

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