映画『ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』あらすじネタバレ結末と感想

ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島の概要:人気漫画『ワンピース』の劇場版の第六作目。今となっては有名になった細田守が監督を務めた。草彅剛などのゲスト声優も豪華で話題を集めた。

ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 あらすじネタバレ

ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島
映画『ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 あらすじ【起・承】

グランドラインで航海を続ける、麦わら一味のもとに、ボトルに入った手紙とログポース(次の行先を示すアイテム)が届く。その手紙には、「君が海賊の中の海賊なら、信頼する仲間を連れてオマツリ島に来るがいい」といった内容が記されていた。文面には、その島がリゾート地であるようなことが書かれており、仲間たちが興味を示したため、ルフィはその島へ行くことを決意。

オマツリ島には、ジャングルの奥に遊園地やリゾートホテルがあり、象に乗ったオマツリ男爵やその他の人たちには、何故か身体から草が生えていた。もてなしてくれるのかと思いきや、リゾートを満喫するためには「地獄の試練」を受けろとオマツリ男爵は言う。嫌がるナミ、しかしなんだか面白そうと興味を示すゾロやルフィ。

用意された試練は、金魚すくい、輪投げなどお祭りに関連したゲームだった。麦わら海賊団の一味は、ひとつひとつを持ち前の戦闘力の高さでクリアしていく。そんな中、ルフィは不思議なちょび髭を生やした男と森で出会う。そのブリーフという男は、海賊でオマツリ男爵に反乱を起こそうとしていた。

ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 あらすじ【転・結】

オマツリ男爵は仲間をバラバラにしてしまうから気を付けろとブリーフに警告されるルフィ。その言葉通り、ゲームを通して仲間たちはすれ違いを繰り返し、仲たがいをしていってしまう。ロビンがオマツリ男爵に関して独自に調査を進めているうちに、オマツリ男爵の船と思わしき壊れた船を見つける。だが、いろいろと調べていることをオマツリ男爵に見つかって、矢で射られてしまった。

晩餐が行われているが、ロビン、ウソップ、チョッパーの姿がない。そのことでルフィを責めるサンジ。仲間を探したり和解をする間もなく、次の試練が開始されてしまう。ゾロは敵を切るが、何故か死なない敵。ゾロもまた、ロビンと同じように矢で射られてしまった。

仲間が目の前で次々と消え、死んだと言われ戦意喪失したルフィを助けたのはブリーフだった。

実は、島の頂上にあるリリーカーネーションという花が諸悪の根源だった。オマツリ男爵は、リリーに生贄をささげることによって、嵐で死んでしまった仲間たちの姿を植物として再生してもらっていたのである。男爵の肩には、その本体が付いており、ルフィはブリーフたちの助けを借りてその花を壊し、仲間を救い出したのだった。

ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2005年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:アニメ、アドベンチャー
  • 監督:細田守
  • キャスト:田中真弓、岡村明美、中井和哉、山口勝平 etc

ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 批評・レビュー

映画『ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ワンピースらしくない作品

様々なレビューでも目にするし、少し調べればいくらでも感想として出てくるのがこの、「オマツリ男爵と秘密の島は、ワンピースらしさがない」といったものである。確かに、作画も少し変わっているし、何よりもこの映画自体に漂い続ける暗鬱とした雰囲気が、全くと言っていいほど『ワンピース』らしくないのだ。それは私もそう感じた。何を言っているのかよく聞き取れないようなささやき声がところどころで多用されているし、敢えて不気味な色使いがされていたり、あとは会話で奇妙なポイントが累積していく点などは、スッキリ爽快の『ワンピース』にはあまり似つかわしくない作風である。

それが嫌だ、と思うのは少し早合点だと思う。個人的に『ワンピース』映画のなかでこの作品はかなり好きな部類に入る。『ワンピース』映画は、尾田栄一郎自身が手をかけたものもあれば、エピソードの焼き直しなど様々な展開をしている。私は、映画オリジナル作品という意味では、この作品が最も好きだ。確かに、『ワンピース』らしさが欲しくて観ると、なんだか違う、と思ってしまうかもしれないが、1つの作品として新しい世界を見たという点においては、非常に良くできた世界観を持っていると思うからである。

仲間とは

『ワンピース』の根底にずっと流れているテーマは「仲間とは」といったものだろう。大切にするだけではなく、どのように仲間になっていくのか、どのような存在なのか、またどのようにぶつかり、そして手を取り合って生きていくのか、様々な角度から仲間というものを切り取って描くのが『ワンピース』である。そういった意味において、この作品はしっかりと「仲間」を描いている。オマツリ男爵がなぜこうも執拗にルフィたちを襲うのかも、ルフィの力の源も、しかし人だからこそぶつかりあうのも「仲間」である。新しい『ワンピース』の一面を観ることができるのだ。

ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 感想まとめ

『ワンピース』らしさがないという評判は正しい。絵柄も、色使いも、音の使い方も、会話も、確かにこれまでの、そしてこのあとの『ワンピース』とは似ても似つかない。だからこそ面白くないはずと倦厭せずに、ファンなら逆にぜひともみて欲しいと思う。『ワンピース』が大切にしている仲間について、他の切り口にはない描き方ができている作品だといえるからだ。一部の人からは「トラウマ」となったと言われるくらいの強烈な作品だが、だからこそファンも多いのではないだろうか。私は映画オリジナル作品としては一番好きな作品である。

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