映画『隣のヒットマン』あらすじネタバレ結末と感想

隣のヒットマンの概要:隣人が凄腕の殺し屋だったことで善良な歯医者が思いもよらないトラブルに巻き込まれていくクライム・コメディ。殺し屋をブルース・ウィリス、歯医者をマシュー・ペリーが演じている。2000年公開のアメリカ映画。

隣のヒットマン あらすじネタバレ

隣のヒットマン
映画『隣のヒットマン』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

隣のヒットマン あらすじ【起・承】

カナダのモントリオールで歯医者をしているオズ・オゼランスキー(マシュー・ペリー)は、強欲な妻のソフィと義母に悩まされていた。2人は義父が残した借金を返済しているオズに、保険金が入るから早く死んでくれと言う始末だった。

オズは最近ジルという助手を雇い始めた。ジルはなぜかソフィのことを毛嫌いしていた。

ある日、オズの隣家に新しい住人が引っ越してくる。オズは“ジミー・ジョーンズ”と名乗る隣人の左腕にあるチューリップのタトゥーを見て驚く。ジミーはシカゴでは有名なマフィア御用達の殺し屋ジミー・チュデスキ(ブルース・ウィリス)だった。ボスのラズロを裏切ったジミーの首には、息子のヤンニが高額な賞金をかけていた。

ジミーと色々と話すうちにオズのジミーに対する印象は変わる。しかしソフィはヤンニにジミーを売り、金を貰ってこいと言う。やってくれたら離婚してやるが、断ったら人生をボロボロにしてやるとソフィはオズを脅す。

仕方なくシカゴへ飛んだオズはホテルでいきなり殺し屋のフランキーに拉致されヤンニの屋敷へ連れて行かれる。そこにはジミーの妻のシンシアもいた。

ヤンニはオズにフランキーとカナダへ帰り、ジミーの居場所を教えるよう命令する。居場所が確認できたらヤンニとシンシアもカナダへ行くという。

ホテルに戻ったオズはジミーに電話で“逃げろ”と警告するがジミーはすでに全てを知っていた。混乱するオズの部屋をシンシアが訪ねてくる。

シンシアは自分もジミーに金のため殺されると言う。オズは美しいシンシアに恋をしてしまい、2人は愛し合う。オズは必ずシンシアを守ると約束する。

隣のヒットマン あらすじ【転・結】

翌日、フランキーとカナダへ帰ったオズは彼とホテルの部屋へ行く。するとそこにはジミーがいた。なんとジミーとフランキーは仲間だったのだ。

ソフィはオズを裏切りジミーに全てを話し、さらにオズの殺害まで依頼していた。それを聞いたジミーはわざとオズをヤンニに会わせ、彼らを呼び寄せて殺す計画を立てていた。

ジルはオズからジミーの話を聞き、彼に会わせてもらう。何とジルはソフィに雇われた殺し屋だったが、オズに情が移り依頼を断っていた。ジミーはジルを気に入り、彼女に今夜のヤンニ殺しを手伝えと言う。シンシアも殺すと言うジミーの話を聞き、オズは焦る。

その夜、フランキーの案内でジミーの家に忍び込んだヤンニの一味はジミーたちに殺される。現場にはソフィが新たに雇った殺し屋までウロついておりジミーはこの男も始末する。それを見たソフィは恐れおののいて逃げ出す。しかし殺し屋だと思っていた男はソフィの囮捜査をしていた警察官だった。

一方、オズはシンシアを連れて逃げていた。オズは電話でジミーにシンシアとのことを正直に話す。ジミーはオズの裏切りに怒り心頭だったが、オズの計画を聞いて気が変わる。

その計画とは、警察官の死体にジミーが過去に治療した銀歯を埋め込み焼いてしまい、ジミーが死んだように偽装するというものだった。

計画は成功し警察はジミーとヤンニたちが殺し合いをしたと判断した。さらに行方不明になっている警察官の車から発見されたテープでソフィの嘱託殺人未遂が明るみになり彼女と義母は逮捕される。そしてオズは堂々とソフィと離婚する。

ジミーはシンシアが2人名義の1000万ドルを手放すならオズを許すと言う。シンシアはまっすぐに自分を愛してくれるオズを本気で愛するようになっており、金よりも愛を選ぶ。

フランキーはそれでもオズを始末すべきだとジミーに言い、逆にジミーに殺されてしまう。ジミーもまたジルと愛し合うようになっていた。

オズはシンシアにプロポーズをし、2人は無事に結ばれる。

隣のヒットマン 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2000年
  • 上映時間:99分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:ジョナサン・リン
  • キャスト:ブルース・ウィリス、マシュー・ペリー、ロザンナ・アークエット、マイケル・クラーク・ダンカン etc

隣のヒットマン 批評・レビュー

映画『隣のヒットマン』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

バランスのいい人物配置とストーリー展開

有名な殺し屋が隣に引っ越してきたことで、人のいい歯医者の人生が大きく変わっていくというこの物語。次の展開が読めそうで読めない。

毒婦の妻が裏切ることや助手のジルが実はオズの命を狙う殺し屋なのだろうなということぐらいはすぐにわかるし、マシュー・ペリーの演じるオズはとても素直な男なので彼の動きや感情はわかりやすい。ただ、あまりに人がいいので“おいおい、そんなことして大丈夫か?”と心配させられるのだが、それが彼への感情移入につながる。

対照的にブルース・ウィリスの演じる殺し屋のジミーは何を考えているのかが本当にわからない。ブルース・ウィリスが含みのある演技で本性を見せない殺し屋を非常にうまく演じており、ジミーの存在は常にスリリングだ。さらにジミーの妻であるシンシアもあまり感情を表に出さない女で、腹の底が読めない。

わかりやすい人物であるオズと悪党側のバランスがとてもいいので、最後の最後まで緊張感が持続し先の読めない展開に胸が踊る。よくできた人物配置とストーリー展開だ。

ナイスなキャラクターとキャスティング

殺し屋のジミーと歯医者のオズを取り囲む脇役のキャラクターとキャスティングの面白さも光っていた。

明るい殺し屋のジルをサバサバと気持ちよく演じたアマンダ・ピートも可愛かったし、どこか間抜けなマフィアのヤンニを演じたケヴィン・ポラックも登場シーンから笑わせてくれる。なぜかずっと眉毛をなで続ける彼の仕草がだんだんツボに入ってくるのだ。

大男の殺し屋フランキーもマイケル・クラーク・ダンカンにぴったりのキャラクターで、何となく好きになってしまう。最後に撃ち殺された時は本気で悲しかった。

映像の中の作り物の人物たちに感情移入できるのは、その人物像と役者の演技に説得力があるから。この作品はその点でも評価できる。

隣のヒットマン 感想まとめ

クライム・コメディということで軽い気持ちで見始めたのだが、冒頭から予想以上に面白いではないか。そういう時はこちらもテンションが上がる。

話のテンポもいいし緊張と緩和のバランスがとてもいいので、程よいドキドキ感と笑いが持続する。変に凝った演出や映像がなく、素直に観客が楽しめる映画を作ってくれたという印象だ。面白い脚本と魅力のある人物がいて、それを生かす演出ができればしっかりした作品に仕上がるといういい例ではないだろうか。しかしこれが難問である事は言うまでもない。

殺し屋が出てくるので多少は血も流れるが、誰でも楽しめそうな娯楽映画になっており、なかなかの良作。ただし、ハードな殺し屋ものを期待する人にはNGなので要注意だ。

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