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映画『ゼロ・グラビティ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゼロ・グラビティ』の概要:全世界で話題沸騰となった超大作。登場人物は殆ど2人しか登場しないが、それが更に宇宙に空間に取り残された2人の孤独感を表している。暗い映画館と一体化して、観る人が「宇宙酔い」をしたという圧倒的なリアルを描いた。

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映画『ゼロ・グラビティ』の作品情報

ゼロ・グラビティ

製作年:2013年
上映時間:91分
ジャンル:SF、サスペンス
監督:アルフォンソ・キュアロン
キャスト:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー、エド・ハリス etc

映画『ゼロ・グラビティ』の登場人物(キャスト)

ライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)
医療用品の開発に携わる女性博士。自分の開発した医療用品がNASAに採用された事によって、自身も宇宙へと赴く事となる。
マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)
長年宇宙飛行士を務め、今回が最後のミッションであるベテラン。非常に明るい人物で、何かと緊張しがちなライアンをさり気なくフォローする。

映画『ゼロ・グラビティ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゼロ・グラビティ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゼロ・グラビティ』のあらすじ【起】

ライアン・ストーン博士は医療用品の開発に従事している女性科学者です。今回彼女が開発した医療用品がNASAに採用され、その設置の為に彼女自身も宇宙へ飛び立つ事となりました。彼女と旅を共にするのはマットとシャリフという男性2人です。特にマットはベテラン宇宙飛行士で、今回のミッションを最後に引退する予定でした。

3人はスペースシャトル『エクスプローラー号』の外で作業を行っていましたが、その時ヒューストンから、ロシアが自国の人工衛星を破壊したというニュースが飛び込んできます。その飛び散った破片は、軌道上3人のいる場所とはぶつからない予定でしたが、なんとその破片が別の衛星にぶつかり軌道がずれ、エクスプローラー号めがけて一直線に飛んできたのでした。

3人は慌てて避難をしようとしまいますが間に合わず、シャリフは非変に頭を貫かれ死亡、そしてマットとライアンも広い宇宙に吹き飛ばされてしまいます。更に最悪なことにライアンはパニックから貴重な酸素を大量に消費してしまい、酸素残量が10%となってしまいます。

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映画『ゼロ・グラビティ』のあらすじ【承】

マットとライアンは何とかエクスプローラー号へと戻りました。しかしエクスプローラー号自体も破片による甚大な被害を受けており、シャトル内の酸素が失われてしまった為に、その瞬間宇宙服を着用していなかった乗組員達は全員死亡していたのです。

ヒューストンと連絡が取れない中、マットは万が一通信が繋がった時のために定期的にメッセージを送ります。そしてマットは、国際宇宙ステーション(以下ISS)にあるロケット、ソユーズで脱出する方法を提案するのでした。2人はスラスターという噴射装置を駆使しISSへと向かいます。しかしライアンの残り少ない酸素量もあと1%となり、スラスターの燃料も今にも切れそうです。

2人は何とかISSに近づきましたが、ISSも同じく被害を受けていました。2機ある筈のソユーズのうち一件は失われ、もう1機もパラシュートが開いてしまっています。この時点でパラシュートが開いてしまっているということは、地上に着陸する際に使用できるパラシュートがないということです。

映画『ゼロ・グラビティ』のあらすじ【転】

もう少しでISSに到着するといったところで、とうとうスラスターの燃料が尽き果ててしまいました。ブレーキの役割を務めていたスラスターを失った事で、2人は凄まじいスピードでISSに飛ばされていきます。何とかライアンの足がパラシュートに引っかかった事で命拾いをする2人ですが、マットとライアン2人ぶんの重みに耐えられず、ライアンの足がパラシュートから引き離されていきます。

万事休すといったところで、何とマットがライアンを助ける為2人を繋ぐ命綱を離しました。マットは宇宙空間に飲み込まれていきながらもライアンに生き残るための指示を出します。ライアンはソユーズでマットを迎えに行こうとしますが、軌道上、そして燃料の問題からもそれは不可能でした。

最後まで明るく振る舞ったマットとの通信が切れ、ライアンはISSの中に1人取り残されました。そして宇宙空間を脱出するべく、マットに言われた通りにISSを発進させようとしたライアンでしたが、何とISSの燃料も尽きていたのです。積み重なる悲運に絶望したライアンは、このまま自殺してしまおうかとISS内の酸素濃度を下げました。

映画『ゼロ・グラビティ』の結末・ラスト(ネタバレ)

目を閉じたライアンの元に、何とマットが現れます。勿論マットは宇宙空間に飲み込まれ此処に戻って来られる筈はありませんので、あくまでも低酸素状態が生み出した想像です。想像のマットもかつての彼のようにとても陽気で、ライアンは最期の最期まで明るかった彼の姿を思い出します。そして、自分も彼のようになりたいと再び希望を灯すのでした。

ライアンは、一度は下げた酸素濃度を再び上げ、生きるために動き出しました。彼女は持ち前の頭脳で何とかISSを動かし、近くにあった中国ステーション、天宮へと辿り着きました。その天宮は破片の被害は受けておらず、燃料も無事でした。ライアンはソユーズを動かし、大気圏へと突入します。

地球へと近付いたライアンの元に、とうとうヒューストンからの通信が届きました。ヒューストンはライアン達の現状を把握しており、救助の準備は出来ているといいます。無事に大気圏を突破したライアンは、湖面に着水します。彼女は宇宙服を脱ぎ捨て、船外へと飛び出しました。

映画『ゼロ・グラビティ』の感想・評価・レビュー

事故によって宇宙空間を一人彷徨うことになる宇宙飛行士を描く本作。初見が映画館かDVDかで評価が分かれそうな作品です。長回し撮影により、自身も宇宙空間にいるような緊張感溢れる映像体験を楽しむことが出来る。楽しむと書いたが、重力が無く真っ暗闇の宇宙空間は恐怖でしかなく、もし技術が発展して宇宙に移住が出来るようになっても絶対に行きたくないと思わせるほどです。それほどのスリリングな体験が出来る映画もなかなか無いのではないでしょうか。(男性 20代)


衛星軌道上で起こった宇宙ステーションの衝突事故から生還を試みる宇宙飛行士の姿が描かれた作品。広大な宇宙をリアルな描写で描かれており、まるで実際に宇宙に居るかのような臨場感を表現している。

現在の宇宙開発のニュースを聞くと新たなフロンティアへの夢や希望を思い描くが今作を見て、そんなイメージを真っ向から砕かれた。そして、この物語が近い未来、実際に起こりえる可能性があると暗に示唆しているようにも思えた。(男性 20代)


当時かなり話題となっていたSF映画であり、内容も91分と短めになっているが、非常に長く錯覚してしまう。宇宙で実際に起こり得る事故から生還するまでを描いているが、絶望的な状況がこれでもかと積み重なり、見ている側も地球までの距離が果てしなく感じてしまう。(実際にとても遠いのだろうが)又、事故による被害を含め、基本的には全て現実的な描き方をしているのだが、最後のシーンでは、そこに存在するはずの無い幻のマットが現れ、瀕死のライアンの背中を押す。このシーンでぐっと映画らしい引き込み方をしてくるので、いやらしくなく感動を誘う。けしてハッピーエンドとはいえないが、これ以上無い終わり方であるといえるだろう。(男性 30代)


まるで宇宙空間にいるような、今までにない新鮮な映画だった。
映像は壮大で美しく、本当に宇宙空間で撮影したかのようである。主人公は壮大な宇宙空間に1人取り残され、観ている側もとてつもない孤独を感じる映像だった。
壮大でスケールの大きい映画ではあるが、テーマとしては誰もが共感できるものである。逆境を迎えた主人公が、人間的に生まれ変わり、逆境を打破するという、とても感情移入しやすいものだった。
この作品は映像にもストーリーにも没入してしまう名作である。(男性 20代)


とても綺麗な地球の映像に癒されると思いきや、突然のハプニングに緊張が走る。ハラハラの連続で、何が起こるかわからない恐怖の感覚が常につきまとう。どうなるかわからないが、とにかく頑張って欲しいと思う気持ちとは裏腹に、希望を失っていく主人公には失望さえ覚えるのではないだろうか。
そんな体験をしながら、希望を取り戻し地球上に戻る勇気を出したことで、力強い一歩を踏み出した誇らしさと安心感を、最後には感じられることだろう。(女性 30代)


ここは宇宙だ。そんなことを思ってしまうほど美しい映像に音の無い世界。今までの宇宙映画とは違った、壮大で孤独すぎる宇宙の旅が描かれていました。あまりにも美しいオープニング。これは劇場の大画面で観るべきだ…と思っていると突然の途切れる通信に差し込まれるノイズ、回転する背景に大きくなる呼吸音。めちゃくちゃ怖かったです。ああ、こうやって宇宙で死んでいくんだと感じました。
この作品に出てくるのはジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロック。ほとんどのシーンがこの2人です。圧倒的な映像体験。これは見る価値があります。(女性 30代)


今までありそうでなかった映像体験。宇宙を描いた作品は数多くあるが、ここまで無重力状態を印象的に描いた作品は思い浮かばない。
無重力と同時に印象に残るのが「無音」の部分だ。だいたいのシーンで何かしらの音がしているのだが、ところどころ効果的に無音の部分を作り「ああ、宇宙は無音なんだろうな」と思わせてくれる。
と、ここまで相当「宇宙推し」だが実はストーリーの本質自体は宇宙が舞台でなくても成立しそうな気がする。結局は主人公の心の旅だったような後味が残る。(男性 40代)


この映画は、考察する深い映画ではなくアトラクション映画と言えるだろう。

監督が言うには、3Dで見て初めて伝えたい事を十分に体感できるというのでそうしてみた。確かに2Dで見る以上に(2Dの時も宇宙空間は恐ろしかったが)3Dで視聴すると、真っ暗な宇宙の中の遠近を感じ、自分もその空間に引き込まれていくような感覚を覚えた。思わず酔ってしまうくらいだ。この作品の3Dは、遠近強めに設定してあるらしい。

その恐怖を感じた上で視聴すると、キャラクター達の行動ひとつひとつがどれだけ勇気が必要だったのかを十分すぎるくらい感じ取れ、緊迫感を二倍にも三倍にも感じた。(男性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 村山 より:

    宇宙での映像があまりにも綺麗で、無音の時間はまるで本当に宇宙空間にいるかのような気分になった。迫力ある映像に引き込まれ、ホラー映画を見ているよりもよっぽど恐怖を感じた。私は宇宙になんて絶対に行きたくないと思ったし、見終わった後は、感動というよりもとにかくホッとする、そんな映画だった。

    サンドラ・ブロックの緊迫感ある演技が見ている側により宇宙を感じさせる。ジョージ・クルーニーとの展開は予想外で、彼のことを考えると映画が終わるまでずっと辛かった。

  2. ふくりん より:

    本作は、スペースシャトルでの船外業務中の思わぬ事故で宇宙空間へ放り出され、地球との通信も途絶えた絶望的な状況で、無重力の中を漂うことしかできない2人の宇宙飛行士の運命を描いたSFサスペンスの名作。
    台詞は少ないが、膨大な宇宙の迫力や圧迫感、そして孤独感を圧倒的な映像美で映し出されていて感動した。
    緊張感や臨場感のあるストーリー展開に、常に手に汗握り、気が付けば息を潜めながら観ていた。
    ここまで膨大な宇宙空間を表現した作品は他にないだろう。

  3. 匿名 より:

    宙への憧れの一つに「無重力空間を体験してみたい」という思いを持ったことは誰でもあるのではないでしょうか。この映画は、その「無重力」の光と影を見事に映し出しています。冒頭におけるストーンとマットの軽快な会話のやり取りでは、宇宙の静けさと神秘性の中で「無重力を楽しむ」段階が描かれていますが、事態は一変し、「無重力の恐怖」が目の前に現れます。ストーンが暗闇に支配された空間の中で延々と回り続ける様は、自らの立場に置き換えたならば、「絶望」でしかありません。マットとも連絡が取れず、回転している間に地球が一瞬見える・・・。私なら発狂して諦めてしまうかもしれません。そうであるからこそ、マットが救助に来たときには、まるで自分がストーンそのものになったかのように、心からホッとしたことを覚えています。この映画は、私達が日常では考えたこともない「重力」について、地球における生命の営みとの関係を改めて考えさせられる作品であり、鑑賞後に頭を巡る思いは、生きることの意味に対する「重さ」でした。邦題は「ゼロ・グラビティ」ですが、映画ラストに出る原題の「グラビティ」は、「生命の重さ」を表現しているような気がしてなりません。

  4. 匿名 より:

    劇中では、息つく暇を与えない圧倒的な映像美によるロングショットが多用されています。カットなしの一連の映像がもたらす緊張感と観客との一体感は相当なもので、自分が宇宙にいる感覚さえしてきます。そんな驚異的な映像を可能にしたのが、「ライトボックスシステム」や「ティルト・プラス装置」などの新手法です。機械による完璧なまでにコントロールされた証明や動きに合わせて俳優たちが演技をしていく様をメイキング動画で確認することができますが、私は「マトリックスを超えた!」と感じました。

  5. 匿名 より:

    「宇宙を体験したければゼロ・グラビティを観ろ!そうしたら本当の宇宙が分かる!」と自信を持って勧められます!ストーンを通した一人の女性の人生の葛藤をさりげなく織り込みつつ、勇敢な自己犠牲の選択と幻になってまでストーンを救うマットの存在感の大きさを感じさせ、無限に広がる空間の中でごく限られた範囲で起こる事件の数々で観客に息を止めるほどの緊張感を与えることに成功しています。ですが、劇中、「アルマゲドン」の衛星基地爆破にも似た描写や「アポロ13」の地球帰還を連想させるシーンなどもあり、オマージュなのかもしれない?と思いつつも、ストーリーそのものは新鮮さは正直ありません。宇宙モノの映画の域を超えたストーリーではないことは確かです。サンドラ・ブロックやジョージ・クルーニーはベテラン俳優としての渋さと存在感を発揮していますが、映像美と衝撃が記憶に残り、「宇宙って、憧れてたけど、こわいな」という印象が強く刻まれるために、サンドラやジョージの印象は地味なものになってしまっています。やはりこの作品は、「無重力」を完璧に描き切った点が最大の魅力だと思います。