この記事では、映画『4匹の蝿』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『4匹の蝿』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0060897
製作年 | 1971年 |
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上映時間 | 103分 |
ジャンル | サスペンス スリラー |
監督 | ダリオ・アルジェント |
キャスト | マイケル・ブランドン ミムジー・ファーマー ジャン=ピエール・マリエール バッド・スペンサー |
製作国 | イタリア フランス |
映画『4匹の蝿』の登場人物(キャスト)
- ロベルト(マイケル・ブランドン)
- ロックバンドでドラマーを務める、ミュージシャンの青年。親の莫大な遺産を継いで裕福な妻のニーナと豪邸に住んでいるが、何者かにしつこく付きまとわれ始める。
- ニーナ(ミムジー・ファーマー)
- ロベルトの妻で、夫のロベルトが起こした事件を聞いてショックを受け、親戚の家に避難することになる。
- 神様(バッド・スペンサー)
- ロベルトが一連の事件についての相談を持ちかけた男。普段は世捨て人のような生活をしているが、頼りになる知識人であることから通称「神様」と呼ばれている。
- アロージオ(ジャン=ピエール・マリエール)
- 神様がロベルトに紹介した探偵。事件の糸口を掴むため、とある精神病院を訪ねていく。
- ダリア(フランシーン・ラセット)
- ニーナのいとこにあたる女性で、ロベルトの家に居候している。ニーナが親戚の家に避難している間に、ロベルトと関係を持ってしまう。
映画『4匹の蝿』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『4匹の蝿』のあらすじ【起】
ロックバンドでドラマーを務めるミュージシャンのロベルトは、親の遺産を継いで裕福な妻のニーナと共に豪邸に住み、友人を招いてはパーティーを開くなど、優雅な生活を満喫していた。
ある時ロベルトは、サングラスをして黒い服を着こんだ男が自分をつけまわしていることに気付く。それは一週間近く続き、ロベルトは逆にその男を追跡することにする。男が寂れた劇場に入ったところでロベルトは声をかけ、なぜ自分をつけまわすのかと詰問する。
すると男はナイフを取り出しロベルトを脅し始め、ロベルトは男ともみ合ううちに弾みで男をナイフで刺してしまう。そのまま男は息絶え、そして劇場の観客席で何者かが今の現場を見ていたことに気付く。
劇場を出て逃げるように自宅に帰ったロベルトは、次の日受け取った郵便の中に、自分が男を刺した現場を撮影した写真が入っているのを見て、愕然とする。ロベルトは事件を目撃した何者かに監視されているのではと考えるが、その夜何者かが自宅に潜入し、ロベルトの首を細い紐で締め「いつでも殺せるぞ」と脅し、殺さずに姿を消す。
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映画『4匹の蝿』のあらすじ【承】
思い余ったロベルトは妻のニーナに事件のことを打ち明けるが、メイドのアメリアが密かにそれを聞いていた。アメリアはどこかに電話をかけ、電話した相手と公園で待ち合わせる。しかしアメリアは何者かに襲われ、殺されてしまう。
アメリアが死んだことを知ったロベルトは、ニーナに親戚の家に避難するよう告げ、自分は通称「神様」と呼ばれている世捨て人のような暮らしをしている知人を訪ねていく。知識人の「神様」はロベルトから事情を聞いて、アロージオという探偵を紹介してくれる。
アロージオはロベルトに事情を聞いた後、事務所で2枚の写真を見比べて、何かを思いつく。そしてアロージオはヴィラ・ラピディという精神病院へ向かい、ある人物についての情報を得る。
しかし事件の糸口を掴んだアロージオは、公衆トイレで何者かに殺害される。アロージオの訃報を聞いた神様は、「恐らく精神異常者の仕業ではないか」とロベルトに自分の考えを伝える。
映画『4匹の蝿』のあらすじ【転】
ニーナが親戚の家に行ったあと、ロベルトの自宅にはダリアというニーナのいとこが居候していたが、ロベルトはいつしかダリアと愛人関係になっていく。そのダリアもある時何かに気付き、それを告げようとスタジオにいるロベルトに電話をかけるが、ちょうどレコーディング中でロベルトは電話に出られなかった。
そしてダリアはロベルトの自宅で何者かに襲われ、殺害されてしまう。ダリアの訃報を聞いてニーナも駆けつけるが、警察に身元を確認して欲しいと言われ、夫にお願いしてと答えてその場を去って行く。
ニーナに代わってダリアの身元を確認したロベルトは、警察の医師に協力を要請される。死んだ人間の網膜を調べることにより、死ぬ直前に見た光景を再現する実験を許可して欲しいという依頼だった。
犯人を突き止めたいロベルトが了承し、医師がダリアの網膜を調べると、4匹のハエが並んでいるような光景が再現された。その意味がわからぬまま、ロベルトは神様からもらった拳銃を持って自宅に籠り、犯人と対決する決意をする。
映画『4匹の蝿』の結末・ラスト(ネタバレ)
そこでニーナが家に入って来て、ロベルトはすぐに家から出るようにと告げる。するとニーナが首から下げていたペンダントが横に揺れ、それは4匹の蝿が舞っているように見えた。その途端、ニーナは拳銃を奪ってロベルトに突きつける。一連の殺人の犯人は、ニーナだったのだ。
ニーナは少女時代に父親から虐待を受け、その影響でヴィラ・ラピディ精神病院に入院していた。ニーナはいつか父親び復讐したいと願っていたが、入院中に父親は死亡し復讐を果たせなかった。そして父親にそっくりなロベルトに出会い、復讐のターゲットにしたのだ。
最初にロベルトをつけまわしていた男もニーナの差し金で、おもちゃのナイフで死んだフリをしていただけだった。そしてニーナは男の口を塞ぐため殺害し、その後取りつかれたように殺人を繰り返していたのだった。
真相を知ったロベルトにニーナはとどめを刺そうとするが、そこで友人が訪ねて来てロベルトは難を逃れる。家から車で逃げ出したニーナは、急ぐあまり前を行くトラックに衝突し、無残な最期を遂げるのだった。
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映画『4匹の蝿』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『4匹の蝿』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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