映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』の概要:『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(原題:The Hangover)は、結婚式前日に二日酔いでハメをはずしすぎた花ムコと友人三人のドタバタ痛快コメディ。「ハングオーバー!」シリーズの第一作。
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 作品情報
- 製作年:2009年
- 上映時間:100分
- ジャンル:コメディ
- 監督:トッド・フィリップス
- キャスト:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス、ヘザー・グレアム etc
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 評価
- 点数:80点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★★
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★★
[miho21]
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 あらすじ【起・承】
二日後に結婚するダグは、花嫁の弟のアラン、そして友人のフィルとステュの四人でバチェラー・パーティーをし、独身最後を祝うことになった。
花嫁の父親からベンツを借りラスベガスに繰り出した四人は、高級ホテルのスイートルームを借り、まずは屋上で乾杯した。
翌朝、目覚めてみると、バスルームにはなぜかトラがいて、クローゼットには赤ちゃんがいて、部屋はめちゃくちゃ。そしてダグがどこにもいない。
ステュの前歯は一本抜けていた。
三人は昨夜の事を一切覚えておらず、ダグを探しに行くことになる。まず、フィルに病院の腕章がついていたので病院で手がかりを探すことになったのだが、ホテルマンが入り口まで持ってきた車はベンツではなくパトカーだった。
ホテルは、屋根にマットレスが突き刺さっている妙な事件で少々騒がしかった。
病院の前には教会にいたらしく、そこでステュと見知らぬ女性が結婚した事実を知る。困惑するままその女性ジェイドの家まで行くと、赤ちゃんは彼女の子だったことがわかる。ステュの歯は、酔った勢いで自分で抜いたものだったらしい。
そこに警察が突入してきて、三人は警察署に連行される。釈放の代わりに小学生たちのスタンガン講習の実験台にされた後、パトカーとベンツを引き替えた。
ベンツは予想に反してきれいなままだったが、トランクから素っ裸の東洋人が飛び出し、三人は攻撃される。
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 結末・ラスト(ネタバレ)
ホテルに戻ると、そこにはマイク・タイソンがいた。バスルームのトラは彼のペットだったのだ。酔った勢いで四人はタイソンの邸宅に忍び込み大胆にもトラを盗み出したのだった。
命がけでトラをベンツに乗せてタイソンに返却するが、車はボロボロ。しかも、昼間にトランクから出てきた東洋人レスリー・チャウとその部下が車で激突し、さらにボコボコになる。
チャウは、昨夜カジノで勝ち、8万ドルを手にしたが、アランが間違ってその金が入ったポーチを持って帰ってため、彼らを追っていたのだ。チャウはダグを人質に取っているから引き換えに8万ドルを返すように言うが、その金がどこにあるのかわからない。
困った四人は、カジノで8万ドルを稼ぐことにした。汚い手を使ってイカサマをし、見事8万ドル以上の金を手にした三人は翌朝ダグを助けに向かうが、チャウが人質に取っていたダグは別人だった。その男は黒人で、昨夜アランにドラッグを売った男だった。実はそのドラッグのせいで四人はめちゃくちゃに酔っ払い、記憶を無くすまで羽目を外していたのだ。
このままだと結婚式に遅れてしまう。三人は焦るが、ついにダグの居場所を突き止める。昨日の朝、ホテルの屋根にマットレスが突き刺さっていた。あれは、三人がイタズラでマットレスごとダグを屋上へ連れていき、そのまま放置した結果、助けを求めたダグが居場所を知らせるために投げたものだったのだ。
屋上で発見したダグは日焼けで真っ赤になり、怒り狂っていたが、急いで車で結婚式へ向かい、大幅に遅れながらもなんとか結婚式を挙げることができた。
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
どうしようもなくバカな二日酔いロードムービー
独身最後の夜を祝って羽目を外すのはよくあると思うが、ここまでとは……。
そもそもアランが酒にドラッグを入れたことが間違いの始まりなのだが、その後しでかしたことがすさまじい。彼らが酔っ払って記憶を無くした夜の間、一体何をしていたのかはエンドロールの写真でわかるのだが、これがまた酷い。
分かっているだけでも、ストリッパーとの結婚、タイソンのトラを盗み出す、パトカーを盗む、人をトランクに詰めるなど、よくまあ一晩でこれだけのことができたと呆れてしまうほどだ。
大爆笑するほどの話ではないが、一つ一つがくだらなくて下品で下ネタだらけで、観ている間中笑いっぱなしだった。
ただ笑えるだけではなくて、三人に記憶がないので、手がかりをたよりに謎解きしていく要素もあり、飽きがこない。その謎解きがまたくだらなく笑えるので、馬鹿みたいに笑いたいときにはもってこいの映画だ。
今後の「ハングオーバー!」シリーズについて
この第一作目がゴールデングローブ賞作品賞を受賞し、大ヒットしたためか、三作目まで作られている。どれも「ハングオーバー」つまり二日酔いの結果のドタバタコメディなのだが、続編はややマンネリで面白くなくなる。
が、二作目はR18版もあり、一作目以上に過激になっているので、映画館で笑って盛り上がるには楽しいと思う。
一作目のラストの時点で、ダグがこれに懲りてもう二度と羽目は外さないと言っているシーンがあり、この後の作品を予想させるフラグでにやりとしてしまう。
ぶっ飛んだ記憶と身に覚えのないアイテムたちが揃っているというオープニングから始まって、エンドロールのオチに持っていくという流れはかなり面白い。正直お下品なだけで言うほど笑えなかったけど、緩く映画を観たい時ならもってこいの一本である。
謎解き映画としては説明が不十分だったり、多少の矛盾もあって違和感があったのだが、コメディ要素でカバーしているので気にならない。お酒を片手に観たら楽しめそうだ。(女性 20代)
下ネタ全開の馬鹿馬鹿しい物語を全力でやりましたという作品。酔っぱらって記憶が飛んでしまうというネタだけで、ここまで馬鹿馬鹿しいお話を作れるなんて脚本家に脱帽だ。ただ笑えるだけでなく、一体何が起こったのだろうという疑問を解決していくミステリー要素も含まれている。だたし、予想の斜め上の酷さにまた笑わされてしまうが。
ぴったりはまるか、不快に感じるか、非常に好みが分かれる作品。不謹慎ネタのオンパレードなので、広い心で視聴することをお勧めする。(男性 30代)
ハングオーバーシリーズ1作目の作品。くだらないのオンパレードで終始クスクス笑える作品。明るい気持ちになりたい時、気軽に観れる大好きな作品。
特に警察で子供達に弄ばれるシーンが何度見ても笑える。
羽目を外すとはいえ、さすがに現実離れした内容となっているが、ここまで楽しめる仲間がいることは羨ましくも思う。全体的に下品なシーンが多いのでオススメしづらい作品ではあるが、何度でも観たくなる作品である。(女性 20代)
最高にバカバカしくて、最高にくだらなくて、最高に面白い。他人のお酒の失敗って何でこんなに面白いのだろう。
ただ派手にやらかすだけじゃなく、物語が二日酔いの朝から始まり、そこから前日の自分たちの行動を答え合わせしていくという脚本はうまいなぁと思う。消えた花婿はもちろん、バスルームの虎も謎の赤ちゃんもインパクトが凄すぎて、序盤でいきなり“どういうことなの!?”と心を掴まれてしまう。
最後の最後までバカバカしくてくだらないが(エンドロールは必見)、こんな風に全力で羽目を外せる三人を、ちょっと羨ましく思ったり。(女性 30代)
別に啓蒙的な作品ではないが、お酒って怖いんだなとしみじみと感じた。物語の冒頭から、どうやったらこんな事態になるんだと驚かされた。部屋がぐちゃぐちゃになっているだけでなく、鶏や赤ちゃんやトラが部屋にいる。しかも、一緒に騒いでいたはずの花婿が行方不明。馬鹿だなと思いつつ、彼らは一体何をしたのか気になって物語にどんどん引き込まれていく。笑える映画を見たいとき、これ以上おすすめの作品はないと思う。(女性 30代)
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 まとめ
ドラッグのせいとはいえ、酒で羽目をはずしてここまで酷いことになるとは、笑いを通り越して呆れもするが、いかにもアメリカ的コメディで面白い。二日酔いでトラブルになる映画だが、お酒が飲みたくなる。
ブラッドリー・クーパー演じる二枚目の教師・エド・ヘルムズ演じる真面目そうな歯科医・ザック・ガリフィアナキス演じる変人の三人のキャラクターがそれぞれ立っていて良かった。こういうコメディは、本人たちが至って真剣にやっていることが笑えるのが本当にいい。
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