この記事では、映画『グリーンランド 地球最後の2日間』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『グリーンランド 地球最後の2日間』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『グリーンランド 地球最後の2日間』の作品情報
出典:https://www.telasa.jp/videos/189378
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 119分 |
ジャンル | アクション スリラー |
監督 | リック・ローマン・ウォー |
キャスト | ジェラルド・バトラー モリーナ・バッカリン スコット・グレン アンドリュー・バチェラー |
製作国 | アメリカ |
映画『グリーンランド 地球最後の2日間』の登場人物(キャスト)
- ジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)
- 建築技師の男性。
- アリソン・ギャリティ(モリーナ・バッカリン)
- ジョンの妻。別居中。
- ネイサン・ギャリティ(ロジャー・デール・フロイド)
- ジョンの息子。
- デイル(スコット・グレン)
- アリソンの父親。
- ブリーン少佐(メリン・ダンジー)
- ロビンス空軍基地の少佐。
- ラルフ・ヴェント(デヴィット・デンマン)
- ネイサンを誘拐し、シェルターへの輸送機に乗ろうとする男性。
- ジュディ・ヴェント(ホープ・デイヴィス)
- ラルフの妻。
映画『グリーンランド 地球最後の2日間』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『グリーンランド 地球最後の2日間』のあらすじ【起】
建築技師のジョンは、週末を別居中の妻アリソンと息子ネイサンと過ごすためにアリソンの自宅を訪ねていた。
ネイサンやアリソンの隣人達は、地球に近づいているクラーク彗星の話題で盛り上がっていた。隣人達を招いたパーティーの最中、突如ジョンの携帯に「大統領アラート」による避難命令が届いた。その時ジョン達は衝撃波を受け、テレビではフロリダに隕石が落下したことが報道されていた。テレビには再びアラートが流れ、ギャリティ家の三人が最優先避難者に選ばれたと表示された。
避難者に選ばれていない人々がパニックに陥る中、ジョンとアリソンは、糖尿病を患うネイサンのインスリン等を荷物に入れて空軍基地へと向かった。道中アリソンはケンタッキー州に住む父親デイルに電話するが連絡が取れなかった。ラジオからは48時間以内に大災害になることが伝えられていた。
基地に着くと、群衆が詰め寄りあたりは騒然としていた。
ジョン達は選ばれた避難者の証であるリストバンドを受け取るが、インスリンを車に置き忘れてしまったことに気づいた。
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映画『グリーンランド 地球最後の2日間』のあらすじ【承】
ジョンが車に戻っている間、アリソンは糖尿病患者は避難のための輸送機に乗せられないと言われてしまった。アリソンはネイサンを連れて車に戻った。入れ違いでインスリンを持ち輸送機に乗ったジョンは、妻子の姿がないことに気づいて輸送機から降りた。
ジョンが車に戻ると、アリソンがデイルの家に行くという手紙を残していた。ジョンはアリソンに電話をかけるが通話はすぐに切れてしまった。アリソンはインスリンを入手するために薬局に行くが、暴徒化した人々の略奪行為に巻き込まれ薬は手に入らなかった。
アリソン達は、ラルフとジュディという夫婦の車に乗せてもらえることになった。しかし、ラルフは彼女達が選ばれた避難民だと気づくと、アリソンだけを車から下ろしネイサンを誘拐した。
ジョンはカナダへ向かう人々のトラックに乗り込むと、避難所がグリーンランドにあるという情報を得た。トラックの人々がジョンのリストバンドを見つけ奪おうとしたため、ジョンは乱闘に巻き込まれた。なんとかその場を切り抜けたジョンは、途中民家の車を奪ってデイルの家を目指した。
映画『グリーンランド 地球最後の2日間』のあらすじ【転】
基地についたラルフ夫婦は、ネイサンを自分の子供だと主張し輸送機に乗ろうとした。しかし、ネイサンがラルフ達を両親ではないと言ったことで真実が露見しネイサンは軍に保護された。
他の車に乗せてもらったアリソンは、基地でネイサンと再会し、軍のバスに乗りデイルの家を目指した。
デイルの家でジョンとアリソン達は再開することができた。テレビでは、明日隕石の衝突により人類が滅亡するかもしれないこととグリーンランドの避難所についての報道がされていた。隕石衝突まで残された時間は16時間ほどであった。ジョンはトラック内で得た情報から、カナダの飛行場からグリーンランドを目指すことを決意した。デイルはアリソンの説得を聞かず、この場所に一人留まることを決めていた。
小さな隕石の落下による被害を受けながらも、ジョン達はカナダの飛行場にたどり着くことができた。その時、飛行機は今まさに飛び立つ瞬間であったため、ジョンは滑走路に車を停めて無理矢理進行を阻止した。
映画『グリーンランド 地球最後の2日間』の結末・ラスト(ネタバレ)
飛行機に乗り込むことができたジョン達は、グリーンランドに到着した。しかし、隕石による衝撃で飛行機が山にぶつかり不時着してしまいパイロットも瀕死となってしまった。その後、ジョン達や飛行機に乗り合わせた人々は、灰が舞う山道を徒歩で抜けて避難所にたどり着くことができた。それは避難所の扉が閉められる寸前のことであった。最大級の隕石による衝撃を前にしたカウントダウンを聞いて、人々は固唾を飲んで姿勢を低くした。ジョンとアリソンは愛していると伝え合った。
隕石落下から9ヶ月後。基地の無線には様々な国からの情報が入ってくるようになっていた。避難所の厳重な扉が開かれると、辺りは何もかもがなくなってしまった荒地がどこまでも広がっていた。しかし、そこに飛び立つ鳥の群れを見たジョン達は生きる希望を見出していた。
映画『グリーンランド 地球最後の2日間』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
パニック映画としてはベタな展開も多かったけど、家族愛を中心に据えた構成が良かった。特に息子の健康問題という設定が、緊張感を増していたし、ただのディザスター映画では終わらない人間ドラマに昇華されていた。終盤、グリーンランドのシェルターにたどり着いた瞬間は、希望が見えた気がしてホッとした。個人的にはリアリティある混乱描写が好きなので、あの空港でのパニックや暴動シーンは胸が痛くなった。(30代男性)
冒頭からいきなり非日常に突入していく展開に引き込まれました。家族で避難先に向かうなかで何度も引き裂かれる場面には胸が締め付けられ、特に母親が息子を守るために奮闘する姿に涙。パニックだけでなく、家族の信頼と絆が描かれていて、終末を描く映画なのに、どこか温かさを感じました。最終的に再会して一緒にシェルターに入る流れは、ご都合主義と感じる人もいるかもしれないけど、私は救われた気持ちになれました。(40代女性)
テンポの良い展開と、あえてヒーローになりきれない主人公のリアルな描写に好感が持てた。どこにでもいる父親が、危機の中でどう行動するかを描いた点が興味深かった。彗星による世界崩壊という王道の設定だけど、国家の対応の限界や選別制度の残酷さなども取り上げられていて、社会的なメッセージ性もあった。映像も迫力があり、クライマックスの地表衝突シーンは圧巻だった。(20代男性)
「家族を守る」というテーマが終始一貫していて、安心して観られました。パニック映画にありがちな過度な演出がなく、リアル寄りの描写だったのが好印象。女性目線で見ると、母親が子どもを守る決断力と行動力に共感できるシーンが多く、特に薬の件で家族と引き離される場面には涙が止まりませんでした。感動と緊張感が交互にくる映画で、観終わった後は家族と話したくなりました。(30代女性)
想像していたよりも地味な映画だったけど、その分「自分だったらどうするか」をリアルに考えさせられた。ヒーローものとは違い、一般人が混乱の中でどのように生き残ろうとするかに焦点があたっていて、そこに重みがあった。息子が糖尿病という設定が絶妙で、ただ逃げるだけでなく常に命のリスクが付きまとう点も見応えがあった。静かな緊張感が持続する良作。(50代男性)
夫婦関係がギクシャクしていた中での終末描写がリアルだった。災害という極限状態の中で、人間関係の修復や家族の絆を描く展開は、むしろラブストーリーにも感じられた。子どもを守りながらの逃避行は、ハラハラする反面、母親としての責任や愛情が強く伝わってきた。最後の再会シーンは、泣きながら見てしまった。リアルと感動のバランスが素晴らしかった。(40代女性)
劇的な演出よりも人間ドラマに重点を置いたところが良かった。彗星衝突という非現実的な題材ながら、描かれるのはとても現実的な家族の物語。政府の選別通知やそれによる混乱など、実際に起きそうな展開に背筋が寒くなった。子どもがいる人には特に響くと思う。特撮よりも心理描写が光るタイプの作品で、静かに心を揺さぶる映画だった。(60代男性)
ビジュアルの派手さより、登場人物の選択と葛藤にフォーカスしている点が印象的でした。中でも、主人公夫妻の再信頼に至るプロセスが自然で説得力がありました。避難優先者の選定という残酷な現実がある中で、何が正しい選択なのかを突きつけられる場面も多く、倫理的にも考えさせられました。映像も安定感があり、安心して見られる一本でした。(50代女性)
大災害パニック映画というジャンルにしては感情表現が丁寧で、ちょっと意外でした。絶望の中でも希望を捨てない主人公たちの姿勢が感動的で、見終わったあとも余韻が残る。子どもがいる家庭では共感する部分も多いと思う。ハリウッドらしいスケールは控えめだけど、逆にそれが作品の魅力を引き立てていたように思う。(20代女性)
科学的な考証やリアルな混乱描写に加えて、キャラクターの心情の掘り下げがしっかりしていて、予想外に深い作品だった。単なる終末パニックではなく、「誰を選び、何を守るか」というテーマが心に残った。特に、最後にグリーンランドに着いたときの映像は静かだけど美しく、人類の希望を象徴しているようだった。隠れた名作だと思う。(30代男性)
映画『グリーンランド 地球最後の2日間』を見た人におすすめの映画5選
ディープ・インパクト
この映画を一言で表すと?
「彗星衝突から人類を守る、希望と犠牲のディザスタードラマ」
どんな話?
巨大彗星が地球に衝突する危機を迎え、アメリカ政府は秘密裏にシェルター計画を進行。一方で、報道記者や市民たちは、限られた時間の中で大切な人とどう過ごすかを選択していく。極限状況下での人間ドラマが心を打ちます。
ここがおすすめ!
『グリーンランド』と同じく“選ばれた者”しか助からないシビアな世界観が魅力。感動とスケールを両立させた終末映画の代表格で、家族の絆や人間の尊厳が描かれるラストは涙必至。静かな感動が残る名作です。
2012
この映画を一言で表すと?
「地球滅亡までのカウントダウンを描く、超ド迫力パニックムービー」
どんな話?
マヤ暦の予言を背景に、地球規模の災害が連続して発生。作家のジャクソンは、家族を守るために奔走する。政府は極秘裏に“箱舟計画”を実行しており、人々は生き延びるための選択を迫られる。
ここがおすすめ!
『グリーンランド』よりもスケールは巨大。圧巻のCG映像と災害シーンはまさに大スペクタクル。絶望的な状況の中でも、家族のために命をかける主人公の姿に共感できるはず。アクション好きにもおすすめ。
ザ・ロード
この映画を一言で表すと?
「文明崩壊後の世界で父子が歩む、静かで壮絶な旅」
どんな話?
世界が終末を迎えた後の荒廃した地球。父と息子は生き延びるため、南を目指して旅を続ける。食糧もなく、希望も見えない中、彼らは「人間らしさ」を失わずに歩き続けることができるのかが描かれます。
ここがおすすめ!
『グリーンランド』の家族愛に感動した人に強くすすめたい一作。派手さはないが、父子の絆の描写が胸を打つ。極限状態でも信念を貫く姿に心が震える、深く静かな感動を与えるポストアポカリプス作品。
ザ・コア
この映画を一言で表すと?
「地球の核を再起動させるため、人類が地中に挑むSFディザスター」
どんな話?
地球の核が停止し始め、磁場異常により世界各地で災害が発生。科学者たちは特別な掘削船で地球の中心に向かい、核を再起動させるという前代未聞のミッションに挑む。人類の命運をかけた冒険が始まる。
ここがおすすめ!
終末的状況に立ち向かうという点で『グリーンランド』と通じる内容。科学SF色が強く、スリルとロマンが融合した物語。緻密な科学設定とチームメンバーのドラマも魅力で、知的好奇心をくすぐられる。
コンテイジョン
この映画を一言で表すと?
「感染症パニックの現実味を極限まで描いた、サスペンスドラマ」
どんな話?
未知のウイルスが世界中に拡大し、社会が機能停止に陥る中、医療関係者、政府、そして一般市民の視点から混乱と対応が描かれる。どのように感染が広がるかをリアルに追った群像劇。
ここがおすすめ!
ディザスターではなく医療パンデミック系だが、人間の本質が試されるという点で『グリーンランド』と通じる。緻密な演出とリアリティある描写は一見の価値あり。現代社会への問いを投げかける力作。
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