この記事では、映画『メイズ 大脱走』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『メイズ 大脱走』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0033620
製作年 | 2017年 |
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上映時間 | 92分 |
ジャンル | サスペンス アドベンチャー |
監督 | スティーヴン・バーク |
キャスト | トム・ヴォーン=ローラー バリー・ウォード マーティン・マッキャン アイリーン・ウォルシュ |
製作国 | イギリス アイルランド スウェーデン ドイツ |
映画『メイズ 大脱走』の登場人物(キャスト)
- ラリー・マーレイ(トム・ヴォーン=ローラー)
- 通称IRAで知られるアイルランド共和国軍の幹部の活動家であり、政治犯。慎重に行動する性格の囚人。見た目はおとなしいが、粘り強く強靭な精神を持つ。
- ゴードン(バリー・ウォード)
- メイズ刑務所の看守。H2棟が持ち場である。兄も看守であったが厳し過ぎる性格のため、恨みを買い殺害された。
- オスカー(マーティン・マッキャン)
- ラリーと同じく、通称IRAで知られるアイルランド共和国軍の活動家で政治犯。囚人のリーダー的存在。
映画『メイズ 大脱走』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『メイズ 大脱走』のあらすじ【起】
1983年。北アイルランドのメイズ刑務所に収容されたIRAの政治犯たちは、イギリス政府への5つの要求を通すため、獄中でハンガー・ストライキを行った。このハンストで10名の受刑者が死亡する。北アイルランド紛争で戦った挙句、仲間を亡くしたラリーは深い悲しみと怒りを抱えたまま、H2棟へ移送された。この棟には、IRAと敵対するロイヤリストたちも一緒に収容されており、ラリーは野次を飛ばされる。
その後ラリーに妻からの面会があった。メイズ刑務所の面会は、広い部屋で一気に行われている。囚人らは各々のテーブルで、妻や子供と会うことができた。仕切りもないので、面会人に小さく丸めたメモをこっそり渡し、外部や他の棟の囚人と連絡を取ることも可能だ。
H2棟に移って間もなく、ラリーは清掃の仕事をさせて欲しいと看守に頼む。そして床のモップ掛けをしながら、看守室の中の様子や警報機の位置などをチラチラと確認した。仲間からはハンスト仲間への裏切り行為だと非難されたが、ラリーはこれを続ける。看守のゴードンはラリーを目の敵にした。
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映画『メイズ 大脱走』のあらすじ【承】
その後ゴードンは、プライベートで妻や娘と外出した際に襲撃された。帰宅したゴードンの妻は、こんな危険な仕事はすぐに辞めてほしいと言うが、彼は妻の反対を押し切り職場へ戻った。
一方ラリーは、息子がテロの仲間に加わるつもりだと知り心配する。彼はIRAの仲間と共に脱獄する提案を、リーダーのオスカーにした。オスカーが集めたメンバーで、刑務所内を細かく観察し、見聞きした詳細を地図に書き込む。地道に情報を集め、小さな紙切れをすれ違いざまに渡すことでシェアした。
また仲間の1人が、刑務所を上空から撮影した写真を手に入れた。彼らはこの刑務所がどこにあるかも分からない。警戒厳重で、普通に脱獄するのは無理だった。しかしこの写真から、看守らのいる管理棟は中央にあり、その周囲をH1棟から順に囚人らの監房が取り囲んでいると分かる。
ゴードンは次第にラリーに気を許し始め、看守室で一緒にコーヒーを飲むようになる。ゴードンは妻子が出ていったと彼に話した。立場は違ったが、家族に会えないという点で彼らは同じ苦しみを抱えているのだ。
映画『メイズ 大脱走』のあらすじ【転】
脱走計画は難航する。周囲には4メートル以上の壁が二重にあり、有刺鉄線が張り巡らされていた。ロープを使用して脱獄するのは難しい。そんな折仲間の1人が出所し、囚人の食事を運ぶトラックを見つける。ラリーはこれを使い集団脱走できないかと考えた。
ゴードンから看守室の番を任されたラリーは、ゴードンの机の引き出しや上着のポケットを漁る。刑務所内の地図もどんどん書き足され、全体が分かるようになってきた。
またラリーにとって予想外の出来事が起きた。息子が面会に来たのだ。ラリーはあと2年服役したら出所し、息子の卒業式に出席すると約束する。彼は自分の脱獄を諦めた。
4つの棟にいるIRAの囚人が共謀して、看守に奇襲をかけることにした。食事運搬用のトラックを乗っ取る計画だ。
脱獄計画を実行する当日、各棟にいるIRAの30人以上の囚人たちは1人ずつ看守を脅し、中央にある管理棟の更衣室に集めた。オスカーの指揮の下、脱がせた看守の制服を着てトラックの後部へ乗り込む。次は、管理棟にあるゲートを上手く通過できるかどうかだ。
映画『メイズ 大脱走』の結末・ラスト(ネタバレ)
ラリーはゴードンを見張っていた。しかしタイミング悪くゴードンと交代の看守が来たせいで、帰宅中のゴードンと囚人らのトラックが鉢合わせになってしまう。囚人たちは仕方なくトラックを降り、走って逃亡した。皆あちこちに逃げたが、ヘリや警察がしつこく彼らを探す。脱走した囚人38人のうち19人が2日以内に捕まり、残りの人も他国で逮捕されたり命を落としたりした。
すぐに捕まった囚人は「やったぞ、ラリー」と彼を褒め称える。激怒したゴードンはラリーの元へやってきて「勝ち星を上げ良い気分かも知れないが、お前も俺も囚人たちもどこにも行けない」と言った。
またこの件について刑務所側から「隙があったのでは?」と言及されたゴードンは、辞表を出すことにする。ゴードンの苦悩は囚人らと何も変わらない。出所させてもらうと彼は言った。
服役を終え出所したラリーは、その翌年ロイヤリストに銃殺される。ラリーの死から1年後、和平に向けた協議がはじまり、10年後イギリスとアイルランドの間で和平合意が成立した。
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映画『メイズ 大脱走』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『メイズ 大脱走』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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