この記事では、映画『毛皮のヴィーナス(2013)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『毛皮のヴィーナス(2013)』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0033642
製作年 | 2013年 |
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上映時間 | 95分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ コメディ |
監督 | ロマン・ポランスキー |
キャスト | エマニュエル・セニエ マチュー・アマルリック |
製作国 | フランス |
映画『毛皮のヴィーナス(2013)』の登場人物(キャスト)
- ワンダ・ジュルダン(エマニュエル・セニエ)
- 女優。同じ名前のワンダ役のオーディションに遅れて到着する。
- トマ・ノヴァチェク(マチュー・アマルリック)
- 舞台脚本家。マゾヒズムの語源となった小説家レオナルド・フォン・ザッヘル・マゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」の舞台化のため、オーディションを開催する。
映画『毛皮のヴィーナス(2013)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『毛皮のヴィーナス(2013)』のあらすじ【起】
ある日、トマ・ノヴァチェクはオーディションを開いていた。
マゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」を舞台化するので、その女優を選ぶためだ。
しかしその日は、主役のワンダにふさわしい女優には巡り会えなかった。
ただ、終了直後のオーディション会場に、とある女性が駆け込む。
どうやらどしゃ降りの中で、ここに向かっていたようだ。
彼女は奇しくも、「ワンダ」という名前の女性だった。
会場に来るまでの間に携帯電話の電池が切れたり、ヒールが折れていたワンダ。
そんなことは知らず、婚約者との食事を控えたトマは帰ろうとする。
それを聞いたワンダは、思わず泣き出してしまう。
衣装をレンタルし、散々な目に遭ってでも向かってきたのに『帰れ』と言われたからだ。
そしてワンダは、半ば強引にオーディションをしてもらうことに。
とはいえ彼女はどちらかと言えば大雑把な性格で、品格があるワンダ役には不適任かもしれなかった。
ワンダは舞台に上がると、自らの手で照明を変えていく。
そしてトマだけが会場に残っていたので、相手役は彼が務めることになった。
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映画『毛皮のヴィーナス(2013)』のあらすじ【承】
発声練習をするワンダに、トマは『台本の3ページ目から演技して』と指示。
ワンダは全てのセリフを覚えていて、演技を始めると品格ある女性そのものになった。
ワンダが発するセリフが重なれば重なるほど、彼女の演技に引き込まれるトマ。
しかしワンダは、3ページ目に記された分の演技を終えてしまう。
そこでトマは、他のシーンの演技も見てみることを提案したのだ。
するとワンダもトマに対し、『本番でもあなたが相手役をすればいい』と提案してくる。
トマは謙遜しつつも、自分でも知らず知らずのうちに演技にのめり込んでいくのだった。
役に没頭するため、衣装をワンダから借りるほどだ。
ちなみに、トマが演じたのは子供の役である。
弱いものいじめをする子供なのだが、黒い毛皮を着た叔母におしおきをされ、それがキッカケでマゾヒズムに目覚めていくのだ。
その少年はやがて、結婚相手も叔母のような女性を求めるようになる。
トマは原作を芸術的作品だと思っていたが、ワンダにとってはただの虐待の物語に過ぎないようだった。
映画『毛皮のヴィーナス(2013)』のあらすじ【転】
さらにワンダの提案は続く。
彼女は『女神のシーンを入れましょう』と言うのだ。
そのためなら、裸になるのも構わないようだった。
女神のシーンのため、2人は協力してセットを変えていく。
そしてワンダは下着姿になり、その上から毛皮を着た。
そして始まった、女神のシーン。
ワンダは即興で演技をしていく。
その素晴らしさに、トマもメモを書く手が止まらない。
やがてワンダは、トマの婚約者の分析を始めた。
次々とトマの婚約者のことを言い当てていくワンダ。
それを聞いて、トマは少しずつ恐怖を抱いていった。
改めて衣装を着た後、ワンダは台本を確認して激高する。
台本の中に、性差別的な表現があったからだ。
しかしそれはトマが記したものではなく、原作小説にあった表現だった。
トマはそれを引用したに過ぎないのだが、ワンダは帰ろうとする。
トマはそんな彼女に謝罪し、なんとか演技は続行することに。
原作の子供のキャラクターのように、トマもワンダに支配されるのを喜ぶようになっていった。
彼女の支配はエスカレートし、トマをまるで奴隷のように扱い始める。
映画『毛皮のヴィーナス(2013)』の結末・ラスト(ネタバレ)
ワンダは、どのシーンを採用するかをトマに指示するように。
それはさすがに断るトマ。
その時、婚約者から電話がかかってきた。
彼が電話に出ると、ワンダは大きな声で『トマとふしだらなことをしている』と言う。
トマが電話を切ると、ワンダは話し始めた。
実は婚約者とワンダには面識があったのだ。
そしてワンダは、婚約者から『トマの身辺調査をしてほしい』と頼まれていた。
ただ、真偽があやふやだったので、判断ができないトマ。
そんな彼にワンダは、『結局ワンダ役に起用するの?』と聞く。
トマは彼女を起用することに決め、演技が再開された。
演技の傍ら、ワンダはトマに電話をかけさせる。
相手は婚約者だ。
トマはワンダの指示で『今夜は帰らない』『さようなら』と言わされるのだった。
やがてトマは、ワンダが認めるほど役に適合していった。
さらにワンダは、『ワンダを演じてごらんなさい』と言う。
口紅を塗ったトマが、像に縛られている。
毛皮を着たワンダがしばらく踊った後、彼女は劇場を出て行く。
縛りつけられたままのトマを残し、舞台の幕が閉じる。
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映画『毛皮のヴィーナス(2013)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『毛皮のヴィーナス(2013)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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