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映画『カリガリ博士』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『カリガリ博士』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『カリガリ博士』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0038002

製作年 1919年
上映時間 71分
ジャンル ホラー
スリラー
サスペンス
監督 ローベルト・ヴィーネ
キャスト ヴェルナー・クラウス
コンラート・ファイト
フリードリッヒ・フェーエル
リル・ダゴファー
製作国 ドイツ

映画『カリガリ博士』の登場人物(キャスト)

カリガリ博士(ヴェルナー・クラウス)
丸顔で丸いメガネをかけた、イカサマ興行師。夢遊病者チェザーレを連れ、見世物にしている。
フランシス(フリードリッヒ・フェーヘル)
パッと見は、ごく普通の青年。アランと仲が良い。カーニバルでジェーンと出会い、恋に落ちる。
チェザーレ(コンラート・ファイト)
カリガリ博士に利用されている夢遊病者。本人に悪意はない。頬は痩せこけているが、独特の雰囲気を持つ男性。
アラン(ハンス・ハインリッヒ・フォン・トワルドフスキー)
フランシスの親友。カーニバルに行こうとフランシスを誘った。カーニバルでジェーンと出会い、一目惚れする。
ジェーン(リル・ダゴファー)
フランシスとアランを両方魅了する、美しい女性。

映画『カリガリ博士』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『カリガリ博士』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『カリガリ博士』のあらすじ【起】

フランシスは隣に座った男に「見ろ、僕の婚約者だ」とジェーンを紹介し、僕と彼女はとても恐ろしい体験をしたのだと話す。そこには、虚ろな目で彷徨いながら歩くジェーンの姿があった。

過去、フランシスの故郷ホルステンヴァルでは、莫大なカーニバルが催されていた。友人のアランとここへ来たフランシスは、カリガリ博士の興行する見世物小屋に入る。中では23年間眠り続けているという宣伝文句で、夢遊病者チェザーレの見世物が行われていた。

カリガリ博士は、チェザーレには未来を予知する能力があると、豪語した。そこでアランがチェザーレに自分の寿命を尋ねると、チェザーレは「明日の夜明けに死ぬ」と答える。アランはこれを信じられず、笑った。

帰り道フランシスとアランは、感じの良い女性ジェーンに出会い、2人共彼女に恋をする。フランシスはアランに「ジェーンがどちらを選んでも友達でいよう」と言った。

しかしその晩、アランが何者かに殺害された。知らせを聞いたフランシスはショックを受け、あの夢遊病者の予言通りになってしまったと思う。

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映画『カリガリ博士』のあらすじ【承】

ジェーンもアランの死を知り、悲しんだ。奇妙なことに、先日カリガリ博士に横暴な態度をとった村役場の職員も、1名殺されている。このことから、フランシスはカリガリ博士が犯人ではないかと疑い、ジェーンの父親であるオルセン博士に相談した。

そして警察から許可を取り、オルセンと一緒に、カリガリ博士の自宅を調べる。カリガリ博士の家には棺のような箱があり、その中では何とチェザーレが眠っていた。

そんな折、また殺人事件が起こり犯人はあっさりと捕まった。そこでオルセンとフランシスは、警察へ行き、逮捕された男に会う。しかし犯人は、アレンや役人を殺していないと主張した。

一方カリガリ博士は、ホッと胸を撫で下ろす。だが父を心配したジェーンが訪ねてきたので、警戒心を抱いたカリガリ博士は、チェザーレにジェーンを殺すよう命じた。また博士は、チェザーレの替え玉の人形を用意し、彼がいつも寝ている箱の中に入れアリバイを作った。

夜中にジェーンを襲おうとしたチェザーレは、彼女の美しさに見惚れてしまい、殺害することができなかった。

映画『カリガリ博士』のあらすじ【転】

チェザーレはジェーンを誘拐して逃げたが、すぐに近所の住民に見つかってしまう。大勢の村人がチェザーレを追ったおかげで、ジェーンは助かった。しかしチェザーレのほうは、心臓発作で死亡する。

意識を取り戻したジェーンは、自分を襲ったのはチェザーレだったとフランシスに話した。フランシスは警官と、カリガリ博士の自宅へ行きあの棺のような箱を調べた。そこで、中に入っていたのがチェザーレではなく、人形だとばれてしまう。

カリガリ博士は走ってその場を去った。フランシスが逃げる博士を追っていくと、精神病院に辿り着く。すぐに医師らが出てきたので、フランシスは「カリガリという名の患者はいますか?」と訊ねた。すると患者の身元は院長しか知らないので、直接会って問い合わせてくれと言われる。しかし院長室に案内され中に入ると、そこにはカリガリ博士が座っていたので、フランシスは仰天した。

深夜になりカリガリ博士が院長室からいなくなると、フランシスや医者たちは部屋の中を物色する。そこで彼らは、大昔「カリガリ」という人物によって書かれた書物を見つけた。

映画『カリガリ博士』の結末・ラスト(ネタバレ)

その書物の著者「カリガリ」は夢遊病者を意のままにコントロールし、殺人を犯すよう仕向けていたようだ。カリガリ博士は「カリガリ」と同じことをしてみたいと思ったのだろう。

そしてある日カリガリ博士の病院にも、夢遊病者のチェザーレが患者としてやってきた。そこで博士は著者と同じようにチェザーレを操り、殺人するように誘導したのだ。そして今に至る。博士の日記には「私はカリガリになるのだ」と記されていた。

チェザーレの遺体が谷間で発見され、カリガリ博士の元へ運ばれる。悲しみで冷静さを失ったカリガリ博士は大暴れし、周囲の医者に捕縛された。博士は拘束衣を着せられ、独房に投獄される。

こうしてフランシスは、話を終えた。しかしそこは精神病院の中である。これまでの話はフランシスの回想ではなく、妄想だったのだ。顔がカリガリ博士にそっくりな人物が現れるが、彼は院長である。フランシスは院長を見て「彼はカリガリだ!」と叫び、周囲に取り押さえられた。院長は拘束衣を着せられたフランシスを診て、偏執狂だと診断する。

映画『カリガリ博士』の感想・評価・レビュー

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映画『カリガリ博士』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『カリガリ博士』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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