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映画『クローズZERO』あらすじ&ネタバレ感想

PG―12指定作品。監督は2004年に「着信アリ」の監督をした三池崇史。 脚本は2012年に「テルマエ・ロマエ」を手がけた武藤将吾。滝谷源治役の小栗旬や芹沢多摩雄役の山田孝之を筆頭にスタッフが豪華揃い。

映画『クローズZERO』 作品情報

  • 製作年:2007年
  • 上映時間:95分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:三池崇史
  • キャスト:小栗旬、やべきょうすけ、黒木メイサ、山田孝之、塩見三省 etc…

映画『クローズZERO』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『クローズZERO』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『クローズZERO』のあらすじを紹介します。

県内随一の不良高校の鈴蘭男子高校。常に派閥や一匹狼が存在しているため番長としてこの高校をまとめた者は居ない。そこに一人の転入生がやってきた。 男の名前は滝谷源治。目標は鈴蘭制覇。源治の父がやくざの劉生会の頭であり、父の成しえなかった鈴蘭制覇をする事で組をもらうと約束していたからだ。 そして新入生の入学式の日。入学式は不良の独壇場と化しており、自己をアピールすべく場は荒れに荒れていた。転入生の源治は屋上に行き自身の誓いを宣言するため壁に落書きされた鈴蘭の組織図の頂上にある芹沢多摩雄の名を消し自身の名を刻む。そして鈴蘭制覇に最も近い男、芹沢多摩雄に報復にやってきたチンピラを校庭で勝手に潰し名前を売るのであった。 しかし、多摩雄も札付きの悪。学校に登校する前に無免許運転で警察と一悶着を起こしていた。その場では、警察車両をうまく撒いたが登校したらパトカーが大量に多摩雄を検挙しにやってくる。そして校庭で源治と多摩雄は鉢合わせる。源治はパトカー連れの多摩雄を見てただものじゃないと認識。そして、多摩雄もまた自分の客のチンピラを勝手に潰した源治を意識する。新入生達はその様を見て鈴蘭制覇が困難である事を認識する。つわものの新入生こそおいそれと鈴蘭制覇を口にしなかった。 そして鈴蘭の抗争をめぐった物語が始まる…

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映画『クローズZERO』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『クローズZERO』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

内容について

ヤンキーの喧嘩映画だが、まずキャスト陣が豪華であったことは間違いないです。登場人物の多さも個性溢れるメンバーとその知名度で各役どころに区別がつけやすい点が非常に良かったと思います。 しかし、原作に沿おうとしたのか新年度初日から転入生で源治が登場したりと詰め込んだ割に説明が少なすぎです。 特に私みたいにクローズの原作を後から入った人には理解が難しいところがあります。武装戦線の登場も詰め込みすぎて話に追いつかない感はありました。

牧瀬や伊崎らクラスのボス連中がなぜ直接対決をせず源治の下についたのか

下…という表現だと語弊がありそうだが形上は源治の下と取れる伊崎加入直後にGPSという源治を頭とした組織を立ち上げた点でも伺える。 ではなぜ直接対決せずに源治に従うのか? それこそ源治特有の人間的魅力であり、牧瀬と伊崎が多摩雄の下につかなかった資質と器量を持ち合わせていたからである。その資質と器量があるが故に周りの連中にあたり散らすだけでなく素直な性格がチンピラの源さんを筆頭に人を惹きつけた結果と言える。 多摩雄も同様の魅力は持ち合わせているが、源治との大きな違いは目標が明確であるかないかの差であったと言える。

原作のクローズとの関連

完全なオリジナルストーリーではありますが、ストーリーの設定がほぼ一緒です。本人(主人公)の意思に関わらず鈴蘭を制覇する事に一つの価値を付けています。 そして舞台設定は漫画原作の一年前です。リンダマンの存在やヒロミらの出演も扱っています。武装戦線の登場など関連性は強いです。原作「クローズ」を1と捉えて今作をZEROにしたのだと思います。キャッチコピーも「ぜんぶ壊して、ゼロになれ。」とかっこいいですしね…。


原作マンガを読んできた私はあの男臭くて、傍から見れば意味の無い強さを争う戦いを描いた世界観が大好きで、実写化もものすごく期待していました。
原作には無いストーリーで作ったのは大正解だと思います。源治や多摩雄のキャラクターは小栗旬と山田孝之以外考えられないと思う程ピッタリで、特に源治の求めていないのに勝手にのし上がってしまう、自分の意思と反するような強さには、儚さや繊細さが伴っていてめちゃくちゃかっこよかったです。
それにしても、黒木メイサの存在は物凄く邪魔でした。こういう映画に女はいりません。(女性 30代)


原作を観たことはない私でも十分に楽しめる作品であった。ヤクザモノの作品はよく観るものの、不良漫画や映画はなぜか観る気になれずこれまで避けていた。しかし、いざ観てみると今でも売れている人気俳優が勢ぞろいで、それだけでも観る価値がある。特に主演の小栗旬が若くてとにかく格好いい。女性にはたまらないだろう。
芹沢や伊崎といったリーダー格のメンバーの力関係など、一度観るだけでは理解しきれないことも多いが、雰囲気で楽しめる作品だと思う。(女性 20代)

映画『クローズZERO』 まとめ

原作「クローズ」を知らなくても楽しめると思います。現在では「クローズZERO」は漫画でも発行されていますが映画版の「クローズZERO」が先。つまりはキャラクター自身の個性化もこの映画で最初に実現してると言えるのでそういう意味でも見る価値はあると思います。 鈴蘭制覇に向けて行動する。その中で価値を見出す。…単純な内容ですがあくまで漫画原作からの作品なのでそこは納得して観てほしいです。そして、喧嘩の内容ですがアクションシーンも見どころです。(ただの単純な殴り合いではなく細かく設定されています) また一人一人の外見かっこいいです。(ファッション面も含めて)鈴蘭高校自体が学ランでかつ、校則を感じないので学ランを好きに着こなしてる感じ。中には学ランを着ていない学生もいるので…。 続編がありますが、続編自体も私は好きなので観るなら是非両作品をオススメします。

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