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映画『アイ・アム まきもと』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『アイ・アム まきもと』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『アイ・アム まきもと』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0078098

製作年 2022年
上映時間 105分
ジャンル コメディ
ヒューマンドラマ
監督 水田伸生
キャスト 阿部サダヲ
満島ひかり
宇崎竜童
松下洸平
製作国 日本

映画『アイ・アム まきもと』の登場人物(キャスト)

牧本壮(阿部サダヲ)
庄内市役所福祉課「おみおくり係」の職員。48歳独身。「察しが悪い」とよく言われる。
蕪木孝一郎(宇崎竜童)
牧本の暮らすマンションの向かいの棟の一室で独り暮らしをしていた62歳の男性。「事件性のない」遺体として発見される。
津森塔子(満島ひかり)
養豚場で働く若い女性。年齢を聞かれると「答えないといけせんか?」と質問し「答えなくてもいい」と返されると「では答えません」と言う。白鳥が好き。
みはる(宮沢りえ)
蕪木が「魚住食品」に勤めていた頃に交際していた女性。現在は港町で「みはる食堂」を切り盛りしている。
鎗田幹二(國村隼)
40年程前に、北海道の炭鉱で蕪木と一緒に働いていた男性。炭鉱の爆破事故で失明し、現在は施設で暮らしている。

映画『アイ・アム まきもと』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アイ・アム まきもと』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アイ・アム まきもと』のあらすじ【起】

牧本壮は庄内市役所福祉課「おみおくり係」の職員。
おみおくり係は牧本の特性を活かすためにつくられた係で、稼働しているのは牧本1人だ。

牧本は、身寄りのない人の遺体を引き受け、葬儀・火葬・埋葬をする。
遺族がいる場合は、遺族に連絡をし、葬儀への参列と骨壺の引き取りを依頼する。

今日も火葬を終え、牧本は骨壺を持って市役所に戻り、亡くなった人の娘に電話をかけた。
骨壺の受け取りを拒否した遺族に「しばらくお預かりしますので気が変わったら」と牧本が言うと「気は変わらない」と答えられ、死亡診断や棺桶の代金を伝えている途中で電話を切られた。
牧本の執務室の棚もデスクの下も骨壺でいっぱいになっており、葬儀費用は牧本が自費で支払っている。

集合住宅の一室で孤独死した女性が発見された。
牧本がその部屋へ赴き、第一発見者の女性から話を聞きながら、遺影に使えそうな写真を探していると「頑張った。頑張った」という声が聞こえた。
声の主は、亡くなった女性が飼っていたオウムだった。

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映画『アイ・アム まきもと』のあらすじ【承】

身寄りのない人が亡くなると、刑事の神代は牧本に、遺体の引き取りを求める連絡をする。
牧本がすぐに引き取らずにいると、神代は牧本に「警察は貸倉庫じゃない」と何度も怒りと嘆きの言葉をぶつける。

無縁墓地の傍にある墓地には、牧本が購入したエリアがあり、牧本は無縁墓地に納骨した後、そのエリアで寝転がって空を見る。

独り暮らしの牧本は帰宅すると自炊し、「おみおくり」した人の遺影にした写真をアルバムに貼った後、金魚に餌をやる。

牧本の暮らすマンションの向かいの棟で、孤独死した62歳の男性の遺体が発見された。
警察の捜査で、遺体の身元は蕪木孝一郎という名で、親や兄弟は既に他界していることが分かっている。
マンションの管理人は、蕪木は廊下で放尿したり、喧嘩や酒のトラブルが多い人だったと、牧本に話す。

牧本は蕪木の部屋を物色し、携帯電話やアルバム、免許証などを持ち帰った。
アルバムには「とうこ」という少女の写真があり、携帯電話に唯一登録されていたのは「魚住食品」。
また、携帯には田んぼの写真が何枚も保存されていた。

映画『アイ・アム まきもと』のあらすじ【転】

牧本の部署に配属された新任の局長は牧本に、蕪木の案件を最後におみおくり係を廃止すると告げた。

牧本は魚住食品へ赴き、蕪木の元同僚・平光から話を聞く。
蕪木は、平光が勤務中に、指を切断する事故に遭った際、蕪木は「人手不足だから事故が起こる」と上司を怒鳴り、改善を約束しないなら、肉のミンチの機械に放尿すると脅迫したという。

また、平光は牧本に、蕪木の携帯に保存されている田んぼの写真に写っている白い点は白鳥であることを教えた。

牧本は、平光から蕪木が当時交際していた女性についての情報を得て、「みはる食堂」に行きついた。

食堂を切り盛りするみはるは、牧本に蕪木の話をしながら「頑張った。頑張った」と言った。
みはるはその意味を「疲れたと言う代わりに頑張ったと言うの」と牧本に説明した。

牧本は「とうこ」が蕪木の娘・津森塔子であることを突き止め、塔子に会いに行った。
塔子は牧本に心を開き、蕪木の古い友人・鎗田の名を出す。

蕪木が炭鉱に勤めていた頃、爆破事故があり、蕪木は負傷した同僚・鎗田を背負って脱出したが、鎗田は失明した。

映画『アイ・アム まきもと』の結末・ラスト(ネタバレ)

蕪木は炭鉱を辞めた後、津森千晶と出会い、結婚して塔子が生まれた。
塔子は白鳥が大好きな女の子だった。

鎗田は蕪木を恩人だと思っているが、蕪木は、盲目の鎗田を差し置いて自分だけが幸せになることを許せず、妻子を捨てたと、鎗田は言う。

牧田は自分の購入した墓地を、蕪木に譲ることにした。
塔子は、自分の父のために奔走する牧田に感動し、牧田と共に蕪木の「おみおくり」の準備を進めた。
牧田の口から、生前の父の話を聞きたいという塔子に、「お葬式の後に」と約束した牧田は、一眼レフを買い、白鳥の写真を撮り始める。

ファインダーを覗きながら横断歩道を渡っていた牧田は、車にはねられる。
薄れゆく意識の中で牧田は「頑張った。頑張った」と呟いた。

蕪木の葬儀は、牧本の呼びかけによって多くの参列者のもとに行われた。

墓地を蕪木に譲った牧本の遺骨は、神代によって無縁墓地に納められた。
神代が去った後、そこへ蕪木がやってきて手を合わせる。
それに続くように、次々と牧本が「おみおくり」した人たちがやってきて手を合わせた。

映画『アイ・アム まきもと』の感想・評価・レビュー

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映画『アイ・アム まきもと』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『アイ・アム まきもと』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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