この記事では、映画『少女邂逅』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『少女邂逅』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0039182
製作年 | 2017年 |
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上映時間 | 101分 |
ジャンル | 青春 ヒューマンドラマ |
監督 | 枝優花 |
キャスト | 穂志もえか モトーラ世理奈 土山茜 秋葉美希 |
製作国 | 日本 |
映画『少女邂逅』の登場人物(キャスト)
- 小原ミユリ(保柴萌香)
- 平凡な女子高校生だが、日常的にいじめを受けている。そのせいで声が出せなくなってしまい、クラスでも孤立。生きることに絶望して自殺しようとするが、いざとなると勇気が出ない。紬と出会い心を通わせるようになってから、少しずつ自分の殻を破っていく。
- 富田紬(モトーラ世理奈)
- ミユリのクラスにやって来た転校生。偶然にもミユリが大切に育てていた蚕の幼虫「ツムギ」と同じ名前。ミユリとは正反対の性格だが、どこかミステリアスな雰囲気も纏った少女。自分に自信を持てなかったミユリを変えていき、心の支えとなる。
映画『少女邂逅』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『少女邂逅』のあらすじ【起】
女子高生の小原ミユリは、同級生から毎日のようにいじめを受けていた。辛さに耐えかね、手首を切って死のうとするが、結局実行することはできなかった。ミユリは、その時手を這っていた蚕の幼虫に「ツムギ」と名前を付けて育てることにした。いじめが原因で声が出なくなってしまい、ミユリはクラスでも孤立していた。彼女の唯一の心の支えはツムギだけだった。
ある日の放課後、ミユリはいじめっ子たちにツムギを取り上げられて林の中へ放り捨てられてしまう。さらに縛られて置き去りにされてしまったミユリだったが、同じ年頃の少女が現れて助けてくれる。
次の日、学校で紹介された転校生を見てミユリは驚く。彼女は、昨日ミユリのことを助けてくれた少女で富田紬(つむぎ)という名前だった。
ミユリはまたいじめられ、手首を切ろうとしていた。すると、紬がそれを止めに来る。紬はミユリに「そうやってずっと逃げてきたの?死んだように生きる人生でいいの?」と問い掛ける。ミユリは声を振り絞り「死にたくない、生きたい」と本当の思いを吐露し、紬の胸の中で泣いた。
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映画『少女邂逅』のあらすじ【承】
それ以来、紬とミユリは仲を深めていく。紬に髪をお洒落にセットしてもらった次の日、ミユリは驚いたクラスメイトに話し掛けられる。それをきっかけに新しい友達もでき、ミユリは少しずつ楽しい学校生活が送れるようになってきた。
ある日、ミユリは紬に二人で沖縄へ旅行に行きたいと話す。旅行のガイドブックを見ている内、いつの間にか眠り込んでしまった二人。ふと目が覚めたミユリは、紬の足から糸のようなものが出ていることに気付く。
後日、「旅行のことは二人だけの秘密にしよう」と紬とミユリが喫茶店で話していると、紬の父親がやって来る。紬の父はミユリに挨拶をし、紬に友達が出来て安心したと話した。計画を知られないように、紬は父と帰ることにしてミユリと別れた。
ある日のテスト後、ミユリは理科の篠崎先生から蚕の生態について教えてもらう。仕切りをした箱の中に入れられて狭そうにしている蚕を見て、ミユリは仕切りを取ろうとした。篠崎はそれを止め、お互いの繭同士が絡まってしまうので離しておかないといけないのだと説明する。
映画『少女邂逅』のあらすじ【転】
ある日、友達三人と本屋にいたミユリは、夏休みになったら沖縄旅行に行こうと誘われる。紬と秘密の約束をしているミユリは、受験を理由に断り話題を変えようとする。
一方、最近紬と一緒に帰ることが少なくなり、ミユリは心配になっていた。帰宅途中、自分をいじめていたクラスの清水に呼び止められたミユリは、携帯で隠し撮りした紬の写真を見せられる。そこには、見知らぬ男性と手を繋いで歩いている紬の姿が写っていた。
帰宅後、ミユリは湯船に浸かりながら寝てしまい、不思議な夢を見る。ミユリの前に現れた紬は、クラスの女子達から心を抜き取り人形にして売っていた。「私達は体しか価値が無い」と言って…携帯電話の着信音が鳴り、ミユリは目を覚ました。
紬から図書室に呼び出されたミユリは、沖縄旅行の日程を決めたと聞かされる。出発は明日の夜だと聞いて驚くが、紬はすでに飛行機のチケットも手配し、大金を用意していた。戸惑うミユリだったが、紬に押し切られ出発を承諾した。
映画『少女邂逅』の結末・ラスト(ネタバレ)
次の日の授業中、紬が急に取り乱して保健室に連れて行かれる。心配して様子を見に来たミユリに、紬は「蚕は成虫になると2日で死んでしまう。一体何のために生きているの?」と言った。そして、転がっていた蚕の繭を握りつぶした。
放課後、駅で待ち合わせをして沖縄へ向かう二人。途中、乗り換えの駅で電車を待っていると紬はベンチで眠ってしまう。ミユリは彼女の太ももに何本もの切り傷があり、そこから糸が出ていることに気付く。ミユリが糸を引っ張り、手繰り寄せるとやがて糸は切れてしまった。
暗くなった駅のホームで目を覚ました紬。そこにミユリの姿はなかった。心配してやって来た学校の教師や父親が、紬を連れ帰った。
後日、授業中に紬が倒れ保健室に運ばれるが、ミユリは保健室の前まで行って紬には会わなかった。それ以来ミユリと紬は疎遠になる。
受験が終わり大学に進学が決まったミユリは、駅のホームで東京に向かう電車を待つ。そこに清水が現れ、紬が死んだことを聞かされる。紬は父親から虐待を受けており、さらに売春もしていたと話した。電車の中でミユリは、カッターを当てた手首から流れる血を見て涙を浮かべるのだった。
映画『少女邂逅』の感想・評価・レビュー
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映画『少女邂逅』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『少女邂逅』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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