12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『カオス(2005)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『カオス(2005)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『カオス(2005)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『カオス(2005)』の結末までのストーリー
  • 『カオス(2005)』を見た感想・レビュー
  • 『カオス(2005)』を見た人におすすめの映画5選

映画『カオス(2005)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0064715

製作年 2005年
上映時間 106分
ジャンル サスペンス
アクション
監督 トニー・ジグリオ
キャスト ジェイソン・ステイサム
ウェズリー・スナイプス
ライアン・フィリップ
ジャスティン・ワデル
製作国 カナダ
イギリス
アメリカ

映画『カオス(2005)』の登場人物(キャスト)

シェーン・デッカー(ライアン・フィリップ)
新米の刑事。上層部からクエンティンのお目付け役として任命され、事件の渦中に飛び込んでいく。
クエンティン・コナーズ(ジェイソン・ステイサム)
ある事件で停職処分中の刑事。切れ者ではあるが、組織の方針に従わないなど問題も多い。
ローレンツ(ウェズリー・スナイプス)
強盗団のリーダー。クエンティンを指名するなど何らかの計画を持っており、読めない行動が多い。

映画『カオス(2005)』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『カオス(2005)』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『カオス(2005)』のあらすじ【起】

シアトルの橋で車の事故が起こる。ドライバーは強盗容疑で手配されているカーティス。彼は人質を連れて警察から逃げようとしていた。しかし、警官の発砲により犯人も人質も死亡してしまう。担当刑事の責任が問われ、刑事のクエンティンは停職処分。彼の相棒であるヨークは懲戒免職処分になる。

2ヶ月後。シアトルの銀行に強盗が入る。りました。強盗団のリーダーであるローレンツから電話が来る。彼らの要求は担当刑事をクエンティンにすることだった。コナーズの上司マーティンは復職を認めるが、条件をつけた。新人刑事のシェーンとコンビとして動くことだった。マーティンは何か問題があればすぐに連絡するように命令を下す。

クエンティンはローレンツに連絡を取る。ローレンツは冷静でカオスの中にも秩序はあると呟く。クエンティンは時間稼ぎと判断し、突入を指示する。SWATとも協力して一気に突入しようとするが、直前になってローレンツの罠に気づいたクエンティンだったが、間に合わずSWATが突入を試みると行内で爆発が起こる。警察は強盗団を取り逃がしてしまう。

映画『カオス(2005)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。

映画『カオス(2005)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『カオス(2005)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『カオス(2005)』のあらすじ【承】

クエンティンは捜査を進める。ローレンツ達の狙いは中東の富豪が借りている貸し金庫ではないかと判断されるが、納得がいかなかった。シェーンは2人の会話からローレンツの指示に隠された暗示に気付く。シェーンはカオス理論を説明する。その理論はバラバラに見えるものでも、最終的には全てのピースがはまるという理論だった。しかし、コナーズには真面目に取り合ってもらえなかった。

マスコミのカメラから強盗団の1人が判明する。彼の恋人の部屋に踏み込み逮捕する。そこからは大量の紙幣が発見される。紙幣番号を調べた結果、警察の証拠保管庫にあるはずの金であることが分かる。

クエンティンらは保管庫に向かう。入室記録をチェックするとローレンツと最初に話した刑事の名前が。彼はすでに何者かに殺害されていた。

FBIからの連絡によると貸し金庫も無事であり、今回、銀行から何も盗んでいないということが判明する。

銀行のカメラを再度チェックすると僅かにカメラのアングルが変わった時間があった。そこに出来た死角にあるパソコンを調べる。違法コピーで逮捕されたことのある男の指紋が採取される。その男の自宅に向かうが、すでにローレンツに殺害されていた。

映画『カオス(2005)』のあらすじ【転】

クエンティンらは逮捕した強盗団の1人から情報を引き出す。ローレンツの本名はスコット・カーティス。クエンティンが射殺してしまった犯人の兄だった。

強盗団が今夜隠れ家で落ち合うということが分かり、警察は周囲を包囲する。隠れ家に突入するが、そこには爆弾が仕掛けられており、クエンティンは爆発に巻き込まれてしまう。

警官バッジを付けた黒焦げの遺体が発見される。シェーンが悲しさと怒りを抱えて警察署に戻る。1人の捜査官が彼らの目的を突き止めたらしい。強盗団の目的は、銀行のパソコンからウィルスを侵入させ、複数の口座から金を振り込ませることだった。シェーンがその真実にショックを受けているとローレンツから連絡が。怒りを滲ませるシェーンだったが、ローレンツの発言にどこか違和感を覚える。

証拠保管庫の名前をもう一度確認すると字がまるで違うことが分かる。偽装したのは保管庫の主任だった。その動機から彼がクエンティンに関する誰かを庇っているのだと気づく。そこから推測される結論。ローレンツの正体は、スコットではなくヨークだった。

映画『カオス(2005)』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヨークの居所を突き止めたシェーンは彼に銃を向ける。逃走したヨークを追い詰めたシェーンはヨークを射殺する。一息つこうとしたシェーンは財布を開く。そこで匂いに気づく。それは証拠保管庫で嗅いだ紙幣につけられている匂いだった。
そしてこの紙幣はクエンティンが置いていったものだった。シェーンはクエンティンの家へ向かう。本棚にはカオス理論の本が置いてあったのだ。

シェーンに電話がかかってくる。相手はクエンティンだった。彼が一連の事件の黒幕だった。銀行突入の指示も、隠れ家の爆発も彼が計画したものだった。彼はスコット・カーティスを殺し、警官バッジを付けることで自分の遺体のように偽装していた。ある動きがほかの動きを引き起こし、そこにパターンが現れる。それがカオス理論なのだと語るクエンティン。

怒るシェーンにクエンティンは語る。命をかけて任務に取り組んできたのに警察に見捨てられたこと。彼は警察に見切りをつけてしまったのだ。クエンティンは電話を切る。今回のプランで稼いだ金を使い、プライベートジェットに乗り込むクエンティンだった。

映画『カオス(2005)』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

派手な銃撃戦を期待していたけど、想像以上にミステリー要素が強くて驚いた。ラストでステイサム演じるコナーズ刑事が実は黒幕だったという展開は見事で、最後のどんでん返しで一気に作品の印象が変わった。伏線が細かく張られていて、もう一度観返したくなる作品。アクションというより“知的サスペンス”に近い。(20代 男性)


最初はただの銀行強盗事件かと思って観ていたけど、途中から展開が読めなくなり、最後まで引き込まれました。ステイサムのクールな演技はさすがで、特に黒幕としての冷酷さにゾクッとしました。テンポもよく、女性でも楽しめるサスペンス映画だと思います。(30代 女性)


一見、よくあるバディものかと思いきや、最後にまさかの裏切り展開が待っていて唖然。コナーズが真の首謀者だったとは…。演出が地味に感じる場面もあったけど、伏線を思い返すと納得がいく。2度目で本当の面白さが見えてくるタイプの映画。(40代 男性)


アクション映画としては少し物足りなさを感じたけど、サスペンスとしての完成度は高かった。犯人の目的や動機が最後に明かされる構成がよく練られていて、予想を裏切られる快感があった。派手さはないけど、上質な心理戦を味わえる作品。(50代 女性)


まさかステイサムが裏切る側の人間とは思わなかった。普段は正義の側で戦うイメージだったので、そのギャップが面白かった。台詞や演出もよく、捜査の緊迫感が伝わってくる。熟練俳優陣の掛け合いも見応えあり。大人向けのサスペンスとして秀逸。(60代 男性)


展開が静かで派手なアクションを期待していた人には退屈かもしれませんが、ストーリーにじっくり浸れる作品でした。伏線が細かくちりばめられていて、何気ない会話にも意味があるのがわかると面白い。最後の大どんでん返しがこの映画最大の魅力です。(70代 女性)


序盤の緊張感ある展開から中盤の謎解き、そしてラストの驚愕の真相まで、よく練られたストーリーに唸りました。若手刑事との関係も丁寧に描かれており、裏切りの重みがしっかりと感じられる。見た後にいろいろ考察したくなる映画。(30代 男性)


捜査ものの映画が好きで観てみたけど、予想外の展開に驚いた。ステイサムの存在感が圧倒的で、彼が裏にいると気づいた時は鳥肌が立った。女性視点でも共感できる部分が多くて、登場人物それぞれの正義が見える構成が面白かった。(40代 女性)


思っていたよりも複雑な構成で、観ながら「こう来たか!」と何度も声を上げそうになった。緻密なプロットと静かな演出が噛み合い、最後に大きな一撃が来る。まさに“カオス”の名にふさわしい。サスペンス好きにはたまらない一本。(50代 男性)


映画全体のトーンは落ち着いていて、静かに進んでいく印象ですが、その分、結末の衝撃が際立っていました。コナーズの計算高さに背筋が凍る思いがし、改めて俳優陣の演技力を実感。ゆったりとしたテンポながら深みがあり、大人向けのサスペンスです。(60代 女性)

映画『カオス(2005)』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『カオス(2005)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

インサイド・マン

この映画を一言で表すと?

「完璧な銀行強盗が仕掛けた、“裏”の意図に震える知的サスペンス」

どんな話?

ニューヨークの銀行に立てこもる完全武装の強盗団。その裏に隠された意図を、交渉人や銀行側、そして1人の謎の女性が少しずつ解き明かしていく。緻密な構成と騙し合いの応酬が光る、頭脳派クライムスリラー。

ここがおすすめ!

登場人物全員に裏があるスリリングな展開と、観客の予想を裏切る緻密なストーリーテリングが魅力。ラストの伏線回収は鳥肌もの。『カオス』の頭脳戦が好きな人なら必ずハマる一作です。

ユージュアル・サスペクツ

この映画を一言で表すと?

「すべてが伏線だった…あの“名前”を聞いた瞬間に世界が崩れる」

どんな話?

船舶爆破事件を追うFBI捜査官が、唯一の生存者から聞かされた5人の犯罪者たちの奇妙な物語。語られる真実は本当なのか?“カイザー・ソゼ”という名前が、観る者すべてを混乱に陥れる。

ここがおすすめ!

どんでん返し映画の金字塔として名高い本作は、巧妙な語り口と編集によって何が真実か分からなくなる快感が味わえます。衝撃のラストに絶句したい人へおすすめの一本。

セブン

この映画を一言で表すと?

「美しさと狂気が紙一重…罪を裁く連続殺人の終着点」

どんな話?

キリスト教の「七つの大罪」になぞらえた連続殺人事件。新人刑事とベテラン刑事が犯人を追ううちに、やがて想像を絶する結末にたどり着く…。一言では語れない、重厚なクライム・スリラー。

ここがおすすめ!

圧倒的な演出力と演技、そして容赦ない結末が観る者の心をえぐる。ダークで緻密な物語が好きな人にとっては、必見の作品です。『カオス』のように予測不能な展開を求める人に強く推奨。

インフェルナル・アフェア

この映画を一言で表すと?

「正義と悪の境界線が揺らぐ、究極の潜入捜査ドラマ」

どんな話?

警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した警察官。お互いの存在を察知した2人の男が、極限の駆け引きの末に導かれる運命とは…。心理戦の緊張感が常にピークを保つ名作。

ここがおすすめ!

香港映画ならではのスピード感と深みが同居する、二重スパイ映画の金字塔。緻密な脚本と衝撃のラストで評価が高く、ハリウッド版『ディパーテッド』の原作としても知られる逸品。

インサニティ

この映画を一言で表すと?

「精神科医と患者、入れ替わる視点の果てにある真実」

どんな話?

精神科医が診ることになった男は、ある病院の大量殺人の生き残りだった。だが、治療が進むにつれて徐々に“現実”が揺らぎ出し、観る者にも何が真実か分からなくなる。心理戦の連続に目が離せない。

ここがおすすめ!

緊張感と謎が常に張りつめた状態で続く本作は、見終わった後に考察したくなる余白が多いのも魅力。『カオス』のように視点が反転するサスペンスを好む方には特におすすめの一本です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

影山みほをフォローする
映画のネタバレあらすじ

みんなの感想・レビュー