この記事では、映画『ロレンツォのオイル 命の詩』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ロレンツォのオイル 命の詩』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0043725
製作年 | 1992年 |
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上映時間 | 135分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | ジョージ・ミラー |
キャスト | ニック・ノルティ スーザン・サランドン ピーター・ユスティノフ キャスリーン・ウィルホイト |
製作国 | アメリカ |
映画『ロレンツォのオイル 命の詩』の登場人物(キャスト)
- ロレンツォ・オドーネ(ザック・オマリー・グリーンバーグ)
- 3か国語が話せる優秀な少年。アフリカ滞在時は、現地の子供たちと元気に走り回るほど活発だったが、アメリカに帰国後、副腎白質ジストロフィー(ALD)を発症してしまう。苦しい闘病生活を送るが、強い精神で難病に立ち向かう。
- オーギュスト・オドーネ(ニック・ノルティ)
- ロレンツォの父で、イタリア人。銀行に勤める。何事にも勉強熱心で、ALDについても自身で勉学を深める。イタリア料理が得意で、闘病中も家族に美味しい料理をふるまう。息子と妻を心から愛している。
- ミケーラ・オドーネ(スーザン・サランドン)
- ロレンツォの母。ロレンツォの異変にいち早く気付く。ロレンツォを救うことを最後まで諦めなかった。周りから反対されても、息子を一人暗闇に置き去らないことを約束し、難病に立ち向かう。頑固で忍耐強い性格。
- ガス・ニコライス教授(ピーター・ユスティノフ)
- ロレンツォの病、副腎白質ジストロフィー(ALD)の第一人者。ロレンツォに食餌療法を提案する。医師会とオドーネ夫妻との板挟みになりながらも、ロレンツォの治療に尽力する。
- デアドラ・マーフィ(キャスリーン・ウィルホイト)
- 母ミケーラの妹。ロレンツォの看病を手伝う。ロレンツォの看病に疲れたオーギュストとミケーラのことを心配している。思いやりがあり優しい性格。
- オモウリ(マドゥカ・ステディ)
- アフリカの漁師の青年。アフリカ滞在時にロレンツォの友達となる。ミケーラの手紙で依頼を受け、友人としてロレンツォの看病を手伝う。心優しく、面倒見がいい青年。
映画『ロレンツォのオイル 命の詩』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ロレンツォのオイル 命の詩』のあらすじ【起】
オドーネ一家は、東アフリカで過ごしていた。ロレンツォは現地の子供たちと外を走り回り元気に遊んでいる。現地の青年、オモウリと友達になる。
オーギュストがワシントンに転勤になり、アメリカへ帰国する。帰国後、ロレンツォは癇癪を起すなどの問題を起こしてしまう。病院を転々としたのち判明した病名は、副腎白質ジストロフィー(ALD)だった。脳を変質させる代謝異常の不治の病で治療法はなく、余命は長くとも2年と宣告されてしまう。
絶望の淵に立たされたミケーラとオーギュストだったが、決してロレンツォの治療を諦めなかった。この病気の第一人者であるガス・ニコライス教授に勧められた食餌療法を試すが、病気の原因である脂肪酸は増えてしまう。次に免疫抑制治療を試すが、1か月後には髪が抜け、話すことも歩行も困難になってしまう。
ALD基金を創設したマスカティン夫婦から連絡をもらい、オドーネ夫妻は患者の親たちの集まりに参加する。しかし、寄付金や看病する側の心のケアの話ばかりで、実際の治療には消極的な意向に疑問を感じる。
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映画『ロレンツォのオイル 命の詩』のあらすじ【承】
医師の提供する治療法では、意味がないと判断したオドーネ夫妻は、独学で病気の勉強を始める。看護師とミケーラの妹デアドラの助けのもと、自宅でロレンツォの看病をする。オーストラリアの生化学者の論文をもとに、ロレンツォの体内で作られる脂肪酸の量を操作する治療方法を見つけ出す。医師同士の国を超えた横の繋がりが必要だと感じ、オーギュストはニコライス教授に働きかけてALD国際シンポジウムの開催を試みる。シンポジウムに向けて資金調達の為、ミケーラはロレンツォについての新聞記事掲載を願い出る。
シンポジウムで純粋なオレイン酸のあるオリーブオイルが、病気に利くと聞く。製薬会社に働きかけ、オレイン酸オリーブオイルの入手に成功する。ロレンツォへの投与を始めると、体内の脂肪酸を大幅に減らすことが出来た。
ALD基金のマスカティン夫婦にオレイン酸オリーブオイルの効能を話し、会員に共有してもらうよう話すが、マスカティン夫婦は断る。
映画『ロレンツォのオイル 命の詩』のあらすじ【転】
オーギュストは勉学の末、菜種油の持つエルカ酸が効能を示すことを見つけ出す。ニコライス教授にエルカ酸オイルの治療を提案するが、リスクを危惧して反対される。しかし、オドーネ夫妻は、諦めなかった。オレイン酸オリーブオイルを提供してくれた製薬会社の協力のもと、純粋なエルカ酸オイルを提供してくれる人を探す。その結果、ロンドンにいる老科学者が興味を示し研究を始める。
研究が進む一方で、ロレンツォの病状は悪化し呼吸困難で生死を彷徨うこともあった。しかし、強い精神でロレンツォはその危機を乗り切った。オーギュストは、どこまで意識があるかもわからない息子がなぜこんなにも頑張れるのか分からなかった。ミケーラは、「もし辛かったら神様のもとへ行ってもよい」とロレンツォに語りかけた。そして彼女は看護師や妹に治療法を反対されても、ロレンツォの看病を諦めなかった。
映画『ロレンツォのオイル 命の詩』の結末・ラスト(ネタバレ)
ロンドンの老科学者がエルカ酸オイルの開発に成功した。妹デアドラが、エルカ酸オイルを試したところ、副作用もなくより早く脂肪酸を下げることを成功させた。早速ロレンツォにエルカ酸オイルを投与した結果、脂肪酸は正常に戻った。そして、自力で呼吸できるようになるなどの回復を見せていった。オドーネ夫婦はさらなる治癒に向けて、ロレンツォが失ったミエリンと呼ばれる物質を回復させようと努力を続ける。
その後ロレンツォは視力が戻り、目で意思疎通が出来き、小指を自力で動かせるようになるまで回復した。ALDの治療に有効なオイルを作りだしたオドーネ夫妻は、名誉博士号が送られた。ロレンツォのオイルは、不治の病ALDの世界中の患者を数多く救った。
映画『ロレンツォのオイル 命の詩』の感想・評価・レビュー
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映画『ロレンツォのオイル 命の詩』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ロレンツォのオイル 命の詩』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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