この記事では、映画『わたしの魔境』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『わたしの魔境』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0079744
製作年 | 2023年 |
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上映時間 | 100分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 天野友二朗 |
キャスト | 近藤里奈 櫻井健斗 牛丸亮 山中アラタ |
製作国 | 日本 |
映画『わたしの魔境』の登場人物(キャスト)
- 湯川華(近藤里奈)
- どこにでもいるような素朴で普通の女子。新卒で入社した会社がマルチ商法企業であった。マルチ商法に嫌悪感を示しながらも仕方なく仕事を続ける彼女はどんどん心が蝕まれていく。心の救いを求め、とある宗教団体に興味を持ち始める。
映画『わたしの魔境』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『わたしの魔境』のあらすじ【起】
どこにでもいるような普通の新人OLの湯川華が入社した会社はマルチ商法企業であった。面接の時にそのような説明はなく、華は上司に、マルチ商法であることを開示してから採用して欲しかったと抗議するが、開き直った上司は逆に華を叱責し始めた。
上司からきつく当たられ、落ち込む華を先輩である日村が心配してくれた。喫茶店で日村に話を聞いてもらう華。華の母は、華が中学生の頃いじめに遭ったことで心を病んでしまい、死んでしまったそうだ。父とも疎遠であり、今は何をしているかもわからないと言う。初めは優しく話を聞いてくれた日村であったが、結局は華の身体目当てであり、華が拒絶するとわかりやすくふてぶてしい態度を取った。
翌日、華は会社を無断欠勤する。履歴書で住所を確認したのか、日村が華の家を訪ねてくる。日村は華の家に無理矢理押し入ると、嫌がる華を犯した。それ以来、華は心に深い傷を負ってしまい、会社へ行こうと準備をしている最中に涙が溢れだすほどだった。
それに加え、華は女の霊を見るようになる。その女が血だらけになっている夢を見て、飛び起きることもあった。
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映画『わたしの魔境』のあらすじ【承】
ある日、人気YouTuberが紹介していた、人気カルト宗教であるニルヴァーナが華の目に留まる。興味を持った華は、紹介されていたDVDを購入し、ついにはニルヴァーナの施設を訪れる。
ニルヴァーナの教団員に、最近トラウマになる体験をしてそれ以来見えてはいけないものが見えるようになったのでは?と聞かれた華はとても驚く。教団員の話を聞いた華は、心の救いを求めて、ニルヴァーナへの入会を決める。
ニルヴァーナに入会した華は見違えるほどに仕事の業績をあげていた。上司からも頼りにされる華であったが、突然退職届を提出し、会社を退職する。そして、何かを断ち切るかのように父からの手紙や昔の写真などを全て燃やしていくのであった。
仕事を辞めて施設を訪れた華をニルヴァーナの仲間達は快く迎え入れていれた。華の同期の井上も同じく仕事を辞めてニルヴァーナに入会していた。
ニルヴァーナの施設に1人の男が訪ねてくる。男は、この教団で行方不明者が多発していることを指摘し、娘を返してほしいと言うが、教団員は呆れた様子で、親子関係がうまくいっていたら、そもそも入会しないのでは?と言い返した。
映画『わたしの魔境』のあらすじ【転】
華が井上に、どうして入会しようと思ったの?聞くと、会社に自分の居場所は無く、ニルヴァーナに来て初めて生きていると感じると井上は語った。
ある日、修行の最中に、頭を冷やせと言われ浴室で頭を冷やしていた教団員がそのまま亡くなってしまう。初めてのことにショックを受ける華であったが、そのまま殺害を黙認する。
教祖は、教団員を集めると、湯川平蔵という男が新聞各社に我々を冒涜するデマを流していると話し始める。湯川平蔵とは、華の父のことであり、華は複雑な表情を浮かべていた。
そんな中、1人の女教団員が脱会したいと言う。仲間からは反対され、許されることはなかった。それでも脱会するために脱走を試みた女は、ついには手足を拘束された。
他の教団員が、もしこのまま脱会させたら、外部へ告発される恐れがあると教祖に相談すると、ならばすべきことは1つであり、しっかりと頼むぞと教祖は力強く述べた。
教団員達は、女の教団員を殺害すると、ドラム缶で燃やし、灰となった女の教団員は施設の近くの川に流された。華や井上もそれを手伝わされた。
映画『わたしの魔境』の結末・ラスト(ネタバレ)
教祖は、もしも教団に圧力をかけてきた者があった場合は、戦わなければならない。その者がそのまま生き続けていても悪でしかないが、我々の手で殺めてより高い位置へと転生させることに意味があると、それはまるで殺しも必要なことだと言っているかのようだった。
華は井上と共に教祖に呼び出され、ニルヴァーナの反対運動をしている華の父を転生しろと命じられる。教祖から指示を受けた井上は、争いのない世界を願ってここに入ったのにと華の前で涙を流した。
華と井上は包丁を手にし、意を決して父の家へと押し入る。井上が父を取り押さえ、華が許してくださいと言いながら、父に向かって包丁を向けると、お前に会えて嬉しい。お前のためになるなら刺されても構わないと涙を流しながら答えた。そんな父に華は涙が止まらなかった。
父は、幼少期の華との思い出を語り、全てが俺の宝物だと言う。そして、父が華に向かっておいでと手を差し伸べると華は思い切り抱きついた。2人は抱き合いながら涙を流す。それを目の当りにした井上も床に伏せて泣きじゃくった。
映画『わたしの魔境』の感想・評価・レビュー
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映画『わたしの魔境』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『わたしの魔境』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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