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映画『プルートで朝食を』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『プルートで朝食を』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『プルートで朝食を』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0038671

製作年 2005年
上映時間 127分
ジャンル ドラマ
コメディ
監督 ニール・ジョーダン
キャスト キリアン・マーフィ
リーアム・ニーソン
ルース・ネッガ
ローレンス・キンラン
製作国 イギリス

映画『プルートで朝食を』の登場人物(キャスト)

パトリック・”キトゥン”・ブレイデン(キリアン・マーフィ)
生まれてすぐに、司祭館の前に置き去りにされた。性別は男性だが、幼い頃から女性の服装や化粧を楽しみ、青年期には性転換手術を希望するようになる。感受性と想像力が豊かで優しく、明るい。ラブソングが好き。
リーアム神父(リーアム・ニーソン)
赤ん坊のパトリックが置き去りにされた司祭館の神父。カトリック教会の聖職者として、神への絶対の忠誠と独身を誓った存在ではあるが、告解室でパトリックが里親につけた侮辱的なあだ名を聞いて思わず笑ってしまうなど、感情のある人間らしい行動をすることがある。
チャーリー(ルース・ネッガ)
パトリックの幼馴染の女性。パトリックと同じスクールに通い、大人になって所属や住処が変わっても連絡を取り合い、仲良くしている。友達思いの常識人で、パトリックのよき理解者である。
アーウィン(ローレンス・キンラン)
パトリックの幼馴染の男性。自身の生きる時代と環境においては珍しく、トランスジェンダーや障がい者に偏見を持つことがなく、対等の関係を築き、絆を重んじる。青年期を迎えてからは政治や世界情勢に興味を持ち、革命に心を奪われる。

映画『プルートで朝食を』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『プルートで朝食を』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『プルートで朝食を』のあらすじ【起】

北アイルランド紛争が激化していた時代、アイルランド・キャヴァン州のある司祭館の前に、男の赤ん坊が置き去りにされた。
赤ん坊の母親は、映画スターに似た司祭館の家政婦で、父親はリーアム神父であることを知っているのはごく一部の人間だけだ。
赤ん坊はパトリックと名付けられ、カフェ・バーを営む家庭の養子として育った。
パトリックは幼い頃から、母親の服を着て口紅を塗り、見つかると怒られたがやめなかった。

パトリックには仲の良い3人の友達がいた。
ローレンスとアーウィン、そして紅一点のチャーリーだ。
ある日パトリックは、ローレンスの家で遊んでいるときに、彼の父との会話の流れで、母の名がアイリ―・バーキンということと、ロンドンにいることを知る。

高校生になったパトリックは、偶然、教会の銀行宛に届いた小切手を見て、自分の母親と神父の関係を想像した。
そして、学校の自由英作文で神父と家政婦の情事を描き、教師に叱られた。

パトリックと3人の友達は相変わらず仲が良かったが、チャーリーと付き合い始めたアーウィンは、IRAに関心を持ち始めていた。

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映画『プルートで朝食を』のあらすじ【承】

ある夜パトリックは、いつもの仲良し4人組でクラブに行ったが門前払いされ、同じく入店拒否されたバイク乗りたちと一緒に過ごすことにした。
バイク乗りたちは自らを「国境の騎士」と呼び、星のハイウェイを走るという。
星々を訪ねて火星へ向かう。そして冥王星(プルート)で朝食を摂るのだと。

パトリックが性転換手術を希望していることを明かすと、学校でも家庭でも非難され、侮辱的な発言を浴びせかけられたので、パトリックは家を出ることにした。
パトリックはヒッチハイクをして、バンドのキャンピングカーに乗せてもらった。
バンドのリーダーであるビリーと懇ろになったパトリックは、ビリーの母が残したという湖の傍のキャンピングカーで暮らすようになった。
パトリックは、キャンピングカー内の掃除中に偶然、床下に隠された大量の銃を見つけた。
彼は銃の存在にも、ビリーがIRAの一員であることにも気付いていないふりをした。

そんなある日、ローレンスがIRAの爆破テロに巻き込まれ、亡くなってしまう。
ローレンスの葬儀後、パトリックは、床下の銃を全て湖に捨てた。

映画『プルートで朝食を』のあらすじ【転】

パトリックが銃を処分したことを知ったビリーは酷く怒り、パトリックを置き去りにしていなくなった。
その後、銃を探しに来た他のIRAの男たちに銃を向けられたパトリックが、死を覚悟して「最後に、友人のチャーリーとアーウィンにお別れを」と呟くと「アーウィンを知っているのか」と男たちは驚き、パトリックを撃たずに去った。
アーウィンもIRAの一員だったのだ。

パトリックは、母を探しにロンドンへ行くことにした。
母の名前だけを情報源に候補を見つけて訪れたが、母はおらず、ホームレスになったパトリックは、テーマパークで踊ったり、カフェで声を掛けてきた手品師の助手をして生活をした。

ある日、チャーリーが会いに来た。
パトリックは再会を喜びつつ、彼女がロンドンに来た理由は他にあることを見抜いた。
実は、チャーリーはアーウィンの子供を妊娠していたが、アーウィンにはそれを知らせずに一人で中絶手術を受けるためにロンドンに来たのだった。
しかし、本当は愛する人の子を産みたいチャーリーは、パトリックに付き添われて病院まで行ったものの、中絶を辞退した。

映画『プルートで朝食を』の結末・ラスト(ネタバレ)

ある夜、パトリックは訪れたクラブで爆破事件に巻き込まれ、負傷して救出されたものの、爆破犯の容疑をかけられ尋問を受ける。
パトリックは自分が諜報部員であるかのような作り話をしたが、罪は立証されず、拘留所から追い出された。

パトリックは、マジックミラー越しに客と会話をする覗き部屋で働き始めた。
ある日、客が孤児について語り始めた。
孤児の父親が自分であると言えずに離れたが、せめて母親の居場所を伝えたいと思ってここに来たというその客は、リーアム神父だった。

パトリックは、電話会社の調査員を装って母を訪ね、新たに家庭を築いた母とその息子と言葉を交わした後、自分の素性を明かさずに去った。

アーウィンは、ミスを犯したことを理由にIRAの仲間に殺された。
チャーリーは、リーアム神父のもとに身を寄せ、そこへパトリックが合流して3人で暮らし始めたが、クリスマスイブの夜、司祭館が放火される。

神父は別の教区から任命を受け、チャーリーは病院で無事に出産を終えた。
その病院で、パトリックは母親と息子に偶然再会し「今度は女の子を」と伝えた。

映画『プルートで朝食を』の感想・評価・レビュー

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映画『プルートで朝食を』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『プルートで朝食を』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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