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映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0075800

製作年 2020年
上映時間 101分
ジャンル ドラマ
監督 フィリップ・ファラルドー
キャスト マーガレット・クアリー
シガニー・ウィーバー
ダグラス・ブース
ショーナ・カースレイク
製作国 アイルランド
カナダ

映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』の登場人物(キャスト)

ジョアンナ(マーガレット・クアリー)
NYの北の郊外で育ち、幼い頃に父と一緒に出かけた先で、別世界を生きているような人々を見ては憧れた。その後アメリカ西海岸の大学に通い、詩のジャンルにおいて学生部門での受賞経験もある。誠実で行動的だが、感情に流されやすい。
マーガレット(シガニ―・ウィーバー)
1995年の秋に、ジョアンナを雇った出版エージェンシーのボス。
最先端技術を嫌い、コンピューターを導入せずにタイプライターでの文書作成に拘るなど、独特な事務所経営を続けている。口調は強いが、繊細な感性のもとに悩むこともある。
ドン(ダグラス・ブース)
NYでジョアンナが訪れた書店でバイトをしていた青年。作家デビューはしていないが、小説家を名乗る。ジョアンナに声を掛け、NYで作家志望の若者が集まるカフェに誘う。独自の感性を大切にし過ぎて、周囲に違和感を抱かせることがある。

映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のあらすじ【起】

現在、アメリカの西海岸の大学に通うジョアンナは、NYの北の郊外で育った。
幼い頃の彼女は、特別な日に父と一緒に出かけ、別世界を生きているような人々を見ては憧れた。
小説を書き、5カ国語を話して旅をしたいと思っていた。

大学の長期休暇中にNYを訪れたジョアンナは、数日滞在したら、恋人カールが待つ西海岸に戻るつもりだったが、幼い頃の想いが蘇り、NYに留まることにした。
彼女はNYで生活する友人ジェニーの家に滞在し、職探しを始めた。

1995年秋、ジョアンナはNYの老舗出版エージェンシーに採用された。
ボスのマーガレットは最先端技術を嫌い、事務所にはパソコンもなかった。
マーガレットの部屋で、ジョアンナの採用決定の瞬間に立ち会ったダニエルはジョアンナに「マーガレットにドキドキさせられるよ」と笑顔で忠告した。
マーガレットはジョアンナに「ジェリーの連絡先を聞き出そうとする者と、私を通してコンタクトを取りたがるリポーターや大学関係者、プロデューサーたちを問題視している」と話した。
その後ジョアンナは、ジェリーとはサリンジャーのことだと知る。

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映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のあらすじ【承】

ジョアンナは、書店で小説家志望の青年ドンに声を掛けられ、親しくなりつつあった頃、ジェニーから、いつまで居候するつもりかという含みのある言葉をかけられ、アパートを借りてドンと暮らすことにした。

事務所でのジョアンナの仕事は、ジェリー宛の手紙への対応だった。
脚色や写真、インタビューの依頼に対しては「著者の意向で、読者の手紙を届けることはできません」という定型文を送り、ファンレターには目を通してシュレッダーにかけるように言われた。
ジョアンナは、日々目を通すジェリーへのファンレターの中で、コンスタントに届く、ノースカロライナの青年からのファンレターに惹きつけられた。
『ライ麦畑』を3回読んだというその青年は「ホールデンを思うと、最初は変な奴だってニヤニヤするけれど、彼のことしか考えられなくなって気が滅入り、僕は感情に飲まれる」と綴っていた。

ある日ジョアンナは、マーガレットの離席中にジェリーからの電話を受けた。
彼は旧作の『ハプワーズ』を個人経営の小さな出版社から再販することにしたという。

映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のあらすじ【転】

ジョアンナが処理するジェリーへの手紙は、どれも熱い想いに溢れていた。
帰還兵はジェリーと戦争の悪夢を共有していると綴り、作家志望の娘を亡くした母は、娘の追悼文集のタイトルを『バナナフィッシュ』にしたいと綴る。
落第しかけの学生は、教授が「サリンジャーに手紙を書き、返事が貰えればA判定にする」と言ったから、返事をくれと訴える。
ジョアンナは、落第しかけの学生に「ズルしてAを取るのではなく勉強すべき。ホールデンのように人の評価を気にせずに」と返事を書いた。
その返事を受け取った学生は、返信文がジェリーによるものでないと気付き、事務所に乗り込んでジョアンナを批判した。

ジョアンナには、カールから何通も手紙が届いていたが読めずにいた。
しかしジェニーを介してカールと会う機会が設けられ、カールが「たまに電話で話すだけでもいい。君が恋しい」と言ったが、ジョアンナは「私も恋しい」と思いつつ口には出せなかった。

ドンの小説が完成し、それを読んだジョアンナはドンに失望したが、本当の失望の対象は何も書かない自身だった。

映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』の結末・ラスト(ネタバレ)

ダニエルが自殺した。
ジョアンナにとってダニエルは、穏やかな性格の、マーガレットの親しい仲間でしかなかったが、実はダニエルが躁うつ病で、彼の妻とマーガレットが交代で看病していたと同僚から打ち明けられた。

ジョアンナは、仕事を休んでいるマーガレットを見舞った。
マーガレットは、20代で初めて担当したのがダニエルで、彼の取材対象への寄り添い方に感銘を受ければ受けるほど、彼を失望させないか、あるいは自分が彼に失望しないか不安になったが、きっかけづくりに昼食を共にした後は、心から信頼し合える仲間となったと語った。

その後ジョアンナは、マーガレットの称賛を得る仕事をし、昇進の話が進んだが、作家としての道を進むために事務所を辞める決心は決まっていた。

ジョアンナが自身の作品を『ニューヨーカー』に持ち込み売り込んだ後、事務所に戻ると、電話で話したことのある声が聞こえた。
声の主はジェリーで、ジョアンナは密かに彼のポケットに、彼女が厳選したジェリー宛の手紙をしのばせた後、マーガレットの部屋で『初対面』をした。

映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』の感想・評価・レビュー

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映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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