この記事では、映画『非情の標的』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『非情の標的』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070934
製作年 | 1973年 |
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上映時間 | 109分 |
ジャンル | サスペンス |
監督 | セルジオ・ソリーマ |
キャスト | オリヴァー・リード ファビオ・テスティ フレデリック・ド・パスカル アゴスティーナ・ベッリ |
製作国 | イタリア |
映画『非情の標的』の登場人物(キャスト)
- ヴィト・チプリアーニ(オリヴァー・リード)
- ミラノにある刑務所の副所長で元刑事。妻のアンナを誘拐され、交換条件としてミロという囚人の脱獄を手伝い、引き渡すよう謎の組織に要求される。徐々に浮かび上がってくる巨悪の存在に屈してはならないという思いと、愛する妻を取り戻さねばならないという思いの狭間で苦悩する。
- ミロ・ルイス(ファビオ・テスティ)
- ケチな犯罪に手を染めるチンピラだったが、ある日身に覚えのない石油王の殺害犯として逮捕されてしまう。その後、誘拐された妻を奪還しようとするヴィトの手引きで脱獄。事情が判然としないままヴィトと逃亡を続ける内に、彼に対する不思議な信頼感情が芽生えてくる。
- ミシェル・グラニエ(フレデリック・ド・パスカル)
- 表向きは芸能プロダクションの重役である謎の組織の首領。殺し屋を雇い、ヴィトにミロを脱獄させるよう指示した黒幕。自分の背後にはさらに強大な権力が存在することを示唆する。
- アンナ・チプリアーニ(アゴスティーナ・ベッリ)
- ヴィトの若く美しい妻。ある日謎の組織に誘拐されてしまう。
- アル・ニコ(ダニエル・ベレッタ)
- ミロの旧友で人気ミュージシャン。グラニエとつながっており、石油王殺害事件にまつわる組織の陰謀に加担させられてしまう。
映画『非情の標的』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『非情の標的』のあらすじ【起】
イタリア政財界にコネクションを持つ大物石油王が何者かに殺された。その場を走り去ったバイクの男はのちに轢死体となって発見される。しかし、警察は決定的な証拠がないにも関わらずミロ・ルイズという小悪党を容疑者として逮捕し、ミラノの刑務所に収監した。一方人気ミュージシャンのアル・ニコは警察に呼び出され、発見された轢死体がバイクを譲った友人だと身元証明するよう要求される。裁判を避けたい様子の警察は、アル・ニコに偽証させて強引に事件の幕引きを図る。
数日後、刑務所の副所長であるヴィトと妻のアンナは、ひと時の情事に耽っていた。しかし、ヴィトが少し目を離した隙にアンナが何者かに誘拐されてしまう。その直後、ヴィトの元に「妻を返して欲しければミロを脱獄させろ」と脅迫電話が入る。動揺を隠しきれないヴィトだったが背に腹は代えられず、ミロの脱獄を手引きした。
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映画『非情の標的』のあらすじ【承】
ヴィトはミロに「脱獄を望んでいるのは誰だ?」と尋ねるが、ミロは心当たりが無いと言う。この事件の背後には謎の巨大組織が存在し、彼らは石油王暗殺事件の秘密を知ってしまったミロを殺そうとしていた。
ある日、ヴィトと逃走中のミロは、隙を見てヴィトの拳銃を奪い1人で逃げようとする。しかし、妻を取り戻そうと腐心するヴィトの心中を察し、組織と共闘することを選択する。ミロはヴィトに手錠をかけ、自分の恋人がいるという国外まで逃走を図った。その一方で、ミロの脱獄に協力してくれた看守仲間が殺されてしまい、組織の手は二人に刻一刻と忍び寄る。
ヴィトが中々ミロを引き渡そうとしないため、雇われ殺し屋たちは独断でアンナを始末しようとしていた。そこへ、黒幕であるグラニエが現れ「素人仕事はここまでだ」と言って殺し屋たちを解雇した。グラニエはアンナを自身の屋敷に監禁し、ミロとの交換を急ぐ。
映画『非情の標的』のあらすじ【転】
ヴィトたちは、電話で指定された人質交換現場に急行する。しかし、敵の車に乗っていたアンナは替え玉で、銃撃されるヴィトとミロ。応戦するもミロが足を撃たれてしまい命からがら撤退。ミロのガールフレンドが用意した隠れ家に潜伏することになる。そして、組織との繋がりがあると思われるアルの元に向かうが、そこには彼の死体があった。さらに、妻のアンナが麻薬漬けにされていたのだった。その直後、ヴィトは殴られて昏倒してしまう。
気が付いたヴィトは、あらためてグラニエから取引を持ち掛けられる。そして、自分の背後にはさらに巨大な組織が存在していることを示唆する。グラニエは、脱獄した犯人を捕まえようとしたということにして、ミロを始末するようヴィトに要求する。
映画『非情の標的』の結末・ラスト(ネタバレ)
良心の呵責から、ヴィトはすべてを警察に話すことを決意。自分の身分を失うことを覚悟でミロの脱獄補佐と妻の誘拐、そして石油王暗殺の真相を警察に告白した。しかし、警察内にも巨悪の手が及んでおり、暗にミロを始末するよう促されてヴィトは愕然とする。
隠れ家に戻ったヴィトは、ミロに手を下すよう諭されたと包み隠さず告白する。それに対してミロはマスコミに告発しようと提案する。しかし、最愛の妻の命と、つい最近出会った犯罪者とでは天秤にかけるまでもなく、苦渋の思いでミロに銃弾を浴びせるヴィト。
ヴィトに抵抗されてうまく事態を収拾できなかったグラニエは組織に抹殺される。その替わりとして組織に懐柔されている警察が、アンナの解放と引き換えに供述書を書くようヴィトに要求する。ヴィトは警察の腐敗を知りながら権力に屈し、正義と道徳を捨て「何も知らない」と書類にサインをした。妻を取り戻したもののまるで別人のような夫の態度に、アンナは戦慄の表情を浮かべるのだった。
映画『非情の標的』の感想・評価・レビュー
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映画『非情の標的』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『非情の標的』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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