この記事では、映画『湯道』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『湯道』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0093135
製作年 | 2023年 |
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上映時間 | 126分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ コメディ |
監督 | 鈴木雅之 |
キャスト | 生田斗真 濱田岳 橋本環奈 小日向文世 |
製作国 | 日本 |
映画『湯道』の登場人物(キャスト)
- 三浦史朗(生田斗真)
- 東京で建築家として働く。田舎で客足が減る銭湯を営むことに、意義を見いだせないでいる。
- 三浦悟朗(濱田岳)
- 史朗の弟。まるきん温泉の主人。兄の史朗との仕事のギャップに、コンプレックスを感じている。
- 秋山いづみ(橋本環奈)
- まるきん温泉に住み込みで働くアルバイト。仕事で悩んでいた頃に、お風呂に救われた経験がある。
- 太田与一(吉田鋼太郎)
- 温泉評論家。温泉業界では最も敵にしたくない人物とされている。「源泉掛け流し至上主義」という本を出版している。
- 夙子(夏木マリ)
- くれない茶屋の女将。自然に感謝しながら、日々の生活を送っている。料理が上手。
- 風呂仙人(柄本明)
- お風呂以外に欲を持たない。まるきん温泉を陰で支えてくれている、大切な存在。
映画『湯道』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『湯道』のあらすじ【起】
ある日、東京で建築家として活動する三浦史朗は、父親が亡くなったことを知る。会社から独立して仕事が激変した史朗は、一度実家に帰ることにした。史朗の実家はまるきん温泉という銭湯を営んでいる。史朗の弟である悟朗が後を継ぎ、アルバイトの秋山いづみと経営を続けていた。史朗は田舎で地味な仕事を続ける悟朗のことが理解できないでいた。
史朗はまるきん温泉で働き始めた。史朗にとって、ここに訪れる客のなかで、特に気になる存在が、風呂仙人と呼ばれる男だった。彼には廃材を持ってきてもらうお礼に、いつも無料で入浴を許可していることを、いづみから聞く。
まるきん温泉を続けることに危機感を覚えた史朗は、悟朗に土地を売り、マンションを建てることを相談した。悟朗は史朗からもらったマンションの設計図を、ボイラー室の火に向かって投げた。それをきっかけに喧嘩が始まり、散乱した廃材に引火してしまう。急いで消火しようとした悟朗はやけどを負い、入院した。まるきん温泉は臨時休業することになった。
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映画『湯道』のあらすじ【承】
次の日、ボイラー室に風呂仙人が来ていた。彼は壁に書かれた文字を見つめ「自分の都合で商売するな」と呟いた。史朗がその壁を見ると、そこには「風呂で人を幸せにする」という文字と家族の名前が連名であった。悟朗は家族で誓った目標を叶えるため、1人で努力し続けていたことに気づいた。
史朗は風呂仙人から風呂の焚き方を教わり、その史朗の姿を見たいづみは、まるきん温泉を再開できると確信し、いつも通り開店準備を始めた。風呂を焚くためには火と向き合い続けなければならないことを知った史朗は、父の横顔しか思い出せないのは、父がずっと火を見つめていたからだったことに気づいた。
退院した悟朗は、史朗に父の遺書を見せた。そこには「まるきん温泉は継がずに、売却してほしい」と書かれていた。悟朗と史朗はまるきん温泉を閉業することを決断した。次の日の朝、いづみはいなくなっていた。
映画『湯道』のあらすじ【転】
悟朗が常連客に、いづみがいなくなったことを打ち明けると、常連客からいづみは「くれない茶屋」に行ったのではないかと言われた。以前いづみにくれない茶屋のお風呂が素晴らしいことを話していたのだ。
次の日の朝、さっそく史朗と悟朗は、山奥にある「くれない茶屋」に向かった。そこにいた夙子という女性から数年前に廃業したから誰も来ていないと告げられた。悟朗がここのお風呂に入りたいと言うと、夙子は許可してくれた。
「くれない茶屋」のお風呂は五右衛門風呂だった。お風呂の焚き方も原始的で、山の中にあるため、水道がなく、川で水を汲み、焚き木を燃やすというものであった。史朗と悟朗は戸惑いながらも協力し合い、最高で気持ちのよいお風呂に入ることができた。
くれない茶屋にいづみがやってきた。実はくれない茶屋はいづみの実家で、夙子はいづみの祖母だったのだ。夙子からお風呂に入りたいとやってきた珍しい客がいると聞かされたいづみは、直感で史朗と悟朗のことだと思った。
映画『湯道』の結末・ラスト(ネタバレ)
風呂から上がった悟朗は、くれない茶屋のお風呂と普通のお風呂の違いは何かと夙子に問いかけた。夙子は全部自然のおかげで、特別なことはないと教えてくれた。いづみは史朗と悟朗とともに、まるきん温泉に帰ってきた。
まるきん温泉の前で常連客たちが待っていた。ずっとここのお風呂を楽しみにしてくれていたのだ。悟朗が急いでボイラー室に向かうと、既に風呂仙人がお風呂を沸かしてくれていた。
まるきん温泉に、温泉評論家の太田与一がやってきて、ここを昭和の遺物だと罵った。それを聞いた常連客たちは「ここの湯は旦那の嫌なこと全部忘れるくらい気持ちいい」「ここの湯につかって歌うと最高」「湯上りにここで飲む牛乳が良い」と沢山褒めてくれた。
それを聞いていた悟朗と史朗は「湯で人を幸せにする」幸せと、この場所の尊さに気づき、まるきん温泉を続けることを決意した。そして、帰っていく常連客に頭を下げ、感謝した。
映画『湯道』の感想・評価・レビュー
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映画『湯道』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『湯道』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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