この記事では、映画『モンテーニュ通りのカフェ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『モンテーニュ通りのカフェ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/SID0058294
製作年 | 2006年 |
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上映時間 | 104分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | ダニエル・トンプソン |
キャスト | セシル・ドゥ・フランス ヴァレリー・ルメルシェ アルベール・デュポンテル クロード・ブラッスール |
製作国 | フランス |
映画『モンテーニュ通りのカフェ』の登場人物(キャスト)
- ジェシカ(セシル・ドゥ・フランス)
- ショートヘアの若くてキュートな女の子。幼い頃両親を亡くし、祖母に育てられた。今年彼氏に振られたばかり。モンテーニュ通りにあるカフェで働き始める。
- フレデリック・グランベール(クリストファー・トンプソン)
- ジャックの息子。大学で授業をしている。父と亡き母が集めた美術品が競売にかけられると聞き、父を訪ねてやってくる。
- ジャック・グランベール(クロード・ブラッスール)
- 初老の資産家。フレディックの父。若い頃はタクシーの運転手だった。3月17日に、これまで集めた美術品をオークションにかける予定。妻は他界しており、若い女性ヴァレリーと付き合っている。
- ジャン=フランソワ・ルフォール(アルベール・デュポンテル)
- 中年男性。一流のピアニストだが、気取った堅苦しい空気が苦手。病院や自然の中で演奏したいと思っている。最近は妻との関係がぎこちなく不安定。
- ヴァレンティーヌ(ラウラ・モランテ)
- ピアニストであるジャン=フランソワ・ルフォールの妻。マネージャーとして夫を支えている。
- カトリーヌ・ヴェルセン(ヴァレリー・ルメルシェ)
- 巷で人気のテレビドラマに出演している女優。仕事のことで悩みピリピリしている。3月17日に舞台が始まる予定。
- ブライアン・ソビンスキー(シドニー・ポラック)
- 映画監督。新しい作品の出演者を探している。
- クロディ(ダニ)
- 定年間近のホールの管理人。髪が短くあっさりした性格。これまで多くの芸術家に出会い、陰ながら業界を支えてきた。
- ヴァレリー(アネリーズ・エスム)
- ジャックの恋人。ロングヘアの美しい女性。
- マダム・ルー(シュザンヌ・フロン)
- ジェシカの祖母。若い頃は華やかなものが好きで、ミーハーな娘だったと話す。
映画『モンテーニュ通りのカフェ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『モンテーニュ通りのカフェ』のあらすじ【起】
豪華な物が大好きなジェシカの祖母は、若かりし頃パリのリッツホテルで働いていたと話す。
この話を聞いたジェシカは、パリのモンテーニュ通りのカフェでウェイターとして働きたいと思う。そのカフェは普段、男性しか採用していない。だが責任者のマルセルが近々店が忙しくなることを考え、ジェシカを特別に採用する。3月17日にコンサートや初日の芝居、美術品のオークションなどの行事が重なるのだ。カフェの周囲にはシャンゼリゼ劇場やホール、オークションハウスなどがあり様々な職業の人々が出入りしていた。
ジェシカはピアニストのルフォールや女優のカトリーヌ、富豪のジャック・グランベールなどと出会いはしゃぐ。だが皆それぞれに悩みを抱えていた。
ルフォールの部屋に食事を届けに行ったジェシカは「きらきら星」の作曲者がモーツァルトだと教えてもらう。ルフォールはスケジュール管理に必死で、利益を追求する妻に嫌気がさしていた。
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映画『モンテーニュ通りのカフェ』のあらすじ【承】
オークション会場では資産家のジャックが、これまで集めてきた美術品を死ぬ前に売っておこうと展示していた。ジャックは会場に若い恋人ヴァレリーを連れてきて、満足そうである。そこを通りかかったジェシカは、ブランクーシの「接吻」を見て「見てると恋したくなる」と褒めた。接吻はジャックにとっても、亡き妻との思い出の彫刻である。息子のフレディックも、接吻を売らないで欲しいと思い会場を訪ねて来た。
カトリーヌは舞台の稽古で、演出家とソリが合わず不機嫌になった。
仕事は見つかったジェシカだが、泊まる部屋がない。そこで夜、ホールに忍び込み楽屋のソファで眠った。目を覚ますと管理人クロディによって、外から施錠されている。慌てたジェシカが窓から出て屋上に上がると、既に夜が明けていた。
ルフォールは病院のエントランスホールで、ピアノを演奏する。患者や子供たちが大勢集まってきて、皆その美しい音色に酔いしれた。これこそがルフォールのやりたいことだった。だが現実には妻の組んだスケジュール通り、世界各地を飛び回っている。
映画『モンテーニュ通りのカフェ』のあらすじ【転】
ジェシカがロビーで休憩していると、この間道で会ったフレディックが隣のテーブルに座った。彼が会っていたのは父の恋人ヴァレリーで、彼らが3年前に恋愛関係にあったことが会話から分かる。ヴァレリーが去り気まずくなったフレディックは、ジェシカにドリンクを奢った。フレディックは「接吻」が母のお気に入りだったと話す。
ルフォールの妻は「6年間の仕事の契約があるからサインして」と彼に言った。もう耐えられなくなったルフォールは、病気の子供や音楽を知らない人たちのために演奏したいと妻に打ち明ける。ルフォールが湖畔の家に住みたいと言うと、妻は田舎で主婦になるのは無理だと答えた。
映画監督のソビンスキーは、テレビドラマに出演するカトリーヌに興味を持ち夕食に誘う。彼にとって、彼女のサルトルへの見解は刺激的で、会話が弾んだ。
その夜グランベール親子とルフォールは、美術品に囲まれ酒を酌み交わした。帰り際ジェシカに会ったフレディックは、その晩を彼女と一緒に過ごす。
3月17日がやってきた。その日はクロディの退職の日でもある。カフェではクロディの送別会が開かれ、ジェシカももらい泣きをした。
映画『モンテーニュ通りのカフェ』の結末・ラスト(ネタバレ)
女優のカトリーヌにとっては舞台の初日である。先日会ったソビンスキーもこの舞台を観に来ていた。公演は大成功。カトリーヌは大勢のお客を笑わせ、ソビンスキーから新しい仕事のオファーを受けた。
その頃コンサート会場では、ルフォールのコンサートが開かれていた。ルフォールは「皇帝協奏曲」の終盤に、突如タキシードを脱ぎ捨てる。客席で彼の演奏を見ていた妻は、怒ってその場を立ち去った。演奏終了後大きな拍手が起こるが、ルフォールは妻のことが気がかりである。
オークション会場では「接吻」が競売にかけられる。フレディックは両親の思い出の彫刻を落札しようと、競り値を上げていった。それを見たジャックは「接吻」を手放すまいと誓い、出品を取り下げる。
ルフォールが会場から出ると、ジェシカの祖母ルーに出会う。ジェシカが祖母のためにホテルを予約したのだ。ルフォールはルーに花束を渡した。その後セーヌ川の付近で妻からの手紙を読もうとすると、本人が来てその手紙を破り捨てた。ルフォールは妻を抱きしめる。
フレディックとジェシカは、誰もいなくなったカフェで口づけを交わした。
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映画『モンテーニュ通りのカフェ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『モンテーニュ通りのカフェ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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