映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』の概要:あの世で問題が起き、死人が蘇るという事態が発生する。強敵ジャネンバに苦しむ悟空の所に最大のライバル、ベジータが駆け付ける。圧倒的なジャネンバに対し打つ手がない2人はフュージョンという技で融合してジャネンバを倒そうとする。
映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』の作品情報
上映時間:51分
ジャンル:アクション、アドベンチャー、アニメ
監督:山内重保
キャスト:野沢雅子、堀川亮、草尾毅、八奈見乗児 etc
映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』の登場人物(キャスト)
- 孫悟空(野沢雅子)
- 多くの敵と戦ってきたサイヤ人戦士。死後もその功績から肉体を持ち、修行に励んでいる。あの世でも武道大会で好成績を修め、各銀河の中でも飛びぬけた超戦士として知られる。スーパーサイヤ人への覚醒後、修行を重ねてスーパーサイヤ人3への変身を身に着けた。
- ベジータ(堀川亮)
- 悟空の最大のライバルである戦闘民族サイヤ人の王子。死後は魂だけとなって地獄で生活を送っていたが、あの世が混乱した事により肉体が戻る。王子としてのプライドが高く、下級戦士の悟空にいつも先に行かれている事に無念さを感じている。
- ゴジータ(野沢雅子、堀川亮)
- 悟空とベジータがフュージョン(融合)した超戦士。敵を数撃で倒す圧倒的なパワーを誇り、悟空とベジータのそれぞれの個性を引き継いでいる。フュージョンが失敗し太った戦士になってしまった場合、名前がベクウとなる。
- ジャネンバ(玄田哲章)
- 無数の死者の悪の気が鬼に取り付いて生まれた怪物。見た目は巨大で無邪気に見えるが悟空をも凌ぐパワーを持っている。変身後は冷酷非道な性格へと変わり、悟空とベジータを苦しめる。
- パイクーハン(緑川光)
- 西の銀河出身の超戦士。あの世での悟空のライバルで礼儀正しい性格をしている。スピードある攻撃が得意。
- 孫悟飯(野沢雅子)
- 悟空の最初の息子。幼い頃から潜在パワーが高く、戦いの中でその力を開放していった。父の死後も高校生でありながら覆面ヒーローとして地球を守っている。
- トランクス(草尾毅)
- ベジータの息子。父親譲りの自信家で格闘センスが高い。悟天と仲が良くやんちゃ盛りの少年である。
- 孫悟天(野沢雅子)
- 悟空の2番目の息子。風貌が父親に似ており、トランクスと同じく早い段階でスーパーサイヤ人への覚醒を遂げている。
- ゴテンクス(草尾毅、野沢雅子)
- トランクスと悟天が融合した戦士。多くの技を持っており、敵を苦しめる。しかし子供という事もあり、調子に乗りやすく詰めが甘い時が散見される。
- 閻魔大王(郷里大輔)
- あの世のルールを司る裁判官で死人の行先を天国か地獄かを決めている。彼がジャネンバに閉じ込められる事によって多くの死人が蘇ってしまう。
- 大界王(槐柳二) / 界王(八奈見乗児、山本圭子、島田敏、西尾徳)
- 東西南北にそれぞれ1名おり、それぞれの銀河を治めている。その4人をまとめるのが大界王であり、彼の星で多くの戦士達が修行に励んでいる。
映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』のあらすじ【起】
大界王星ではあの世一武道会が開かれていた。優勝者は大界王直々に修行の手解きをしてもらえることになっており、それぞれが磨いた技を競っている。界王達は自分の弟子達が優勝するといつもの様に言い争いながら試合を観戦していた。そして決勝進出者の2名が決まった。北の銀河出身の孫悟空と西の銀河出身のパイクーハンだ。これまで何度も拳を交えてきたライバルが再度対戦する事になり観客を大盛り上がりだ。試合が開始するとパイクーハンがスピードある攻撃で悟空に襲い掛かるが悟空は上手くかわし攻撃を仕掛けた。
一方その頃、閻魔大王が死者の魂の行先を決める閻魔宮で大事故が発生していた。閻魔大王はいつもの様に仕事をしており、魂の行く先を決めていた。そんな時、地獄行きになった死者の魂を洗うスピリッツ・ロンダリング装置のタンクが爆発し、悪の気が解放されてしまったのだ。悪の気はタンク係に取り付きジャネンバとなり、閻魔宮に結界を張って閻魔大王の力を封じ込めたのだ。
映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』のあらすじ【承】
閻魔大王の力がジャネンバによって閉じ込められた影響が地球に出始めていた。あちらこちらで死人が蘇り街は大混乱に見舞われた。自宅で食事をしていた悟飯や悟天、悟飯のクラスメイトのビーデルは問題を解決する為に街へと向かった。
影響は大界王星にも表れ始めた。原因は閻魔宮にあるという大界王の話を聞いて悟空とパイクーハンは、決勝戦を一時中断して閻魔宮へと向かう。ジャネンバの結界によってすっかり様子が変わってしまった閻魔界に驚く2人。閻魔大王を解放しようと結界にエネルギー弾を放つが全く効果がない。ジャネンバをどうにかしなければと閻魔大王に言われて2人はジャネンバに戦いを挑む。無邪気に見える為油断する悟空とパイクーハンだがそのパワーに圧倒されてしまう。2人は別れて悟空がジャネンバと戦い、その間にパイクーハンが結界を取り除く事になった。ジャネンバを地獄に誘い出した悟空だったが、ジャネンバの子供のようだが破壊力のある攻撃に手を焼いてしまう。
地球では悟飯達が蘇った悪人達と戦っていた。その中にはかつて悟空に敗れた宇宙の帝王フリーザもいた。悟空への復讐を考えていたが、成長した悟飯を見つけると手下や他の悪人達を引き連れて戦いを挑む。しかし、成長し遥かにパワーアップした悟飯の敵ではなく一撃で倒されてしまった。
今回の騒動をドラゴンボールの願いによって治めてもらおうと考えた悟飯達。神龍に願いを伝えた悟飯だが、問題を解決出来ないという返事を得る。理由は閻魔大王の力が神龍のものを遥かに超えてしまっている為だ。悟飯達は再び復活した悪人退治に向かい、トランクスと悟天は世界征服を企んだ独裁者率いる大戦車団と戦う。
閻魔界ではパイクーハンが結界を外そうとエネルギー弾を打っていた。しかし、効果は全くない。少々イライラした彼は結界に対し罵声を浴びせた。その時、結界の表面が少し剥がれた。もしやと思い悪口を言い続けると、結界は少しずつ剥がれ始めたのだ。
悟空はジャネンバと壮絶な戦いを繰り広げていた。ジャネンバの重い攻撃を受け続けたら負けると感じた悟空はスーパーサイヤ人3に変身。反撃を開始し一気にジャネンバを倒す。ほっとしたのも束の間で、ジャネンバは無邪気な姿と打って変わって戦闘タイプに変身する。優れた格闘センス、テレポート、特殊な剣で徐々に悟空を追い込んで行くジャネンバ。その姿は鬼そのもので残忍さが際立っている。悟空はジャネンバの剣で傷を負い、血の池に落とされてしまう。血の池を刻んでいくジャネンバが悟空にとどめの一撃を浴びせる。
映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』のあらすじ【転】
ジャネンバの刃が迫る中、彼に大量のエネルギー弾を浴びせられる。エネルギー弾を放ち悟空を救ったのは魂だけになって地獄に落ちたはずのベジータだった。閻魔大王が閉じ込められた事によって他の悪人と同じく彼にも肉体が戻ったのだ。ジャネンバに果敢に攻めるベジータ。僅かな交戦でジャネンバのテレポート能力を見破りダメージを与えるなど格闘センスの高さを示す。しかしジャネンバの攻撃を受け大きなダメージを負いながら針の山に投げ込まれてしまう。ベジータを助けた悟空はジャネンバを倒す為に自分とフュージョンする事を提案する。しかしプライドの高いベジータはそれを拒否する。その間ジャネンバからの追撃を浴び、ダメージを受けてしまったベジータはその攻撃を交わせた悟空と自分の力の差を実感し悔しさから涙する。悟空はそんなベジータの姿を見てフュージョンする事を諦めるが、その情けからベジータに火が付く。悟空とフュージョンする事を受け入れたのだ。
悟空からフュージョンポーズを学び、いきなり本番で試す2人。格闘の天才であった2人でもさすがに難しい技で失敗して丸々と太ったベクウという戦士になってしまう。一度合体してしまうと30分経つまで変身が解けない為そのまま戦う事になってしまった。その様子をモニターで見ていた北の界王は心配で仕方がなかった。他の界王達が茶化す中、戦況を見守る。ベクウとジャネンバの戦闘力の差は歴然でベクウに勝ち目はなかった。ところが、相手の動きを読むことに長けていたジャネンバの勝手が変わり、ベクウが意外にも持ち堪えるのだった。
映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジャネンバに追い込まれたベクウは時間稼ぎの為に隠れていた。しかしジャネンバにすぐに見つかり攻撃されてしまう。間一髪の所でフュージョンが解けた悟空とベジータはジャネンバにカウンター攻撃を浴びせて再び融合する為に場所を移動する。もう一度みっともないポーズをすることに抵抗するベジータだが、ジャネンバを倒す為には仕方がないと言われ渋々やることにする。しかし、ここでジャネンバが2人の居所を突き止めてエネルギー弾の雨を降らせてきた。フュージョンの為の時間が欲しい2人の所に閻魔宮の結界を取り除いたパイクーハンが駆け付ける。結界同様に悪口を言ってジャネンバの表面にヒビを入れるパイクーハンだが、油断した隙に手痛い一撃を浴びてしまう。その間に悟空とベジータはフュージョンを成功させ超戦士ゴジータとなった。父親達の強大な気を感じ取ったトランクスと悟天は、それに応える様に自分達もフュージョンし、ゴテンクスとなって大戦車団を粉砕する。
ゴジータは驚異的な圧力でジャネンバをひるますと重い攻撃を展開する。悟空やベジータの攻撃を受けてもほぼダメージのなかったジャネンバが2人の融合したパワーに揺らぐ。徐々にジャネンバを追い込むゴジータ。とどめの一撃となるエネルギー弾を放ち、ジャネンバを見事に倒すのだった。
ジャネンバが敗れ、地球では死人の姿もなくなり、閻魔宮にもあの世を司る力が戻ってきた。変身の解けた悟空とベジータ。2度とフュージョンはごめんだと話すベジータの表情はどこか晴れていた。悟空がまた会おうと話した後、ベジータは静かに再び魂の姿へと戻っていった。
映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』の感想・評価・レビュー
地獄のタンク係の怠けで、ジャネンバが誕生してしまうというなんともドラゴンボールらしいといえばらしい始まり方である。
見所としては、プライドの高いベジータの男泣きや、恐ろしい程あっさりやられるフリーザ、そして当然ゴジータの初お披露目である。
フュージョンはどこかゴテンクスの専売特許的な所があり、大体いつも調子に乗ってやられてしまうのだが、やはり悟空とベジータが合体すると桁が違うのだと感じる。
とはいえ、今となってはスーパーサイヤ人ゴッドなどといった変身がある為、もう二度とやらないのだろうが、、、。(男性 30代)
鳥山明原作による人気少年漫画の劇場版。あの世で起きた異変に立ち向かう孫悟空と復活したべジータが強大な敵に立ち向かう。
ドラゴンボールZで限定すればジャネンバは最強の敵であり、孫悟空一人では太刀打ちできず追い込まれていくところにべジータが現れる展開が熱い。
ジャネンバを倒した後、べジータが笑って消えていく姿はかりそめの復活であったが思い残すことは無く満足そうに去っていくように感じた。(男性 20代)
みんなの感想・レビュー