この記事では、映画『マルコムX』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『マルコムX』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0064719
| 製作年 | 1992年 |
|---|---|
| 上映時間 | 202分 |
| ジャンル | ドラマ |
| 監督 | スパイク・リー |
| キャスト | デンゼル・ワシントン アンジェラ・バセット アル・フリーマン・Ｊｒ アルバート・ホール |
| 製作国 | アメリカ 日本 |
映画『マルコムX』の登場人物（キャスト）
- マルコムX（デンゼル・ワシントン）
- 黒人男性。青年期に刑務所での出会いの影響でイスラム教徒となる。出所後は、公民権運動の指導者として活動する。
- ベティ・シャバズ（アンジェラ・バセット）
- マルコムXの妻。非常に聡明な女性。夫の公民権運動を献身的に支える。マルコムXの死後も公民権運動を続ける。
- ベインズ（アルバート・ホール）
- マルコムXと同様に刑務所に服役している男性。聡明なマルコムXに対して、イスラム教を布教し、彼に大きな影響を与える存在。ベティをマルコムXに紹介する。
- イライジャ・ムハンマド（アル・フリーマン・Jr）
- ネーション・オブ・イスラムの指導者。刑務所に服役中のマルコムXに大きな影響を与えるが、後にマルコムXと対立することになる。
- アーチー（デルロイ・リンドー）
- 白人のように縮れ毛を薬で伸ばし、白人のような服装をしていた黒人ギャングのボス的な存在。地元のボス的な存在。
映画『マルコムX』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『マルコムX』のあらすじ【起】
第二次大戦中のボストン。青年マルコムは、生まれて初めて髪をストレートにするため、理髪店を訪れた。彼は自らのことをレッドと名乗り、友人のショーティと共にナイトクラブへ出かける。そこで出会ったのは、魅惑的な金髪の女性ソフィアであった。マルコムは黒人の恋人がいたにもかかわらず、ソフィアとの関係を深め、一緒に暮らし始める。
ある晩、バーでやくざ者の黒人男性3人と遭遇し、そのリーダーであるアーチーと親しくなる。アーチーは白人のように縮れ毛を薬で伸ばし、白人のような服装をしていた黒人ギャングのボス的な存在であった。マルコムは、彼の下で様々な悪事を覚える。
その後、マルコムはアーチーの影響を受け、違法な活動に手を染め始めた。それだけでは飽き足らず、ソフィアの知り合いの男を脅し、その男が働く富豪の家に泥棒に入る。マルコムは豪邸から金銀財宝を手に入れるが、すぐに親友のショーティと共に捕まってしまう。
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映画『マルコムX』のあらすじ【承】
裁判でマルコムは、実際に犯した空き巣と強盗ではなく、白人女性と性的な関係を持った事で裁かれてしまう。獄中で相も変わらず薬を使い、縮れ毛をまっすぐにしてるマルコム。
刑務所では職員に対して自分の変えずに反抗的な態度を取っていたマルコム。そんなある日、マルコムの意志の強さを感じ取った同じ刑務所の服役者のベインズという男性に声をかけられる。べインズからマルコムは、アッラーの教えと世界の摂理について説かれる。もともと地頭が良かったマルコムは、みるみるうちにイスラム教の考えを習得し、ついにはイスラム教に入信する。そして、ベインズが教えたイスラム教一派の指導者であるイライジャ・ムハンマドに忠誠を誓うようになる。
べインズに教えられたイスラム教の教えをもとにして、徐々にマルコムは黒人解放運動家として目覚めるようになるのであった。
映画『マルコムX』のあらすじ【転】
長い刑期を満了したマルコムは、服役中の心の支えであったネーション・オブ・イスラムのリーダーのイライジャ・ムハンマドに直接会いに行くことを決意する。
温かく迎えてくれた兄弟たちに歓迎され、マルコムはイスラム教を広めるために世間への説教を始める。イライジャ・ムハンマドが広めようとしている考えの根底には黒人が白人よりも優れているという極めて差別的な考えがあった。しかしながら、マルコムは疑うことなく、この考えを世間に知らせていく。
マルコムには自身の父親と同様に演説の才能があり、軽快でボキャブラリーに富んだ彼の演説は黒人の同胞たちの心をつかんでいく。徐々にイライジャの右腕として、各地で公演することになるマルコム。持ち前のカリスマ性からマルコムは、全米の注目を浴びる。そんな時に、ベインズの紹介で非常に聡明で魅力的な女性ベティと恋に落ち、二人は結婚することとなる。
映画『マルコムX』の結末・ラスト（ネタバレ）
ベティとの間には、子供にも恵まれ、順風満帆な人生を送っていたマルコム。
しかし、信者からのショッキングな情報がマルコムの耳に入る。実はイライジャ・ムハンマドが未婚の女性と関係を持ち、子どもを得ていたというものであった。その女性を訪ねて話を聞いたマルコムは、イライジャ・ムハンマドへの不信感を持ってしまう。イスラム教最大の聖地メッカに向かい、原点に戻るマルコム。マルコムはメッカでの巡礼を経験し、視野を広げることになる。
結局、妻ベティの後押しもあり、彼は教団を去る決意をする。帰国後は黒人優位の考えを捨て、他の宗教に対して攻撃的な言動をやめる。しかしながら、教団を脱退したマルコムがテレビなどのメディアに取り上げられることを、教団は許さなかった。教団の手先が彼の講演会に現れ、マルコムは無惨にも射殺されてしまうのであった。
映画『マルコムX』の感想・評価・レビュー
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映画『マルコムX』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『マルコムX』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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