海外ドラマ『私はラブ・リーガル シーズン1』の概要:モデルとしてのキャリアを夢に見る美女、デビー。不慮の事故で一度は命を失ってしまったものの、思慮深くおとなしい弁護士であるジェーンの身体を借りて現世に生き返ってしまう。見た目は肥満体型、職業は弁護士と自分とは今まで関わってきたことのない人生に変わってしまった彼女の運命。様々な葛藤と戦いながら、困っている人を助けることに喜びを感じ始めるジェーンだった。
海外ドラマ『私はラブ・リーガル シーズン1』の作品情報
話数:全13話
ジャンル:ヒューマンドラマ
海外ドラマ『私はラブ・リーガル シーズン1』の登場人物(キャスト)
- ジェーン・ビンガム(ブルック・エリオット)
- 弁護士。ある事件で射殺されてしまい現在、身体の中身はデビー。
- デビー・ドブギンス(ブルック・ドーセイ)
- ジェーンの身体の中に魂を宿している女性。
- ステイシー・バレット(エイプリル・ボールビー)
- デビーの親友。デビーの事情を知る数少ない一人。
- グレイソン・ケント(ジャクソン・ハースト)
- デビーの元交際相手。
- テリー・リー(マーガレット・チョー)
- ジェーンの職場のアシスタント。
- フレッド(ベン・フェルドマン)
- 天国の門番。現在はデビーの見張り役として現世で生活を送る。
海外ドラマ『私はラブ・リーガル シーズン1』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
第1話 地上に落ちた天使
カリフォルニア州ロサンゼルス。派手なドレスに身を包んだデビー(ブルック・ドーセイ)は交際相手であるグレイソン(ジャクソン・ハースト)と気持ちの良い朝を迎えていた。彼女はオーディションに対し緊張している。グレイソンはそんな彼女の心情を察し、勇気づける。わがままな彼女と、彼女に尽くす彼は理想のカップル像だ。
所かわり、ある法律事務所。貧相な服装に肥満体型、デビーとは反対側の世界に住むような弁護士ジェーン(ブルック・エリオット)は、根っからの真面目人間で思慮深く有能な人材であった。しかし、突然事務所に銃を持った男が押し入ると、ジェーンはなんとも呆気なく射殺されてしまうのだった。
時を同じくして、デビーは彼女自身の傍若無人な態度を物語るような不注意極まりない危険運転が原因で事故死してしまう。
デビーが意識を取り戻すと、先ほどのドレスに代わり白いバスローブに身を包んでおり、白で統一された建物の中でエスカレーターに乗っていた。そこに天国の門番フレッド(ベン・フェルドマン)が現れると、彼女が天国に行くか地獄に堕ちるかをパソコンのデータベースを元に彼女の人生を精査するという。フレッドが導き出した結論によると彼女は善人でもなければ悪人でもない、空っぽの人生だとのことだった。フレッドに反感を覚えたデビーは彼の抑止を振り切り、現世に戻るボタンを勝手に押してしまう。
現世ではジェーンの救命措置が懸命に行われていた。しかし、彼女は瀕死の状態であったのにもかかわらず息を吹き返す。デビーの魂が空席になったジェーンの肉体に入ってしまったのだ。現実を受け入れられないデビーはジェーンの身体と優秀な頭脳を手に入れたことをフレッドから知らされる。
すぐに病院を抜け出し日常生活に戻ろうとするデビーだったが、身体が違うので今まで通りにはなかなかいかない。そこでジェーンの事務所に訪れてみると、ジェーンが受け持っていた訴訟の裁判を引き継ぐことになってしまう。
ジェーンの頭脳を手に入れたデビーは裁判でも勝訴。新しい可能性と過去の人生への未練の狭間で揺れ動くのだった。
第2話 見た目は重要?
デビーは未だにジェーンのルックスに不満を持っていた。新しい身体に加えて新しい人生にもまだ慣れない彼女は遅刻癖や勤務態度をアシスタントであるテリー(マーガレット・チョー)に注意を受ける。
今回の彼らの依頼者は肥満体型が原因で仕事を解雇されてしまったルーシー。ジェーンと似た体型を持つルーシーを見て、意図的に割り当てられた采配だと勘ぐるジェーンだったが、実は彼女が自ら亡くなる前に頼み込んで割り当ててもらった訴訟だと知る。周りから太った体型が理由で差別を受けることに怒りを覚えたジェーンは今回の訴訟にやる気を燃やすのだった。
日常生活でも見た目が原因の差別を感じ始めたジェーンは、物思いに耽り、過去のデビーとしての人生を振り返る。自然と溢れる悲しい笑みはジェーンの身体ではなく、デビーの身体でデビーとしての人生を取り戻したいという感情に変わっていくのだった。彼女はそんな不満の暴走をコントロール出来ずに、ついには親友であるステイシー(エイプリル・ボールビー)とも大喧嘩になってしまう。
その夜、ジェーンはフレッドに自分の在り方について本音を吐露する。彼女はデビーのままでいたいが、彼女の中にいるジェーンも大切にしてあげたいという矛盾の中で葛藤していたのである。
翌朝、ジェーンは心を入れ替え定時通りに出社。さらにはステイシーとも関係を修復。
裁判でも自分の見た目を受け入れたジェーンは人種等の社会的差別に加えて、体型や容姿が理由で差別を受ける社会は許されるべきではないと陪審員に伝え、勝訴するのであった。
第3話 バカンスの夢は彼方に
ジェーンも弁護士としての生活に慣れ始めた頃、彼女は不思議な悪夢にうなされるようになっていた。その夢とは、デビーの身体でテレビ番組のアシスタントとして拍手喝采を浴び、後方に設置されたカーテンを華やかに開けるのだが、カーテンの先に何があるのかが見えないというものだった。
ジェーンから相談を受けたステイシーは、休養が必要なだけだと伝え、ドライブに出かけるように説得しジェーンも賛同するのであった。その日は給料日。ドライブの資金のために給料を受け取りに出社したところを、以前ジェーンが担当していた案件が再審になったと聞かされる。
再審の概要は運送業の過労が原因で夫を失ってしまった妻が起こした訴訟の結果に納得のいかない会社側が求めたものだった。最初はジェーンに圧倒的に有利な局面だと思われたが、彼女は一連の証言を耳にすると号泣。裁判長には、感情を表に出し陪審員に情を訴えるような行為は慎むようにと注意を受けてしまう。しかし、二度目の尋問でも怒りの感情を抑えられなかった彼女は法廷の秩序を乱したとして牢屋に入れられてしまう。
ジェーンの様子が今までと違うことを気にかけた裁判長は彼女の元へと面会に訪れる。そして、何かがあったのなら周囲に助けを求めるように助言する。まさにその助言に助けられたかのように彼女は、グレイソンやステイシーの力を借り、またしても勝訴を勝ち取るのであった。
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