
結論から言うと、『悪魔祓い株式会社』は怖さよりも割り切りが勝つアクションホラーです。
私が実際に観て感じた「つまらない」と言われる理由と、物理除霊の是非をネタバレ考察で解説します。
まず結論|この映画はホラーを期待するとズレる
『悪魔祓い株式会社』を観て、
最初に思ったのはこれでした。
これは悪魔祓い映画というより、マ・ドンソク映画である。
恐怖演出や宗教的な重みを求めると、
正直かなり肩透かしを食らいます。
しかし逆に、
マ・ドンソクの存在感を楽しむ映画
として割り切ると、見え方は変わります。
あらすじ解説(ネタバレなし)|拳で悪魔を祓う会社
舞台は、悪魔憑き事件が多発する現代社会。
表向きは普通の企業に見える
「悪魔祓い株式会社」は、
裏で除霊ビジネスを請け負っています。
その方法は、
祈りでも聖水でもなく――
圧倒的な暴力(=物理)
悪魔が憑いた相手ごと殴る。
この一点突破の設定が、
本作の評価を大きく分けています。
ネタバレ考察|物理除霊はアリだったのか
※ここから先はネタバレを含みます。
なぜ怖くならないのか
ホラーとして弱く感じる最大の理由は、
最初から“勝てる前提”で物語が進む
点にあります。
マ・ドンソク演じる主人公は、
常に圧倒的に強い。
そのため、
- 悪魔の脅威
- 取り憑かれる恐怖
が、物語の駆動力になりません。
恐怖より安心感が勝ってしまう
――これが、ホラーとして物足りない理由です。
それでも成立している理由
一方で、
アクション映画として見ると話は別です。
殴る理由が明確。
敵も分かりやすい。
勝敗もはっきりしている。
この単純さが、娯楽映画としてのテンポを生んでいる
のは事実です。
ストーリーが浅く感じる原因
物語では、
悪魔の正体や世界観の掘り下げは最小限に留められています。
- 宗教的背景の説明が少ない
- 悪魔のルールが曖昧
- キャラクターの葛藤が浅い
これは欠点でもあり、
同時に制作側の割り切りでもあります。
「考えさせる映画」ではなく「勢いで観る映画」
として作られているのです。
マ・ドンソク主演作としての完成度
本作を成立させている最大の要因は、
言うまでもなくマ・ドンソクです。
彼が殴るだけで、説明が不要になる
これは強みでもあり、
シリーズ化を考えると弱点にもなります。
なぜなら、
主人公が弱る展開を作りにくいからです。
「悪魔祓い株式会社」がつまらないと感じる人の共通点
- 本格ホラーを期待している人
- 悪魔祓い=宗教的恐怖を求める人
- ストーリー重視の人
これらに当てはまる場合、
評価は厳しくなりがちです。
逆に、楽しめる人はこんなタイプ
- マ・ドンソクの暴力美学が好き
- 深く考えずに観られる映画を求めている
- アクション×ホラーの変化球が好き
ジャンルを勘違いしなければ、一定の満足感は得られる
作品だと思います。
まとめ|これは“除霊映画”ではなく“暴力のファンタジー”
『悪魔祓い株式会社』は、
ネタバレ考察や解説を踏まえても、
ホラーの名作とは言えません。
しかし、
「悪魔も殴れば黙る」という発想を貫いた潔さ
は、確かにあります。
怖がりたい人には不向き。
スカッとしたい人にはアリ。
この割り切りができるかどうかで、
評価が真っ二つに分かれる一本です。
ぜひあなたの感想も、コメント欄で教えてください。
この“物理除霊”、アリでしたか?ナシでしたか?






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