
結論から言うと、「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」は派手さはないものの、人生経験を重ねた人ほど深く刺さる映画です。
私自身、MIHOシネマ編集部の映画専門ライターとして、2025年12月19日に日本で本作を鑑賞しましたが、観終わったあとに残ったのは「これは物語というより、自分の過去を見つめ直す時間だった」という感覚でした。
本作は、偶然出会った男女が“過去の重要な瞬間”を追体験することで、自分自身と向き合っていく物語です。
この記事では、「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」をネタバレありで整理し、感想・レビューを通して評価が分かれる理由を掘り下げていきます。
「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」はどんな映画?結論:人生を振り返るためのロードムービー
本作の原題は「A Big Bold Beautiful Journey」。
監督はコゴナダ、主演はコリン・ファレルとマーゴット・ロビーです。
物語は、共通の友人の結婚式で出会った二人の男女が、不思議な“旅”に導かれるところから始まります。
その旅では、彼らがこれまでの人生で経験してきた、重要な過去の出来事を追体験することになります。
私が最初に感じたのは、
SF的な設定はあくまで装置で、本質は人間ドラマにある
という点でした。
次では、ネタバレを含めて物語の流れを整理します。
【ネタバレあり】「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」のあらすじ
※ここから先はネタバレを含みます。
結婚式で出会ったデヴィッドとサラ
主人公のデヴィッドとサラは、互いにどこか心に距離を抱えた大人です。
結婚式という祝福の場で出会いながらも、二人は簡単に打ち解けることができません。
そんな中、デヴィッドのレンタカーのナビが示した行き先をきっかけに、二人は不思議なドライブへと出発します。
“扉”の先にある過去の記憶
旅の途中、二人は次々と現れる“扉”を通り、
・幼少期
・家族との関係
・後悔の残る選択
といった人生の分岐点となった瞬間を追体験していきます。
重要なのは、過去を変えることそのものではなく、
「なぜその選択をしたのか」
を見つめ直す点にあります。
なぜ「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」は評価が割れるのか?
理由①:テンポより“会話”を重視した構成
IMDbのユーザーレビューでも多く見られるのが、
「静か」「会話が多い」
という評価です。
本作はロードムービーでありながら、
ドラマの中心は二人の対話と沈黙
にあります。
そのため、展開の速さを求める人には退屈に感じられる可能性があります。
理由②:現実と幻想の境界が曖昧
物語が進むにつれ、
「これは本当に起きている出来事なのか?」
という疑問が浮かび上がります。
この曖昧さについて、
「分かりにくい」「説明不足」
と感じる人もいれば、
「余白が心地よい」
と評価する人もおり、ここが大きな分岐点になっています。
実際に観た感想レビュー(MIHOシネマ編集部)
私自身の感想としては、「今の自分の人生と向き合わされる映画」でした。
特に印象的だったのは、
・デヴィッドとサラが抱える“後悔”の質感
・説明しすぎない演出
・ラストに向けての静かな感情の変化
です。
観る人の年齢や経験によって、刺さるポイントが大きく変わる
作品だと感じました。
「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」はこんな人におすすめ
- 大人向けの恋愛映画が好きな人
- 人生や選択を振り返る物語に惹かれる人
- 静かなSFやファンタジーが好きな人
「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」をおすすめしない人
- 明確なルール説明を求める人
- テンポの良い娯楽作を期待している人
- 分かりやすい起承転結を重視する人
「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」が良かった人におすすめの映画3選
エターナル・サンシャイン
この映画を一言で表すと?
記憶と恋愛を巡る切ないSFロマンス。
どんな話?
失われた恋と記憶をテーマに、人の感情の脆さと美しさを描きます。
ここがおすすめ!
現実と幻想が溶け合う感覚が共通しています。
ビフォア・サンライズ 恋人までの距離
この映画を一言で表すと?
会話だけで心を掴む恋愛映画。
どんな話?
一夜限りの出会いを通して、男女の心の距離を描きます。
ここがおすすめ!
対話の積み重ねを楽しめる人に最適です。
her/世界でひとつの彼女
この映画を一言で表すと?
孤独と愛を描いた静かなSF。
どんな話?
人工知能との関係を通して、人が誰かを求める理由を描きます。
ここがおすすめ!
内面描写を重視する人に刺さります。
まとめ:この旅は、過去ではなく“今”に戻るための物語
「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」は、
過去をやり直す映画ではなく、過去を受け入れる映画
です。
だからこそ、静かで、優しく、そして少し痛い。
あなたはこの旅をどう受け取りましたか?
ぜひコメント欄で、あなたの感想も教えてください。






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