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なぜ「ロストランズ 闇を狩る者」は賛否が極端に分かれる?ネタバレあり感想レビュー

結論から言うと、「ロストランズ 闇を狩る者」は世界観とビジュアルに全振りした結果、好みが真っ二つに割れる映画です。
MIHOシネマ編集部の映画専門ライターとして、2026年1月1日に日本で本作を鑑賞しましたが、鑑賞後に真っ先に浮かんだのは「これは物語を楽しむ映画というより、雰囲気を浴びる映画だ」という感想でした。

原作はジョージ・R・R・マーティンの短編。
しかし映画版は、原作の寓話性を大胆に拡張し、ダークファンタジーとして再構築されています。
本記事では、「ロストランズ 闇を狩る者」をネタバレありで整理しつつ、感想・レビューを通して評価が割れる理由を掘り下げていきます。

「ロストランズ 闇を狩る者」はどんな映画?結論:寓話をビジュアル重視で映像化した作品

「ロストランズ 闇を狩る者」(原題:In the Lost Lands)は、
ポール・W・S・アンダーソン監督によるダークファンタジー映画です。

物語の中心となるのは、
恐れられる魔女グレイ・アリスと、放浪者ボイス
女王の命を受けたグレイ・アリスは、「変身の力」を探すため、危険な荒野〈ロストランズ〉へ向かいます 。

主演はミラ・ジョヴォヴィッチとデイヴ・バウティスタ。
私がまず感じたのは、物語説明よりも映像と雰囲気を優先した構成だという点でした。

次では、ネタバレを含めて物語を整理します。

【ネタバレあり】「ロストランズ 闇を狩る者」のあらすじ

※ここから先はネタバレを含みます。

女王の依頼と“禁断の力”

物語は、女王が望む「人ならざる存在へ変わる力」を巡って動き出します。
その力を得るため、魔女グレイ・アリスは、誰も近づかない死の荒野ロストランズへと足を踏み入れます。

彼女の案内役となるのが、過去を背負った放浪者ボイスです。

ロストランズで明かされる代償

旅の中で明らかになるのは、
「願いには必ず代償が伴う」
という本作の根幹テーマです。

ロストランズに生きる怪物、人ならざる者たちとの対峙を通して、
力を望むこと自体が破滅への道
であることが徐々に浮かび上がってきます。

なぜ「ロストランズ 闇を狩る者」は評価が割れるのか?

理由①:映像重視で物語説明が極端に少ない

IMDbユーザーレビューで特に多いのが、
「映像は美しいが、話が分かりにくい」
という声です 。

本作は、
世界観や設定をセリフで丁寧に説明しない
作りになっています。

そのため、想像力を働かせる余白を楽しめない人には、退屈に感じやすい構造です。

理由②:キャラクターの感情描写が抑制的

グレイ・アリスもボイスも、感情を大きく表に出すタイプではありません。
この抑制された演技について、
「感情移入しづらい」
という評価が目立ちます。

一方で、寓話的世界観として評価する声もあり、ここが好みの分かれ目になっています。

実際に観た感想レビュー(MIHOシネマ編集部)

正直な感想として、「物語に没頭する映画ではない」と感じました。
しかし、
荒廃した世界観、色彩設計、構図の美しさ
には強く惹きつけられました。

特に印象に残ったのは、
・灰色と赤を基調にしたビジュアル
・ミラ・ジョヴォヴィッチの存在感
・結末に残る虚無感

です。

「意味」を求めすぎると苦しくなりますが、雰囲気を受け取る姿勢で観ると印象は大きく変わる作品だと思います。

「ロストランズ 闇を狩る者」はこんな人におすすめ

  • ダークファンタジーの世界観が好きな人
  • 映像美を重視して映画を観る人
  • 寓話的・象徴的な物語が好きな人

「ロストランズ 闇を狩る者」をおすすめしない人

  • 分かりやすいストーリー展開を求める人
  • テンポの良い娯楽映画を期待している人
  • 感情移入重視で映画を観たい人

「ロストランズ 闇を狩る者」が良かった人におすすめの映画3選

パンズ・ラビリンス

この映画を一言で表すと?

残酷さと幻想が交差するダークファンタジー。

どんな話?

現実の暴力と幻想世界を重ね合わせ、少女の内面を描きます。

ここがおすすめ!

寓話的世界観が共通しています。

ウィッチ

この映画を一言で表すと?

信仰と恐怖を描いた静かなホラー。

どんな話?

閉ざされた共同体で起きる疑念と崩壊を描きます。

ここがおすすめ!

説明を排した不穏さが似ています。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

この映画を一言で表すと?

世界観とビジュアルで語るアクション映画。

どんな話?

荒廃した世界での逃走劇を、圧倒的映像で描きます。

ここがおすすめ!

物語より体験を重視する点が共通しています。

まとめ:「ロストランズ 闇を狩る者」は“理解する映画”ではない

「ロストランズ 闇を狩る者」は、
物語を追う映画ではなく、世界に身を委ねる映画
です。

だからこそ、刺さる人と刺さらない人がはっきり分かれます。
あなたはこの荒野をどう旅しましたか?
ぜひコメント欄で、あなたの感想も教えてください。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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